重慶市の70代の廖淑蘭さん 不当に開廷される
■ 印刷版
 

 【明慧日本2020年11月2日】重慶市長寿区渡船鎮の法輪功学習者・廖淑蘭さん(70代女性)は、2020年10月25日9時30分、長寿区警官に自宅から江北区裁判所まで連行され、不当な裁判を受けた。廖さんは北京の黎弁護士を雇った。李弁護士は事件に関する書類を読んで、この事件には重大な手続き上の問題があり、コミュニティーの職員が廖さんを尾行して監視することは違法である、しかも、コミュニティーの職員には法律を執行する資格はなく、廖さんの自由をコントロールする権限は全くないことなどを指摘した。現在、廖さんは自宅に戻っている。

 2020年5月13日午前、廖さんは、コミュニティーの王という職員に尾行されていた。王は、廖さんがある男性に法輪功迫害の実態を伝え、男性が喜んで大法に関する資料を受け取ったのを見て、廖さんの後ろにいた王は、すぐに駆け寄ってきて、廖さんを引っ張りながら、警官に通報した。

 廖さんは警官に渡船派出所まで連行された。5月13日午後6時頃、派出所の警官は廖さんの自宅を家宅捜索し、法輪功の書籍や資料を押収した。派出所はこれを迫害の証拠とし、廖さんを住居監視し、廖さんが帰宅したのはその夜の9時になってからだった。

 70歳以上の廖さんは、法律上では尋問時間は4時間を超えてはならないと定められているが、渡船派出所の警官は法律に違反していることを知っていた。

 渡船派出所は長寿国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)と610弁公室の指図の下で、廖さんを罪に陥れる資料を収集している。長寿区検察庁に案件を引き渡した後、長寿区検察庁はまた江北区検察庁に案件を引き渡した。江北区検察庁は重慶市で法輪功迫害の案件を裁くために指定されている検察庁である。

 そこで、いま江北区検察庁は虚偽の書類を作り、起訴状の中で王というコミュニティーの職員が偶然に廖さんと会ったと書かれている。

 10月25日、廖さんは不当に開廷された後、帰宅した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/10/29/414379.html)
 
関連文章