文／静一
【明慧日本2020年12月16日】情のことを語ると、この問題に直面している修煉者が多くいます。この問題を語る交流記事も多く、今日はこの情について別の視点からお話ししたいと思います。
ある年配の同修の中には家族の情に疲れ邪魔されている人もいれば、中年の同修も感情に巻き込まれた人がいます。また若い同修の中には、携帯電話やテレビゲームで邪魔されている人もいます。中には病気を患って亡くなった人もいれば、連行された人や、20年以上修煉していても上士から中士になった人もいます。はっきりと言えば、これらは情のためであり、つまり情を放下できないためなのです。
師父は「実は物質と精神は同一のものです」 [1]と説かれました。みなさん、考えてみましょう。私たちは肉身と精神が一つになっているのではないでしょうか？
例えば、修煉者が自分の子供や孫への愛情に悩まされたとき、その時がそろそろ情を取り除く時期になっていたのではないでしょうか？ 師父は、その事件を利用して、それを解決するために表面化させてくださいました。子供や孫への愛情が強すぎることが表に出てこなければ、どうやって気づくことができますか？ その情を放下し、私たちはそれを抑制し、必要ないと思ってみたらどうでしょうか？ それらの偽り現象を取り除いたら、身体中が軽くなります。それらのことは、振り返ってみても何かが欠けているわけではありません。
感情に巻き込まれている修煉者もいます。同修よ、それについて考えてみたことがありますか？ あなたの心を動じさせたり、怨恨させたり、攪乱させたりするのは、誰かがどれほど良い人か、あるいは、どれだけ悪い人かというと、必ずしもそうではありません。もしあなたが落ち着いて内に向かって探すことができれば、私たち自身が前半生や前世からの業を持っているので、師父がその人や物を使ってそれを表面化させて下さり、あなたがそれらを取り除くことができるようにして下さったのかもしれません。この表面的な現象を超えて本質がはっきりと見えたとき、その情とは何でしょうか？ それは人間のものではないでしょうか？ 私たちは人間世界から出るべきなので、何のためにそれらを必要とするのでしょうか？
この側面に業力がある限り、情を通して、あなたの隠れた執着や業を明らかにするために使うことができます。この業がなければ、このようなことに遭遇することはありません。情に気づいたら、要らないと決意すると、師父が私たちのために情を取り除いてくださいます。その時になると、晴れた気持ちになり、また次元が向上できます。
他にも携帯電話やゲームに気を取られている若い修煉者がまだいるので、意志を強く持ち、それを辞めたいという不変の決意を持ちましょう。大法を実証するプロジェクトに参加すると心をそらすことができます。例えば、明慧ネットのために、体験談を書いたりして私たちの修煉の場に足を踏み入れてみましょう。自分が大法の一粒子であることに気づくと、その超越感や他の人とは異なるという感覚は言葉では言い表せないでしょう。きっと幸せが訪れます。
困難や関があることを恐れることは何もなく、逆に喜びを感じているはずです。師父が私たちを保護してくださることを証明することになります。内に向かって自分が修煉している限り、肉体的、心理的、精神的なものであっても、どんな業であっても、取り除くことは難しくありません。
同修たちよ、 我々は同じ修煉の道を歩んでいます。同じ方向、同じ目標に向かって、この神聖な使命を大切にして手を取り合って前進していきましょう。もし同修が転んでしまったら、周りの同修が助けてあげましょう。同修が遅れてしまった場合は、追いつくように声をかけてあげましょう。もしこの先に落とし穴があったら、同修たちに「気をつけて、迂回して進んでください」と伝えましょう。
修煉者の皆さん、私たちは今生で幸いにも慈悲深く偉大な師父、偉大な法輪大法に出会えました。それ以上に何を求めることがあるでしょうか？ 重荷を下ろして精進していきましょう!
現次元でのわずかな悟りですが、適当でないところがあれば、同修の慈悲なるご指摘をお願いします。
注：
[1] 李洪志師父の著作：『轉法輪』
