どこへ行っても真相を伝える
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文/中国の大法弟子  

 【明慧日本2021年5月5日】長年、私は仏教徒として活動していましたが、どのように修行すればよいのかが分からず、迷いが生じていました。私は同僚に、早期退職して道を求めて旅をするつもりだと話しました。私は成仏して、気功を修めることができる修行法を見つけたいと思っていたのです。

 1997年4月下旬のある日、私は幸運にも『轉法輪』を手に入れることができました。私が探していたのはこれだと思い、大喜びしました。読み終わると、喉の渇きが癒されたような気がしました。すぐに煉功を見つけ、私の新しい人生が始まりました。

 私は、仕事と家事以外の全ての時間を修煉に費やしました。大法の原理を生活に取り入れ、私利私欲にとらわれず、ひたすら努力したため、皆に褒められました。私は皆に法輪大法のことを話しましたが、同僚のほとんどが『轉法輪』を読んでいました。同僚らは「私たちは法輪大法を修煉していませんが、あなたのようになれるように努力します」と言ってくれました。

 一、どこへ行っても法輪功迫害の真相を語る

 迫害がどんなに酷くなっても、私は直接人々に法輪功迫害の真相を伝え続けました。市場の農民たちにも、大法の素晴らしさや、大法がどのように私たちに善良な人間になるようにと教えてくださったか、大法は病気回復に素晴らしい効果があることなどを話しました。ある農家の人たちは目に涙を浮かべながら、私に真実を説明する資料を求めました。

 ある日、市場で野菜売りの若い女性が私に「あなたは、こんなにも素晴らしいことを話してくれたのだから、お金を払って買う必要はありません」と言いましたが、もちろん、私はその申し出を受けませんでした。

 ある日、私はある高齢者に法輪功迫害の実態を説明した後、大きな声で 「私が言ったことを覚えておいてくださいね」と言っていたら、通りすがりの若者が「何を話したのですか?」と聞いてきました。私は「『法輪大法は素晴らしい』と伝えていたのです」と言うと、彼は興奮して、手を組んで私に頭を下げ「お願いします。資料をください」と言いました。しかし、当時は資料不足で、電話番号を教えてもらいました。「資料ができたら家に置いて欲しい」と頼まれたからです。

 私は同修と組んで、あちこちと都会から田舎まで、多くの人々に真相を広めて行きました。バスに乗って終点まで行き、そのバスの沿線の村々のすべての家を訪問しました。

 ある日、私たちは間違ったバスに乗ってしまい、何年も訪れたことがない町に行ってしまいました。しかし、その静かな町が急に賑やかになるほど、真実を知りたい人たちが押し寄せてきたのです。心優しい村人たちは、胸の前で手を合わせて感謝の気持ちを表したり、中には家に招いてくれる人もいました。

 師父が道を開いてくださったのだと思いました。私たちは、ただ行うだけでよかったのです。師父は、私たちが偉大な威徳を確立するための機会を按排してくださったのです。

 二、村の高齢者「やっと理解できました」

 ある日、私たちが徒歩でとても遠い村に着いたとき、1人の高齢者が私たちを待っていたかのように、寒さの中に立っていました。彼は、私たちに会えたことをとても喜んでいました。彼はかつて兵士だったそうで「長年悩んでいた質問がある」と言いました。彼は「私と話をしてくれませんか?」と言いました。

 私たちは彼に、法輪大法は佛家修煉法であり、人々に善良であることを教えるものであることを伝えました。法輪大法は、人々の道徳心を回復させ、病気を改善し、学習者の心身に恩恵を与えていることを伝えました。また、法輪大法は100以上の国と地域に伝わっており、世界中で人気があり、尊敬されていることも伝えました。

 続けて「今、天災や人災が絶え間なく起こっています。人々は有毒な空気を吸い、赤ちゃんは有毒な粉ミルクを飲み、子供たちは有毒なワクチンを受けています。私たちは肥料を使った有毒な遺伝子組み換え食品を食べており、食糧不足のアフリカの人々は食べることすらできません。しかし、私たち中国人は何年も前からそれらを食べています」

