福建省福州市の陳庚さん 秘密裏に判決を下される
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 【明慧日本2020年12月18日】(福建省=明慧記者)福建省福州市平潭県の法輪功学習者・陳庚さんは2月26日午前、学校へ出勤していたところ、警官らにより連行された。その後、裁判所は秘密裏に陳さんに対して懲役3年3カ月の実刑判決を言い渡した。陳さんは控訴したが、却下された。11月19日、275日間不当に拘禁された陳さんは、福清鏡洋刑務所に移送された。

'陈庚'

陳庚さん

 陳さんは30年以上教員を務めており、教えた生徒は全国至るところにいる。陳さんは名利に無頓着で、利益に対して争わず、他の先生と違って昇給を求めたことがなかったため、同僚から不思議に思われ感心されていた。

 また、陳さんは多くの特技を持っており、その中で書道を得意の一つとして、現地の書道展にも多く出品していた。

'陈庚书法作品'

陳さんの作品

 1999年7月、中国共産党による法輪功への迫害が始まった。陳さんは北京で法輪功の無実を訴えたため、数カ月間拘禁された。当時、陳さんと同行した同僚の肖揚龍さんは、迫害され死亡した。32歳の若さであった。

 数カ月後、陳さんは再度陳情に行ったが、連行され刑務所で様々な拷問を受けた。スタンガンで電気ショックを与えられた陳さんは、衝撃で跳ね上がり、木の板に押さえられたり暴力を振るわれたりして、顔や体が痙攣を起こしてあざだらけになった。元々ガッチリした陳さんは迫害され、骨と皮になり激やせした。

酷刑演示:电棍电击

拷問の再現:スタンガンで電気ショックを与えられる

 どんなに殴られても、罵られても、陳さんはいつも笑顔で、法輪功への固い信念を持ち動揺することがなかったという。その後、陳さんは断食して迫害に抗議し続けたため、解放された。

 しかし、陳さんはウィーチャットで法輪功が迫害されている事実を広めたとして、再び警官に狙われ、脅迫と嫌がらせを繰り返し受け、公職を解雇された。

 警官らは何度も陳さんの自宅で家宅捜索を行い、法輪功創始者の写真、法輪功の書籍、パソコン、プリンター、法輪功の資料、携帯電話、陳さんの書道作品などを含めて、20万元(約315万円)以上の価値に相当する家財を押収した。

 陳さんは、80代の父親と78歳の母親がおり、娘はまだ学校に通っている。一家の大黒柱である陳さんが迫害に遭ったため、一家の生活は大変苦しい状況に陥った。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/12/11/416332.html)
 
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