2020年9月、55人の法輪功学習者に不当判決
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 【明慧日本2020年10月21日】(中国=明慧記者)明慧ネットの統計資料によると、2020年9月の時点で、少なくとも55人の法輪功学習者(以下、学習者)が不当に判決を受け、69人が不当に開廷された。14人が逮捕状を出され、80人が裁判所や検察庁に提訴された。また9月、65歳以上の学習者10人に実刑判決が言い渡された。学習者に対する裁判での罰金額は23万6000元(約373万円)に達した。弁護士は21回にも及ぶ、学習者の無罪弁護を行ったという。

图1:2020年1~9月大陆法轮功学员遭批捕、构陷、庭审、判刑迫害人数统计

図1、2020年1~9月に逮捕状、提訴、裁判、判決を受けた学習者の延べ人数統計表

 9月28日午前9時、吉林省四平市の梨樹県裁判所は長春市の学習者16人に対して、不当に開廷した。法廷で裁判所は急きょ裁判長を代えたり、弁護士及び家族の弁護の権利を奪ったり、当事者が自ら弁護することを許さなかったり、家族の傍聴を制限したりした。このいわゆる16人の案件は中国共産党(以下、中共)の中央政法委の監督の下で裁判を行っていたが、その過程で法律を守らず、冤罪を作った。

图2:2020年1~9月法轮功学员遭中共非法判刑人数按刑期分布

図2、2020年1~9月、実刑判決を受けた学習者の刑期の期間別人数の分布図

表1、2020年9月、実刑判決を受けた学習者の刑期とその人数の統計表

刑期 人数
1年以下 2
1~2年 8
2~3年 12
3~4年 19
4~5年 7
5年 1
7年 2
8年 2
9年 1
刑期不明 1
2020年9月 計55人の学習者が不当な判決を宣告された

 

图3:2020年1~9月大陆各地法轮功学员遭非法判刑人数统计
図3、2020年1~9月、中国各地で判決を下された学習者の延べ人数の統計表

 

表2、2020年1~9月 不当な判決を受けた法輪功学習者の地域別分布表
区域 人数
遼寧省 42
山東省 33
吉林省 32
四川省 24
天津市 22
河北省 21
河南省 19
雲南省 14
湖北省 12
上海市 12
黒竜江省 11
湖南省 10
広東省 9
江蘇省 9
浙江省 8
江西省 7
陝西省 7
重慶市 7
北京市 6
安徽省 6
福建省 3
寧夏 3
山西省 3
貴州省 2
内モンゴル 2
カナダ籍 1
2020年1~9月 計325人の学習者が不当な判決を宣告された

 (データ収集期間:2020年9月1日~2020年10月5日) 

 2020年1~9月、中共当局が司法関係部門を操り、学習者325人に対して不当な判決を言い渡した。そのうち、1月に47人、2月に19人、3月に20人、4月に20人、5月に22人、6月に41人、7月に49人、8月に52人、9月に55人が月別人数である。

 2020年1~9月、中共当局の裁判所は学習者367人に対して不当に開廷した。1月に61人、2月に1人、3月に5人、4月に13人、5月に22人、6月に37人、7月に71人、8月に88人、9月に69人が月別人数である。

 一、2020年9月、55人の学習者が不当な判決を受けた

 不当に判決を受けた人数の多い省と直轄市は順に、遼寧省で12人、山東省で10人、四川省で10人、北京市で4人、黒竜江省で4人、吉林市で4人、河北省で2人、雲南省で2人、浙江省で2人である。

 不当に判決を受けた人数の多い都市は順に、徳州市で5人、本渓市で4人、成都市で4人、ハルビン市で3人、吉林市で3人、丹東市で3人、綿陽市で3人、撫順市で2人、イ坊市で2人、楚雄市で2人、寧波市で2人である。

 1、遼寧省の鄧玉林さんたち学習者4人が判決を下される

 遼寧省本渓市の学習者・鄧玉林さん、張鵬柱さん、張莉敏さん、楊麗威さんは2020年9月4日、当局の裁判所に実刑判決を言い渡された。鄧さんは懲役4年と罰金2万元、楊さんは懲役4年と罰金2万元、張莉敏さんは懲役3年6カ月と罰金1万5000元、張鵬柱さんは懲役3年2カ月と罰金1万元の判決を宣告された。