 「中国共産党(以下、中共)の幹部は、毒性があることを知っているので、これらの食品を食べません。彼らは、肥料や農薬を使っていない特別な食品を食べています。彼らは税金を使って接待や汚職を行い、国民のことを考えていません。今や中国は、世界で最も多くのがん患者を抱えています。一般家庭で大病を患うと貯金がすべて消えてしまいます」

 「中共が政権を奪取してから、土地改革、反右翼運動、文化大革命、六四天安門事件、法輪功への迫害など、中共は8000万人以上の中国人を死に至らしめています」

 「天災と人災がいつも発生しているのはなぜでしょうか? 神は中共を清算しようとしているからです。もし、あなたが中共組織に参加しているなら、あなたはその一部です。身の安全のために早く中共から脱退してください」と話しました。

 高齢者は「真実がやっとわかりました! 疑惑を解いてくれてありがとう。私は中共の組織に入ったことがありますので、脱退します」と話しました。

 私たちが立ち上がって帰ろうとした時、高齢者は「ちょっと待っていてください」と言って別の部屋に行ってしまいました。しばらくして出てきた彼は、手に50元札を2枚持って「お礼がしたいのですが、あなたたちに1枚ずつあげましょう。遠いところから来ることは、容易なことではないからです。受け取ってください」と言いましたが、もちろん私たちは丁重に断りました。

 三、同僚が「私も人を救いたいのです」

 同僚が県外から転勤してきました。以前、私は彼女に法輪功迫害の実態を話したことがありましたが、彼女は中共やその関連組織から脱退しようとはしませんでした。私はもう一度その話をしました。

 私は、なぜ何百万人もの中国人が、中共やその関連組織から脱退したかの理由を説明しました。「党がその犯罪の責任を問われるとき、党員であるあなたも巻き込まれるのではないですか?」

 彼女はようやく理解し、すぐに中共組織から脱退するのを手伝ってほしい言いました。私はこれまで彼女への説明が不十分だったため、彼女が脱退しようとしなかったのだと思いました。

 彼女は「あなたが法輪大法の素晴らしさを、行動で証明していることがよくわかりました。法輪大法はとても素晴らしいものに違いありません」と言いました。彼女は、100元を取り出して「これはあなたの努力を応援するためのささやかな印です」と言いました。私は丁重に断りましたが、彼女は、「あなたは人を救っています。私も人を救いたいのです」と言い、お金を置きました。仕方がないので資料点に寄付しました。

 もう1人、同僚とその家族がいて、その人たちにも真相を説明しました。彼らはそれを聞いて「あなたのおかげで信じることができました。他の人に言われても信じないでしょう」と言ってくれました。私は、彼らが中共組織から脱退するのを手伝いました。

 私が法輪功迫害に関する資料を渡すと、彼らはそれを読んで、親戚や友人に渡していました。彼らは、私が法輪功迫害の事実に関する資料を送っていることを知っていたので、私を助けるために切手付き封筒をくれました。この家族は何度も福報を受けており、とても裕福です。

 三、青年「今、とても気分がいいです」

 ある日、バスを待っていると、リュックサックを背負った青年が隣に座ってきました。私は「あなたは大学生ですか?」と聞くと、彼は「社会人です」と答えました。私は「生活するのは簡単ではありません。どうか『法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい』と覚えておいてください。神はあなたに平和と健康を与えてくださるでしょう」と話しました。彼は私に感謝しました。

 そして私は「法輪大法に対する迫害は1999年に始まりました。中共は、大法を誹謗中傷するために、偽りの天安門焼身事件を演出し、生きている修煉者から臓器を収奪し、それを売って莫大な利益を得ています。古代ローマ帝国がキリスト教徒を迫害し、四大疫病を発生させて帝国を崩壊させました。今の中国でも同じようなことが起こっています。数億人もの中国人が中共組織から脱退し、災いから遠ざかっています。あなたは党に入りましたか?」と聞きました。

