文/中国の大法弟子 漸醒
【明慧日本2020年11月1日】私が居住している所は小さな県城(けんじょう:古代中国に置かれていた県の役所)で、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)が公安局と同じ建物の中にあり、現在の国保大隊長は1999年から、法輪功学習者(以下、学習者)の迫害に積極的に関与している。
十数年前、若かった頃の隊長は、学習者を不当に連行する第一線に立っていた。私が覚えているのは、県の資料点が家宅捜索された時、地元の国保と市の国保主任は学習者を拷問し、学習者が協力しないと、彼は暴れて唐辛子油をかけ、頭にビニール袋をかぶせて窒息させようとし、多くの警官の前で吊るし上げたことである。
また十数年前に国保に連行された時、国保の1人がインターネットでダウンロードされたばかりの「共産党についての九つの論評」のコピーを当時の隊長の机の上に置いて「隊長、これはインターネットでダウンロードされたばかりのものです」と言ったのを見た。
彼らもネット封鎖を突破して、明慧ネットと大紀元を見ているのは知っていた。彼らは最近、外国から学習者に絶えず電話が掛かってくるので、私達も忙しくなったと嘆いていたのを聞いた。
2016年には「江沢民訴訟」ということで、私の家は地元の派出所の警官に不当に家宅捜索された。国保の隊長が家に来た時、威嚇的な叫び声を上げていた。誰もいなくなった時、私は国保の隊長に「自分と家族のためにも、退路を用意すべきです」と言った。 彼は絶えず頷いた。
そのときには、すでに彼は国保の隊長になっていて、留置場では、彼は心配そうに、私に近づいてきて「数日だけここで我慢して、その後はここから出してあげます」と言っていた。
2016年から現在に至るまで、地元の大法弟子が警官に連行されて家宅捜索を受けることはなかった。
2020年7月中旬、共産党がいわゆる「ゼロ行動」を(学習者に「三書」に署名させて法輪功の修煉を放棄するように強制する)を実行していた、地元のコミュニティー職員も学習者の家に行って嫌がらせをしていた。
この活動が最高潮に達した頃、国保の大隊長は身内を通して、公安局内で予想される違法な取り締まりの情報を伝えていた。
この情報を聞いた時は本当に感動した。これは師父の慈悲と国内外の大法弟子が共に法輪功迫害の実態を伝えた結果だと思っている。たとえ石のような冷たい心を持った検察官や警察官でも、悔い改めの心を持っていれば、慈悲なる師父は罪を償う機会を彼らに与えてくださるという。