'邓玉林(右一)、滕红涛和儿子邓忠博一家人'

鄧さん(右)一家

 2019年5月23日、鄧さん、張莉敏さん、張鵬柱さん、楊さん、胡林さんの5人が人々に法輪功迫害の実態を伝えるため、桓仁県へ行って法輪功の資料を配った。そのため、本渓市の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)、桓仁県国保、普楽堡派出所の警官二十数人によって、連行された。

 2、山東省徳州市慶雲県の学習者5人が懲役2~8年の実刑を宣告される

 2020年9月10日、夏津県裁判所は趙俊香さんに懲役8年、杜全村さんに4年、王淑娟さんに3年、於炳蘭さんに2年、張連雲さんに2年の実刑判決を言い渡した。

 2020年1月15日午前、夏津県裁判所の裁判官は慶雲県裁判所で趙俊香さん、王淑娟さん、杜全村さん、段桂霞さん、於炳蘭さん、張連雲さんの6人に対して、不当に開廷し、学習者1人に家族2人しか傍聴を許さなかった。

 唐弁護士と王弁護士は法廷で、法律に基づき、裁判官の『刑法』第三百条の濫用について指摘した。

 唐弁護士は「私の担当の趙俊香さんは60代の女性です。彼女が法律のどの条項、どの行政法規を犯したのですか? 中華人民共和国公安部(通知)【2007】39号と【2005】39号で十四種類の邪法を明確にしていますが、法輪功は含まれていません。つまり、法輪功は邪教ではありません。『国務院公報』2011年第二十八刊行に『国務院新聞出版署第五十号通達』が掲載されました。この通達によると、法輪功書籍が解禁され、合法的な出版物に属することとなっています」と述べた。

 唐弁護士は「私たちの情報は全て百度(バイドゥ)のサイトから得ています」と話し、公訴人は返す言葉がなかった。

 杜さんの担当弁護士の王さんは「最高検察庁と最高裁判所の司法解釈と『憲法』第三十六条に従うと、信仰は無罪です」と言った。王弁護士はまた、「自白した者は寛大に扱い、反抗する者は厳重に処分するというのは法律ではありません。法輪功を学ぶ人たちが法輪功を学んで心身ともに健康になり、道徳を向上し、犯罪行為がないので、何を自白するというのですか? ですから、私はここで被告人の杜全村さんの刑事拘禁の解除を要求します。無条件に釈放してください」と訴えた。王淑娟さんも「法輪功を学ぶことは無罪であり、直ちに釈放してください」と、自らの解放を求めた。

 しかし、夏津県裁判所は最終的に、5人の学習者に実刑判決を言い渡したという。

 3、四川省成都市の76歳の学習者が判決を宣告される

 成都市新都区大豊鎮の学習者・陳揖鑫さん(76)、鄭天瓊さん(76)夫婦は2020年9月24日、ともに新都裁判所に懲役1年6カ月の判決を言い渡され、「控訴期間は10日間だ」と告げられた。

 2019年7月10日午後、成都市公安局の国保及び各分局の国保、派出所の警官は一斉に出動し、市内の学習者の家に押し入り、学習者たちを連行したり、家宅捜索したりして、学習者の家を訪ねていた友人まで連行した。

 当日の午後3時半ごろ、陳さん夫婦は成都市国保の警官に連行され家宅捜索もされ、私物を押収された。その後、警官は陳さんの案件を新都区検察庁に渡したが、検察庁は「証拠」不足として、案件を差し戻した。しかし、国保は陳さんを解放せず、新たな「証拠」を補ったという。

 4、ハルビン市の優秀職員・宛芳さんは懲役4年の判決を受け、臨終の母と会えず

 ハルビン鉄道運輸裁判所はオンライン裁判の形で、2020年9月9日に学習者の宛芳さんに対して不当に開廷した。家族は、宛さんのために雇った弁護士は法廷で法律に基づき、宛さんの無罪を主張したが、宛さんは4年の刑に処せられた。

