武漢市の保育士に強制洗脳、薬物迫害を受ける(二)
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 【明慧日本2021年4月16日】前文に続く

酷刑演示:打毒针(注射不明药物)

拷問の再現:内容不明な薬物を注射

 武漢市の洗脳班で行われている卑劣な迫害方法はまだある。学習者にごく少量の食べ物しか与えず、長期に虚脱状態に陥らせる、食べ物に薬物を混ぜ気分の沈む状態にさせる、長時間立たせる、長時間にわたり睡眠を奪う、強制的に中枢神経を破壊する薬を注射する、猛打、朝から晩まで耳を聾にするほどの大音量で法輪功への誹謗中傷の宣伝を聞かせる、「三書」を書かせる、拷問で自白を強要する、連絡する学習者2人の名前を言わせる、法輪功創始者の写真と法輪功書籍が置いてあるベッドで寝かせるなどである。

 2010年3月、王玉潔さん(22)は警官に連行され、武漢市第一拘置所に入れられ、15日間拘束された後、武漢市江漢区二道棚洗脳班に移送された。その後、労働教養処分1年を科され、何湾労働教養所に拘禁された。教養処分満了日に、610弁公室の警官に教養所の裏門から湖北省洗脳班に連れて行かれ、迫害を加えられた結果、王さんは2011年9月に24歳の若さで死亡した。

 2011年5月5日、武漢市の張甦さんは同市の警官に連行され湖北省法制教育所(湖北省洗脳班)に入れられた。洗脳班で薬物を投与された後、2回も意識不明になり、胃痛、胆道痛、めまい、動悸、呼吸困難などの症状が出た。元々健康だった張さんは、高血圧症三期、心筋梗塞、胆石などの症状が現れ、15キロも痩せてしまい、ついに死の淵に立たされてしまった。洗脳班の劉は張さんに、「頑固に抵抗し続ければ、内臓は徐々に壊れていくだろう」と言い放った。

酷刑演示:野蛮<span class='voca' kid='74'><span class='voca' kid='74'>灌食</span></span>

拷問の再現:野蛮な灌食

 武漢市の崔海さん(女性)は生前、次のように話した。「湖北省洗脳班で70日間の残酷な迫害を受け、痩せこけて、あごが何度も外れそうになり、血圧が200mmHg以上に上昇し、髪の毛は真っ白になり、記憶力が衰え、身体がいつも震えていました。右手の小指が腫れ、ものを掴めず。断食して7日目、手足は椅子に縛られ、内容不明な薬物を注射されました。8日目から部屋に警官がいっぱい来て、私の身体を固定して、灌食しました。1メートルほどの太い管を口から挿入したり、出したりして、のどから血が出るまで苦しめられました。その後、頭がボンヤリしていて、両足に力が入らず、記憶力が悪くなりました。食事をするとき、部屋から出ることを許されませんでした。監視人が食事を持って来て、指定された量を食べないといけなかったのでさせす。ある日、指定されたご飯と監視人のご飯を入れ替えたのをみて、彼女はすぐそのご飯を捨てました。そのことから、私はご飯にいつも薬物が混入されているのではないかと疑い始めました」

 拷問と薬物迫害は中共当局が学習者を「転向」させ、虐殺する手段の一つになっている。その迫害を受け、すぐに精神障害になり、死に追いやられる学習者もいれば、何日も、何カ月も、何年もかけて、慢性的な発作で死んでいった学習者もいるという。

 2018年以降、武漢市はこのような邪悪な迫害システムをさらに隠蔽して行った。 悪名高い「湖北省法制教育所」は解散したものの、各地区にはまだ洗脳班が存在し、さらに東西湖地区には新たに設立された洗脳班がある。各地区の洗脳班は、いわゆる「防犯弁公室」(610弁公室)が管理しており、公安局の国保と連携して学習者を迫害している。2018年9月、中共当局は武漢市江漢区の「玉筍山洗脳班」に人を派遣し、武漢市の迫害モデルとして、学ばせたという。

 持続的な嫌がらせと脅迫

 自立生活ができない状況下でも、黄さんはずっと、国保、610弁公室、派出所の警官、住民委員会の人員から、法輪功を放棄するというサインを強いられ、写真を撮られるなどの嫌がらせをされた。

 黄さんの家族は黄さんの健康状態だけで十分に苦しんでいるが、近頃の「ゼロ行動」で、省の組織部の人員に頻繁に事情聴取をされて、家には重苦しい空気が漂っている。

 先日、武漢市当局はまた、李春連さん、王賢秋さん、王愛群さんなど、数多くの学習者を洗脳班に連行した。武漢理工大学助教授の張葦さんは、卓刀泉街道弁公室の人員から電話で法輪功を止めるように、いわゆる「ゼロ行動」が行われた。4月4日朝7時半、張さんは連行され青菱洗脳班に入れられた。熊漢蓮さん、沙招娣さんなどの学習者数人は2021年3月末に連行されたが、消息不明になっている。洗脳班に拘禁された可能性が高い。

 江沢民グループが続けてきた迫害は、1億人ほどの学習者とその家族に大きな苦しみをもたらした。 このような無実で善良な人々への迫害は、中国の法制度をますます暗くさせ、中国社会の道徳性をますます低下させ、法で国を治めることはスローガンどころかジョークになっているのである。中国の現在の乱れた現象は、法輪功迫害によって引き起こされたものに違いない。

 すべての中国人はこの迫害の犠牲者である。「司法関係者に、善を選び、それを守り、将来の世代のために公平で公正な生活環境を作ることを願っています。考えてみてください。善良な人が迫害され、真実を言う人が迫害される社会は恐ろしいことではないでしょうか。そんな社会に自分の子供を生活させたいと思うでしょうか?」

 悪事を働く者は罪から逃れられない

 ここで、黄さんをはじめとする学習者への迫害に加担したすべての人に、目先の一時的な利益のために、中国共産党の悪事を働く手先になって無実な人を迫害したり、良心を売ったりしないでほしいと伝えたい。正義は遅れることはあっても、欠けることはないのである。

 法輪功への迫害は、国際法廷において、ナチスと同じ「人道に反する罪」、「ジェノサイド」、「拷問罪」と認定されている。今年3月初め、38カ国の学習者は、中国の「610弁公室」の職員リストを各国政府に提出し、法輪功への迫害加担者とその家族に対して、法律に基づいて入国を禁止し、さらに資産を凍結するよう要求した。このリストには、約9千300人が含まれている。昨年12月、学習者たちは明慧ネットから収集した悪人のリストを29カ国の政府に渡した。今回さらに9カ国が増え、ファイブ・アイズ連合の米国、カナダ、英国、オーストラリア、ニュージーランドと、EU全27カ国のうち25カ国が含まれている。

 (完)

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2021/4/10/423191.html)
 
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