懲役11年の吉林省の劉慶さん 刑務所で迫害され危篤
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 【明慧日本2020年10月20日】吉林省扶余市の法輪功学習者・劉慶さんは2019年8月15日、現地の警官らにより連行されて留置場に送り込まれた。そこで酷く殴打されて負傷してしまい、自立生活ができなくなったにもかかわらず、わずか12日後、懲役11年の実刑判決を言い渡された。同年9月23日、劉さんは吉林省第二刑務所に収監され、現在、命の危険に晒されている。

 2019年10月9日、劉さんの家族は突然、刑務所から「劉慶は重篤で入院中」という電話を受けた。翌日、家族は病院に駆けつけた。医師の話によると、劉さんは脳血管疾患でいつでも命を失う可能性があるという。

 劉さんは留置場に送り込まれた翌日、留置場の所長と趙という警官に酷く殴打され、腰と肋骨に重症を負い、自分で歩くことが出来ない状態となり、腰を真っすぐ伸ばせなくなり、自立生活ができなくなった。それ以来、病状の好転の兆しはなかった。

 劉さんは家族の大黒柱であり、娘は高校に入ったばかりで、毎日お金が必要だった。劉さんへの迫害は、家族に経済的なダメージだけではなく、精神的にも大きなダメージを与えた。

 今回の案件は2015年の件に関わっているという。2015年7月16日夜、扶余市の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官ら十数人がいきなり劉さん宅の塀を乗り越えて、劉さんを連行した。劉さんの娘は警官らの野蛮な行為を目にして、あまりの恐怖に痙攣を起こして意識不明になり、病院に運ばれた。劉さんは留置場に入れられて11日間迫害を受けて衰弱し、生命の危険に晒されたため解放された。その後、常に警官らの嫌がらせを受けたため、劉さんは家を出て放浪生活を余儀なくされた。

 2019年8月27日、扶余市裁判所は劉さんに対して開廷したが、家族に知らせなかった。劉さんが懲役11年の実刑判決を下されたことを家族は友人から知った。

 同年9月27日、家族は刑務所へ劉さんの面会に行ったが、娘だけが刑務所側に許された。「パパは体が衰弱して血の気がなく、歩行時は支える人が必要で、腰が曲がっていた」と娘は家族に伝えた。劉さんは娘に「2回にわたって病院に運ばれて救急手当を受けた」と話していた。

 2019年10月17日、家族は2回目に刑務所へ行った。劉さんは前回より健康状況が一層悪化していた。劉さんの話によると、留置場で殴打されて負傷した後、腰と肋骨がずっと痛かったという。警官に連れられて病院へ診察に行ったが、胃の検診だけで、怪我の部位の診察はしてもらえなかったという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/10/13/413726.html)
 
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