 宛さんの80歳の母親は、娘が不当に扱われたことが分かって、悲しみと苦しみでいっぱいだった。そのうえ、宛さんと同じ優秀な姉も法輪功の修煉を堅持しているため、公職から早い時期に解雇された。ずっと迫害されているため、家に戻ることもできないし、宛さんの母親は苦痛や圧力などを訴える場もなかった。そして、宛さんの母親は2020年3月に、悲しみと無念の思いのままこの世を離れ、2人の娘にも会えなかった。

 宛さんは、1971年生まれ、ハルビン市香坊区税務署の税務会館の優秀な職員である。法輪功を学ぶ前、宛さんは心臓病や関節リウマチなどの重い病気にかかったため、長い間悲しみ落ち込んでいた。病気のため、若い頃から夏の暑い日でも長袖の服と長ズボンを着なければならず、家の窓も一年中ずっと閉じたままで、部屋中に漢方の匂いが充満していた。仕事を頑張っているものの、1年のうち、半年以上の病気休暇を取らなければならなかった。

 しかし、宛さんは法輪功を修煉してから、健康面で劇的に改善した。20年来ずっと一生懸命に働いてきた宛さんは法輪功を学んでいるので、納税者の礼金など一切受け取らないし、贈答品など一切受け取らなかった。毎回業務量の統計時期になると、宛さんはいつも一番だった。公平で誠実で、思いやりのあるサービスを提供している宛さんは、納税者から称賛され、納税者の中には宛さんに横断幕を送って感謝を表した人もいた。

 5、四川省成都市大邑県の元音楽教師・余紹萍さんは実刑判決を下される

 成都市大邑県の小学校の元教師である学習者・余紹萍さん(60代女性)は9月11日、大邑県裁判所により懲役4年の実刑判決を言い渡され、罰金5000元を科された。法廷で北京の弁護士は法律に基づき、余さんの無罪を答弁した。公訴人はそれに対し、反論しなかった。

 余さんは優秀な音楽の教師だった。小さい頃から身体が弱く、急性肝炎、肝臓と胃の膨張と痛み、長期消化不良、下痢、頭痛、めまい、ふらつき、手足に力が入らない、不眠症、神経衰弱症、内分泌疾患などの症状があり、悲惨な人生を送っていた。しかし、1996年3月に法輪功を学び始め、しばらくしてすべての症状が消えた。元気になったため、1999年5月、余さんが指導した合唱チームが成都市の大会で一等賞を取り、大きな栄誉を得た。

 中共が法輪功迫害を開始してから、余さん一家はいつも嫌がらせ、脅迫、家宅捜索、拘禁、判決などの迫害を受けた。余さんはかつて、四川省新津洗脳班に3年以上拘禁され、成都女子刑務所に3年拘禁され、残酷な迫害を受けた。年金の支給も停止されたことがある。

 余さんの夫も学習者で、長い間中共による迫害を受けており、2回にわたって判決を下され、刑務所で警官らにひどく殴打されて意識不明になったことがあり、転向を強要され洗脳された。理不尽な迫害を受けた挙句、高血圧になり、脳血栓を患い、左足、左手が動かなくなり、自立生活もできなくなった。

 二、9月に69人が不当に裁判を受けた

 明慧ネットの統計によると、2020年9月、裁判所は学習者69人に対して、不当に裁判を行った。

 裁判を受けた人数の多い省と直轄市は順に、吉林省で16人、四川省で12人、北京市で9人、河北省で7人、遼寧省で6人、湖北省で5人、山東省で5人である。

 裁判を受けた人数の多い都市は順に、長春市で16人、瀘州市で6人、荊州市で5人、石家庄で3人、張家口で3人、済南市で3人である。

 1、長春市の学習者16人に不当な裁判

 長春地区の学習者16人は2019年8月15日、四平市梨樹県公安局に連行された。2020年9月28日午前9時、梨樹県裁判所は16人の学習者に対して不当に裁判を行った。法廷で急きょ裁判長を変えたり、弁護士と親戚や家族の弁護の権利を奪ったり、家族の傍聴も制限した。中央政法委員会(治安・司法などを統括する機関)の監督のもと、16人の案件の裁判を4時間で早々に終わらせた。