 彼は「私は中国共産党員です」と答えました。私は「その組織から脱退して身の安全を守ったらどうでしょうか?」と言いました。

 彼は同意しました。そして、彼は胸に手を当てて「今、とても気分がいいです。あなたが言ったことは本当です。私は貧しい家庭で育ち、家族が学費を払うことができなかったとき、中共はどこにいたのでしょうか? 彼らは納税者のお金を取っており、国民のことなど気にかけたことはありませんでした。中共がなかったら、私たち中国人はもっと良い生活ができたはずです」と言いました。

 私は彼に「ネット封鎖を突破するソフトを持っていますか」と尋ねると、彼は持ってないと答えたので、私は彼に真実を明らかにする情報が入ったUSBを渡しました。彼は喜んでそれを受け取りました。バスが到着したので、私たちは別れました。

 四、師父はいつも私たちを守ってくださいます

 ある日、もう1人の同修と一緒に、車である地域に真相解明のために行きました。その日の朝は、今にも大雨が降り出しそうな曇り空だったのです。大きな山の麓にさしかかると、厚い雲の隙間から一筋の光が差し込み、空には色とりどりの雲が広がっているのを見ました。

 この日、私たちは40人以上の人が中共組織から脱退するのを手伝いました。

 夕方に出発し、帰りも同じ高速道路を使いました。有料道路に入ると自動的に料金バーが上がり、同修が料金を払おうとしましたが、ブースには誰もいませんでした。私たちは別の車線に移って往復の料金を支払いましたが、料金所の係員は、コンピュータに私たちの車が記録されていないという理由でお金を受け取らなかったというのです。係員は再度チェックしていましたが、やはり私たちの車を見つけることはできませんでした。この時私たちは、師父が他の空間を通してくださったのだと分かりました。

 法輪功迫害の真実を伝えるために、徒歩で遠隔地の村に行くと、帰りがかなり遅くなることがあります。そんな時、師父は私たちに、車で送ってくれる人を按排してくださいます。道が荒れていても「送ってあげましょう」という心優しい人がいて、正念を発する前に家にたどり着くことができるのです。外に出て人に話しかけるたびに、師父が私たちを守ってくださっていると感じるのです。

 今年はコロナウイルスが発生し、あちこちが警戒態勢に入りました。まだ真相を話したことのない人もたくさんいるのでとても不安でした。幸い、私たちの地域は被害が少なかったので、毎日出かけることができましたが、街にはほとんど人がいませんでした。しかし、例え1日に1人か2人しか救えなくても、出かけようと思いました。

 徐々にコロナは収まっていきました。私は、私たちの偉大な慈悲深い師父が、大きな犠牲と苦しみを払われ、すべての衆生が救われるための時間を延ばしてくださったこと、また、うまくいっていなかった私たちが威徳を確立するための時間を延ばしてくださったことを知っています。

 ウイルスが蔓延し始めてから、人々は突然目を覚ましたようです。以前は、大法を信じていなかった人たちが私のところに駆け寄ってきて「法輪功の言うことは本当だ!」と言うのです。以前は耳を傾けようとしなかった人も、今では私を呼び止めて真実を聞こうとしているのです。

 ある日、私がバスを待っていると、誰かが私を呼んでいるのが聞こえました。すると女性が「私は、ずっとあなたをあちこちで探していました。コロナがひどく、法輪大法が命を救うと聞きました。私たちの同窓会で分かち合いたいので、もう少し資料をもらえませんか」と言いました。彼女は私に電話番号を教えてくれました。

 私は法輪大法を修煉し、師父の弟子になれたことをとても幸運に思います。法輪大法はとても素晴らしいものです。師父への感謝の気持ちは言葉では言い尽くせません。

 まだ多くの人が、私たちの救済を待っています。この貴重な機会を大切にしなければいけません。しっかりと修煉し、三つのことをしっかりと行い、より多くの人を救うために全力を尽くし、歴史的な使命を果たし、誓いを果たし、師父について本当の家に帰りたいと思います。

 以上、私の限られた認識です。適当でない所があれば、同修の慈悲なるご指摘をお願いします。

 【編集者注:この文章は筆者の個人的な観点を代表しているものであり、正しいか否かについては筆者個人が責任を負うものとし、読者は自身で判断してください】

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2021/3/26/416802.html)
 
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