誤解から謝罪に態度を変えた人々
■ 印刷版
 

 【明慧日本2020年11月16日】スペインの法輪功学習者は10月17日、バルセロナのカタルーニャ広場で活動を行い、法輪功が中国で迫害されている事実を人々に伝え、中国共産党(以下、中共)の暴行を停止させるよう呼びかけた。毎週土曜日の午後、この広場を通りかかる多くの人が署名して、迫害停止を応援した。

 多くの人は署名した後、法輪功学習者に幸運を祈り、「頑張ってください」と励ました。またある人は「他に何かできることはありますか」と聞いた。真相が分かった中国人も法輪功を支持し、学習者に敬意を表した。しかし、中には長期的に中共に洗脳され、攻撃的な性格になり、軽率な行動をとった人もいた。

 ある若い中国人女性はパネル資料の側を通っている時に突然気が狂ったようになり、反迫害の署名リストを破ってしまった。女性は中共と中国を混同してしまい、法輪功学習者が中共の迫害を暴露していることは中国人の恥になると考えていた。女性は最初から無礼な振る舞いをしていたが、その場にいる学習者は善意を持ち、根気よく女性に説明をした。

 学習者は「第二次世界大戦の時、ナチスはたくさんの悪いことをしていたため、全世界に非難されました。しかし、ナチスとドイツはイコールではないのです。同じく中共は中国を代表することはできず、中国の国民は中共暴政の被害者です。私たちは中共の迫害を非難していますが、私たちは中国を愛しています」と説明した。女性は説明を聞いた後、自分の行為を恥じて、謝罪した。また、女性は別人のように、帰る前に、三退(中共から脱退)したら平安無事になることについて調べたいと話した。

 多くの中国人が法輪功を誤解しているのは、中共メディアの偽りの宣伝を信じたからである。真相が広まるにつれ、多くの人々は最初の誤解から、事実を理解し丁重な謝罪へと態度が変わり、各地で似たような事例が後を絶たない。

 昨年、香港での「逃亡犯条例」改正反対運動の際、警察は、ビルから落ちて来た遺体を「自殺」と処理した事件を世間に公表し続けた。これは香港人に、十数年前に銅鑼湾で行われていた「中共による法輪功学習者の臓器狩り」の実演の光景を思い出させた。多くの香港市民はFacebook、TwitterなどのSNSにメッセージを残し、かつて法輪功を誤解していたことを謝罪した。

 実は、法輪功学習者は毎年香港で数回の大規模なパレードを行い、毎日、各観光スポットで真相を伝えていた。さらに、610弁公室は暴力的な妨害をするよう香港青関会に指示した。この事件によって、全香港人が中共の臓器狩りの事実を知った。しかし、中共の邪悪な本質を理解していないため、法輪功の関連の訴えを信じようとしなかった。

 今年、「香港国家安全維持法」の成立を受けて、香港のネットユーザーはメッセージを残した。「過去20年、法輪功の訴えを無視して来た。しかし、中共の非道な法案が一つ一つ成立し、全ての不合理なことが共産党と絡んでいる」。香港の陳さんは、「1年の戦いを通じて、香港の人々は自分の経験を経て、中共を見極めてきた。10年以上の法輪功の絶え間ない訴えを振り返って、法輪功学習者の言うことは全部真実であると分かった」と、ようやく理解するようになったという。

 武漢肺炎(中共ウイルス、COVID-19)は全世界の経済を打撃し、外食産業は最も打撃が大きかった。日本の飲食業大手「天厨菜館」グループ代表の川村玉枝(秦之敏)さんは、海外のメディアに、コロナ禍で一変した自身の考えと心境を語っていた。

 川村さんは台湾の元女優で、芸能界を引退後に日本へ嫁ぎ、夫の飲食店を手助けし、また不動産業も経営した。彼女は率直に「ビジネスより、命と健康ほど大切なものはありません。この災難が目覚めさせてくれて、中共の邪悪を見極めました」と言った。また、川村さんは「中共に迫害されたのはもはや法輪功だけではなく、全世界を脅かしました」と強調した。

 川村さんは申し訳ない気持ちで「法輪功学習者に申し訳ないと言いたいです。台北のシンボル『台北101』などいろいろな所で、法輪功学習者たちは人々に中共による残酷な迫害の実態を伝えていました。しかし迫害の事実を聞くと、あまりにも受け入れがたいもので、私たちの生活とはかけ離れていて、人間の常識を超えており、それが真実だとは信じられませんでした。多くの人は私と同じように、迫害に対して無関心であり、中共の罪を非難しなかったため、今は私たちも同じく被害を受けています。教訓が大きすぎるため、当時法輪功に思いやりのある人道的な支援をしなかったことを謝罪したいのです」と述べた。

 川村さんはまた、「香港の人々の抗争のおかげで、中共の残酷さを認識できました。法輪功学習者を理解し、真相を平和的に伝える彼らの勇気と忍耐力を尊敬するようになりました」と述べた。最後に、彼女は「全世界のメディアと政府は早く教訓から目を覚まし、中共に立ち向かい、良知を見つけ、邪悪に抵抗することを願うばかりです。将来、中国を含む私たちの社会が、中共に脅かされることなく、平和で自由な生活に戻ることを願ってまいす」と語った。

 香港市民、スペインなどで遅れた謝罪をした人々、心からの声を発した川村さんのように、中共の虚言と法輪功への中傷は、かつて多くの人々を害した。しかし21年間にわたって、法輪功学習者は根気よく真相を暴き、多くの人は法輪功学習者の真摯で、強い意志に感動した。情勢が変わり、今は迫害の当初とは全く違っている。

 真実が広まるにつれ、国際社会はアメリカ、カナダ、欧州、オーストラリアと台湾を含め、数十の決議案を可決し、正義を求める声が頻繁に上がり、中共の法輪功への迫害を譴責している。各国の提案は、良知の選択である。

 今まで多くの中国人は中共の邪悪を知りながら、迫害の事実を直視しなかった。虚言は一時的にごまかせるが、真実は結果的に環境を変えられるのである。ますます多くの人が中共の悪魔の本質を見極め、すでに3億6千万人以上の人が中共(党、団、隊組織)から脱退したのは、その証である。誤解はいずれ解ける日が来る、いつ目が覚めても遅くはないのだ。

 
(中国語: http://www.minghui.org/mh/articles/2020/10/23/414131.html)
 
関連文章