 16人の学習者は、孟祥岐さん、孟凡軍さん(孟祥岐さんの父)、付貴華さん(孟祥岐さんの義母)、於健莉さん(付貴華さんの長女)、王東吉さん(於健莉さんの夫)、王克明さん(於健莉さんの義父)、王鳳芝さん(於健莉さんの義母)、韓建平さん、崔桂賢さん、劉冬英さん、江涛さん、譚秋成さん、候紅慶さん、張紹平さん、李長坤さん、周麗萍さんである。

 2、河北省唐山市の王愛弟さんに2回の不当な裁判

 河北省唐山市豊潤区の学習者・王愛弟さん(女性)は、2020年8月11日と9月21日の2回にわたって、遵化裁判所で不当に裁判を受けた。法廷で弁護士は王さんの無罪を訴え、「法輪功学習者を被告席に立たせるのは中国の恥です」と指摘した。

 王さんの家族が傍聴した。裁判の前、王さんの息子は母親に親指を立てて、励ました。警官が階段で母親を押している行為を見た息子は裁判後、その警官にわけを聞くと、警官は王さんの転倒を防ぐためだと言い訳をした。

 開廷前、裁判所側が弁護士を指定したが、家族は拒否した。

 3、石家庄の学習者3人に不当な裁判

 河北省石家庄鹿泉区の学習者・張雲さん(64)、馬素瑞さん、陳鮮花さん(60代)は一緒に法輪功の書籍を読んでいたところ、連行された。そして、2020年9月9日午前、3人は不当に開廷された。馬さんの代理弁護士は法廷でさまざまな角度から分析し、馬さんの無罪を答弁し、その場にいる家族も感動した。

 張さんと陳さんの弁護士は橋西裁判所が指定した2人である。弁護士は留置場に張さんと面会したとき、張さんは「無罪の弁護をしてくれるのだったら、代理をお願いします」と話した。法廷でその弁護士は「法輪功は邪法ではありません」と、張さんの無罪を主張した。

 張さんは鹿泉刑務所の警官だった。しかし、法輪功迫害を開始してから、張さんは10年近く拘禁され、労働教養処分を三回受け、洗脳班に三回拘禁され、懲役3年6カ月の実刑判決を受けたことがある。心身ともに残酷な迫害を加えられた。

 馬さんは労働教養処分を一回受けたことがあり、実刑判決3年を言い渡されたことがある。

 陳さんはかつて、鹿泉区城関派出所に2万5,000元(約40万円)の現金を強請り取られた。

 陳さんは車いすで法廷に入った。張さんと馬さんが石家庄第二留置場に1年余り拘禁され、中共ウイルス(武漢肺炎)で留置場が閉鎖していたため、迫害を受けた詳細は知られていない。

 4、河北省の楊建録さんに不当な裁判

 河北省張家口市宣化区裁判所は2020年9月4日9時、第十一番法廷で学習者・楊建録さんに対して、不当な裁判を開いた。楊さんの家族4人は傍聴ができたが、他の人は法廷に入れなかった。法廷で検察官は訴状を読み上げた。楊さんは自己弁護をし、「私は所持したすべてのものは法律に違反していません」と述べた。

 楊さんの娘は父に無罪の弁護をし、「父は法輪功を学んでから家庭が穏やかになりました。道徳が低下した現在、父は私たちに良い人になるよう教育してきました」と話した。

 楊さんの弁護士は法律、道徳、良知など、各方面から法輪功を学ぶことは罪にならないと答弁し、公安局の警官は楊さんの家を家宅捜索したとき、法律的な令状を持っていなかったこと、証人がいないことなどの違法行為を指摘した。

 弁護士はまた、「私たちは半坡街村の住民です。楊さんが拘束されたことを聞き、とても驚きました。私たちと周りの村の住民は皆、楊さんは法輪功を学んで良い人になろうとしていることを知っています。楊さんはよく私たちが困難にあったとき、助けてくれました。私たちは、良い人になることは間違っていないと分かっています。楊さんはすでに8カ月間拘禁されています。早く楊さんを解放してください。一家の団欒をさせてください」と、楊さんの村人415人がサインや拇印した、楊さんの解放を求める書面申し立てを読み上げた。

