刑期を終えた81歳の劉希永さん 留置場に移送される
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 【明慧日本2021年5月26日】大連市金州区の劉希永さん(81歳男性)は、法輪功を学び続けているとの理由で、労働教養処分2年と実刑判決2回、合わせて6年6カ月を下されたことがある。大連労働教養所で、劉さんは殴打され、自立生活ができなくなった。大連南関嶺刑務所と本渓湖刑務所に拘禁されている間、ひどい拷問を受けた。

'刘希永'

劉希永さん

 2018年4月9日、78歳の劉さんは遼南刑務所に収容され、5月中旬に本渓第四刑務所に移送された。2021年4月8日、3年の刑期を終えた劉さんは留置場に送られた。

 劉さんは法輪功を学ぶ前、いろいろな病気を患い、特に足の痛みで病院へ行き、数回も検査を受けたが、明確な病気を診断されなかった。たくさんの治療法を試しても好転せず、痛みで仕事ができなくなり、自立生活ができず、妻に世話になった。かつて近所とのトラブルがあって、病気の苦痛に加え、劉さんは自殺まで考えた。

 1997年8月、劉さんは法輪功を学び始め、真・善・忍に従って自分を厳しく要求し、より良い人になる努力をした。そして、近所さんと和解でき、十数年の足の痛みを消え、健康を取り戻した。劉さんは自ら村と村人の困難を解決することによく手助けをした。村人は劉さんのことを良い人だと評価していた。

 一、労働教養所で受けた迫害

 1999年7.20から、中国共産党が法輪功への迫害を開始した。劉さんは当局から法輪功への出鱈目な誹謗中傷のことに驚きながら、人々に自ら受けた法輪功の恩恵を話した。そのため、石河派出所および石河鎮政府によって3回にわたって迫害を加えられた。

 ●2002年4月、劉さんは村の井戸を掘る機械を夜7時まで修理していた、帰宅して、手を洗う前に待ち伏せしていた石河派出所の警官数人に手錠をかけられ連行された。同日、ほかの法輪功学習者4人も連行された。所長は学習者たちに1万元払うことを要求した。3人は1万元を払い、1人が5000元を払って、帰宅できたが、劉さんはお金を払わなかったため、派出所側に上に報告されて、労働教養処分2年を科された。

 ●2002年6月16日、大連労働教養所第五大隊で、劉さんは法輪功を放棄しないとして、棒で殴打され、17日に靴で頭を殴られた。8月~9月、劉さんは疥癬を患い、警官に治療との名義で独房に入れられた。独房で劉さんはベッドに押し付けつけられて、猛打された後、手錠でベッドに繋がれた。その迫害で、劉さんは負傷して40数日間も寝返りができなかった。ある日、劉さんは「法輪大法素晴らしい」と叫んだため、布を無理やり口に入れられ、数本の歯が抜けた。

 ●2003年11月中旬、劉さんは第三隊の隊長と争ったため、厳格管理隊に入れられた。第三隊の隊長は法輪功学習者をベッドの間に立たせ、両腕を伸ばさせてそれぞれのベッドに手錠で繋ぎ、1カ月~数カ月拷問を加え、「転向」させた。繰り返し厳格管理隊に拘禁された劉さんは、強制転向を行われた末、健康状態が悪くなり、視力が低下した。

 大連市労働教養所で、劉さんは真・善・忍への信仰を放棄しなかっため、独房に拘禁され、死人ベッド40数日間縛られるなどの拷問を受け、自立生活ができなくなった。

 二、石河派出所の悪行

 教養所から帰宅した劉さんは法輪功を学び続け、法輪功の素晴らしさを人に伝え続けた。2006年4月24日夜9時、石河派出所所長などの警官数人は劉さんの家の壁をよじ登って庭に入り、侵入して劉さん夫婦を連行し、パソコン1台、テープレコーダ3台、プリンター1台、法輪功書籍など、押収した。その後、劉さんは金州三里留置場に送られ、劉さんの妻は大連洗脳班に入れられ、24日間拘禁された。

酷刑演示:野蛮殴打

拷問の再現:殴打

 留置場で、劉さんは迫害に対して断食で抗議した。そのため、警官5、6人は劉さんを殴ったり蹴ったりして、野蛮な灌食を行い、灌食のものに薬物を混入した。その結果、劉さんはお腹が張り、歩行困難になった。28日間拘禁された劉さんは帰宅して、法輪功を学んで健康を取り戻した。しかし、警官は劉さんの行動を監視したり、電話で嫌がらせをしたりしたため、劉さん夫婦は家を離れ、放浪生活を強いられた。

 三、懲役3年6カ月の実刑を言い渡される

 2008年7月24日午後5時、劉さんは仕事を終えて帰ったが、石河派出所の警官らに派出所に連行された。劉さんは身体検査をされ、腕時計、携帯電話、mp4、現金194元を押収された。夕方6時半、金州公安局に送られた劉さんは記録された後、金州三里留置場に送られた。その後、警官は劉さんの家に行き、壁を越えて入り、家宅捜索をした。

 警官は劉さんを留置場に送った後、家族に通知しなかった。そのため、家族は4、5日ほど劉さんをあちこち探し、やっと金州留置場で拘禁していることを知ったが、面会を許されなかった。留置場で劉さんは断食で拘禁に抗議したが、濃度の高い塩水を灌食された。その末、劉さんの全身が震え出し、丸まった状態で耐えた。60日間断食した劉さんは刑務所に移送されるとき、歩けないため、警官に支えられてパトカーに乗せられた。留置場で40日間拘禁されたとき、金州裁判所の裁判官は劉さんを尋問した際、「法輪功は邪功だ」と言ったが、「法輪功は宇宙の正しい法です」と劉さんは裁判官に正しく言い直した。

 数日後、裁判所は劉さんに3年6カ月の判決書を渡した。劉さんは判決書を持ってきた人に「どうして、私に3年6カ月を下したのか」と聞くと、「俺は知らない」と言った。

 四、開廷前に判決を決められた

 劉さんは2017年2月26日、人に法輪功が迫害されている真実を話したとして、連行された。その後、劉さんは帰宅したが、8カ月後の2017年10月24日、不当に開廷され、3年の実刑を宣告された。判決書の日付は2017年9月19日となっていた。つまり、開廷前にすでに判決を決めておいて、裁判はただの形式的なものだった。劉さんは判決を不服とし控訴したが、大連市中級裁判所は2017年12月5日、原判決の維持との結果を出した。

 2018年3月18日、劉さんなど9人の法輪功学習者は人々に法輪功の真実を伝える際、ともに連行された。劉さんは当日の夜に解放されたが、ほかの8人が拘束され、その後に判決を宣告された。

 2018年3月下旬、大連市政法委は610弁公室の命令を受け、法輪功学習者に対する新しい迫害政策を執行し、狂ったように学習者を連行したり、年配の学習者に判決を下したりした。2018年4月9日、劉さんは刑務所に収容された。

 現在、刑期を終えた81歳の劉さんは、留置場に継続して拘禁されているという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/5/17/425806.html)
 
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