 裁判は4時間にわたって行われたが、2回目の休廷の時間に、検察官が法廷を去って行った。それで、裁判が続けられなくなり、早々に終わらせたという。

 三、9月に学習者14人が逮捕令状を発付され、80人が検察庁に起訴された

 明慧ネットの統計によると、2020年9月、中共当局が学習者14人に対して逮捕令状を発付し、80人が裁判所や検察庁に冤罪を着せられた。

 起訴された人数の多い省と直轄市は順番に、河北省で25人、遼寧省で9人、吉林省で8人、湖北省で8人、広東省で6人、黒竜江省で4人、四川省で4人である。

 起訴された人数の多い都市は順に、承徳市で13人、滄州市で7人、長春市で7人、孝感市で5人、大連市で5人である。

表3、2020年9月に裁判所や検察庁に起訴された学習者の地域別人数統計表

区域 人数
河北省 25
遼寧省 9
吉林省 8
湖北省 8
広東省 6
黒竜江省 4
四川省 4
江蘇省 3
北京市 3
上海市 3
山東省 2
天津市 1
重慶市 1
河南省 1
安徽省 1
陝西省 1

 1、河北省ラン平県裁判所は、囲場満族モンゴル族自治県の学習者13人に不当に開廷

 承徳市ラン平県裁判所は学習者たちの弁護士に「2020年9月28日、29日、囲場満族モンゴル族自治県の学習者13人に開廷する」と通知した。案件の責任者は民事法廷の裁判長・趙亜軍である。

 13人の学習者は、王広学さん、陳海東さん、劉志峰さん、王永興さん、杜桂蘭さん、王海芹さん、王素芳さん、戈素芬さん、李艶華さん、劉麗娜さん、王海氷さん、湯鳳霞さん、劉鳳霞さんである。学習者の家族は4人の弁護士を依頼した。

 2、かつて7年6カ月拘禁されていた大連市の任海飛さんは検察庁に起訴された

'任海飞'

任海飛さん

 2020年6月26日、遼寧省大連市の学習者・任海飛さん(45)は甘井子街派出所の警官に連行され、大連市留置場に送られた。9月18日、任さんは甘井子区検察庁に起訴された。

 2020年6月26日午後、甘井子街派出所の副所長が警官を率いて、任さんの家に行き、任さんを連行し、20数万元に相当する私物と現金55万元(約870万円)を押収した。当日、任さんは警官に暴力を振るわれた。

'任海飞妻子王晶在海外呼吁营救丈夫'

任さんの妻・王晶さんが海外で任さんの釈放を呼びかける

 任さんは1994年に法輪功を学び始めた。それから、任さんは真・善・忍を基準として自分に要求し、一層善良な人になった。法輪功の素晴らしさを知った任さんは人々にそれを伝えた。しかしそのため、2001年、任さんは実刑判決を言い渡され、7年6カ月刑務所に拘禁された。刑務所で任さんは独房に拘禁されたり、拷問を受けたりして、残酷な迫害を受けた。

 3、河北省保定市の陳秀梅さんと郭志萍さんは高陽裁判所に起訴される

 河北省の学習者・陳秀梅さんと郭志萍さんは2020年3月4日、保定市競秀区先鋒街派出所と新市派出所の警官に連行され、保定市留置場に拘禁された。その後、2人は保定市高陽裁判所に起訴された。

 中共当局が法輪功迫害を開始してから、陳さんと郭さんは信仰を堅持し続けているため、繰り返し迫害を受けた。

'陈秀梅'

陳秀梅さん

 陳さんは労働教養処分を4回も受けた。1回目は3年の処分で、拘禁された保定市労働教養所で野蛮に灌食され、前歯が打ち落とされた。2回目は1年の処分で、拘禁された保定市労働教養所で鉄のベッドに縛られ、手錠に手首の肉が食い込み、手首が爛れた。また、猛打され、危篤に陥った。3回目は1年の処分で、拘禁された河北省女子労働教養所で殴打され、壁に頭をぶつけられ、吊るし上げなどの拷問を受けた。4回目は1年の処分で、拘禁された河北省女子労働教養所で、独房に入れられ、重労働を科され、電気ショックを与えられ、殴打され、灌食などの迫害を受けた。

 4、広東省茂名市の学習者・林武さんは数カ月拘禁され健康状態が悪化

 2020年8月14日、広東省茂名市の学習者・林武さん(56歳男性)が連行された。9月23日、家族は林さんに弁護士を雇った。そして、弁護士は留置場で林さんと面会した。9月24日、弁護士は林さんの案件の担当検察官と公安分局の担当警官に会った。

 それから、弁護士は担当警官に三つの要求を提出した。一、林さんの案件は証拠不足のため起訴を撤回すること。二、林さんは心臓病、高血圧を患っているため、何かあれば責任を取ること。三、現在の案件の取り調べは終身制のため、冤罪の場合はその責任を取ること。

'林武'

林武さん

 林さんは船員である。2020年8月14日午前10時半、高新技術公安局の私服警官2人が待ち伏せして、林さんを連行し、林さんの自宅の家宅捜索をした。

 茂南区病院の医者は、林さんの心臓病が深刻で命の危険があると話したにもかかわらず、林さんは茂名第一留置場に入れられた。

 2020年9月24日午後2時半、弁護士は家族と一緒に、茂名市高新技術公安分局へ行き、担当警官に会い、家族からの委託書類を渡した。

 弁護士は「私はこの数年来、法輪功の案件に携わってきました。今日まで、法輪功の案件を断案する法律根拠がありません。2011年、新聞出版総署は法輪功書籍の出版禁止令を廃棄しました。それに従って、学習者の家に法輪功の資料が置いてあるのは違法ではありません。それに、公安局が十四種類の邪教を定めていますが、法輪功は含まれていません。今、林武さんの案件は取り調べの段階ですが、どんな証拠を得られましたか? ある人が林武さんから法輪功のものをもらったと言っていますが、その証人、証拠がどこにありますか? 言い間違いではありませんか? 法輪功が社会にどんな危害をもたらしたのでしょうか? 法輪功は他の刑事案件と大きな差異があります。検察庁は林武さんに逮捕令状を発付するのに審査が6日間もかかりました。『刑法』の第300条の『邪法組織を利用して法律の実施を破壊した』を用いて、法輪功学習者を断罪すること自体が問題です。法律を間違って使用しているのです」と述べた。

 5、広東省広州市の学習者・方偉雄さんと翁慶忠さんは裁判所に提訴される

 広東省広州市天河区の学習者・方偉雄さんと翁慶忠さんは2019年9月、天河区公安分局の国保と狩徳派出所の警官に連行され、天河区留置場に拘禁された。その後、2人は海珠区裁判所に提訴された。

'翁庆忠'

翁慶忠さん

 方さんが法輪功の資料を配った疑いがあるとして、広州市天河区公安分局と狩徳派出所の警官は2019年9月12日午後、大家に方さんの家の鍵を開けるように言ったが、拒否された。それから、警官はその住所付近で待ち伏せをした。その後のある日、特殊警官がドアを壊し、方さんの自宅に不法侵入し、方さんを拘束した。翁さんはそのとき、方さんに「あなたの家に入ろうとしている者がいる。安全に注意して」というショートメールを送ったため、9月13日午後、翁さんも勤め先で連行されて、家宅捜索をされた。

 2019年10月17日、方さんと翁さんは天河区検察庁に逮捕令状を発付された。12月16日に2人の案件は海珠区検察庁に移され、2020年1月末、同区裁判所に提訴された。

 海珠区裁判所では、法輪功学習者の迫害に加担した裁判官が少なくとも10人以上いる。

 6、上海市の74歳の林秋芃さんが検察庁に起訴される

'法轮功学员林秋芃女士'

林秋芃さん

'多伦多法轮功学员林慎立(中)在新闻发布会上呼吁营救姐姐林秋芃。'

中国領事館の前で姉の釈放を求めるカナダ・トロントの林慎立さん(中央)

 上海市の閔行区の法輪功学習者・林秋芃さん(74歳女性)は、2020年5月29日に自宅から警官に連れ去られ、現在、上海市の長寧区の留置場に不当に拘禁されている。2020年9月4日、林さんは上海市の長寧区の検察庁に陥れられた。

 法律を守る年配者の林さんは人に「真・善・忍」に従い、良い人になることを話しただけで、国保の警官に刑事拘留された。犯罪の証拠がないまま、林さんは逮捕令状を出された。それから、警官は林さんのいわゆる「犯罪証拠」を収集し始めた。証拠が得られなくても、拘禁の延期の口実を作るため、警官は証拠を捏造したりした。

 今になっても、林さんの詳しい状況を知ることができず、弁護士が林さんの案件の担当者に連絡が取れず、会おうとしてもできない状態である。

 家族たちが林さんの健康状態を非常に心配しているが、中共ウイルスを口実として面会を許されていない。

 四、経済的迫害

 明慧ネットの統計によると、2020年9月、中共当局の裁判所は学習者に合計23万6,000元(約374万円)の罰金を科した。

表4、2020年9月に裁判所が科した罰金1万以上の統計表 

名前 省、直轄市 区・県 裁判所 刑期 罰金額(元)
賈鳳芝 北京市   平谷区 平谷区裁判所 3年6カ月 35,000
劉福 北京市   平谷区 平谷区裁判所 3年 30,000
王学勇 山東省 東営市 東営区 東営区裁判所

7年

30,000
趙懐栄 河北省

承徳市

興隆県 承徳県裁判所 1年6カ月 20,000
鄧玉林 遼寧省 本渓市   桓仁県裁判所 4年 20,000
楊麗威 遼寧省 本渓市   桓仁県裁判所 4年 20,000
張莉敏 遼寧省 本渓市   桓仁県裁判所 3年6カ月 15,000

張鵬柱

遼寧省 本渓市   桓仁県裁判所 3年2カ月 10,000
于英花 遼寧省 大連市 旅順口区 旅順口区裁判所 3年6カ月 10,000
王淑敏 天津市   寧河区 寧河区裁判所 4年 10,000

 1、北京市平谷区の賈鳳芝さんは懲役3年6カ月の実刑を言い渡される

 北京市平谷区の学習者・賈鳳芝さん(60歳手前)は2020年9月7日、懲役3年6カ月と罰金3万5,000元(約55万円)の判決を下された。賈さんは1年近く平谷区留置場に拘禁されていた。

 2、山東省東営市勝利油田の学習者・王学勇さんは懲役7年の実刑を宣告される

 山東省東営市東営業区裁判所は2020年8月20日午後2時、勝利油田孤島集輸大隊の王学勇さんにオンラインで不当に開廷した。裁判は2時間30分にわたって行われ、最終的に王さんに懲役7年と罰金3万元の判決を下した。現在、王さんは控訴中である。

 3、北京市平谷区裁判所は劉福さんに2回開廷して判決を下す

 北京市平谷区の学習者・劉福さんは2020年7月、平谷区裁判所で1回目の裁判を受けた。中共ウイルス蔓延のため、オンラインで行われた。

 9月15日、裁判所は劉さんに2日目の裁判を受けた。そして、2020年9月23日、劉さんは懲役3年と罰金3万元(約47万円)の判決を下された。

 終わりに

 2020年1~9月、吉林省では少なくとも32人の学習者に対して不当な判決を下した。その数は中国全市省のなかで3番目に多い。善悪には必ず応報があり、中共が1999年7.20から法輪功迫害を開始以来、吉林省では法輪功迫害に加担した多くの人が悪報に遭っている。

 明慧ネットは2020年10月5日に『中共による法輪功迫害から21年 吉林省で悪報に遭った2000人の実例分析』を発表した。記事の中の統計によると、吉林省の1815人が法輪功迫害に加担したことで悪報に遭い、更に、その中の229人は悪報が家族にまで及んだとしている。悪報に遭った部門は、政法委610弁公室、司法関係、刑務所や労働教養所、共産党官員、宣伝教育、企業・事業、末端組織である。713人と最も多かったのは法曹関係者で、うち73人が家族110人にも悪報が及んだという。

 障害、癌などの重病、死亡、自殺、うつ病、取り調べ処分、経済的損失など悪報はさまざまな形で現れた。死亡は557人に達しているという。しかし、無神論に深く毒害された人は善悪の応報を信じず、法輪功学習者の警告を聞かず、目の前の利益に目をくらましている。それは中共に操られた壊滅への道である。

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(中国語: http://www.minghui.org/mh/articles/2020/10/9/413572.html)
 
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