【明慧日本2021年5月27日】浙江省温州市の法輪功学習者・徐小海さんと妻・江春燕さんは真・善・忍への信仰を堅持したため、当局の警官から嫌がらせ、尾行、監視、連行、判決などの迫害を受けてきた。徐さんは2014年、連行された後、懲役4年の実刑判決を受けた。妻の江さんは2012年1月21日に連行されて、懲役3年2カ月の判決を宣告されたが、2017年6月に再度に連行され、2018年に再び、懲役2年の実刑判決を言い渡された。
徐さんは温州市鹿城区税務分局の副局長だった。徐さんは真・善・忍に従って自分を要求し、人に優しく接し、いつも他人のことを優先に考えた。税を減免する権力を握っているものの、徐さんは納税人からの賄賂を受け取ったことはなかった。徐さんの品行の良さは友人、同僚、親族からとても評判が高い。
妻の江さんは小さいときから体が弱く、心臓の手術を受けたことがあり、皮膚のアレルギーや胃病、婦人病など、多種の病気を患っていた。苦しい時に、自ら自分の命を絶つことも考えた。しかし、1995年に法輪功を学んでから、江さんはすべての病気が消え、徹底的に病気の悩みから解放された。江さんは到るところで、法輪功の教えに従って自分を厳しく要求し、より良い人になるように努力し、道徳の向上ができた。地震の被害を受けた地区や貧困な子供たち、社会福利施設などに、支援を行い、自費で壊れている公共場所を修理した。
しかし、中国共産党当局が法輪功学習者を迫害して二十数年来、徐さん夫婦は繰り返し、連行、家宅捜索、嫌がらせ、尾行、監視、判決などの迫害を受けてきた。2010年8月16日午前、610弁公室の警官がパトカーに乗って、徐さんの家へ行き、徐さん夫婦を洗脳班に連行しようとした。徐さん夫婦がドアを開けなかったため、610弁公室の指示を受けた人が外から徐さんの家のドアを鍵で開け、電源を切り、断水も行った。それから、江さんは家から出て、電気と水を再開するようと要求したが、警官に洗脳班に連行された。洗脳班で江さんは断食して洗脳に抵抗した。3日後、重い病状が現れたため、帰宅させられた。
2011年5月17日午後4時過ぎ、徐さんは新昌洗脳班に連行されて拘禁され、6カ月後に保釈された。そして、迫害から免れるため、徐さんは余儀なく放浪生活を強いられた。しかし、鹿城区派出所の警官は何回も、徐さんに電話をかけ、「娘の身分証明書の更新時期になったから、写真を送ってきなさい」と言った。実は警官は徐さんを連行することを企んでいるということである。
2014年1月8日夜中、徐さんは温州市610弁公室、温州市公安局の警官の仮借家に連行された。警官は部屋にあるパソコン数台などの私物を押収した。連行された徐さんは迫害により高血圧の症状が現れ、温州市友好病院に移送され拘禁された。その後また、温州市留置場に移された。
2014年5月26日、徐さんは冤罪を被せられ、懲役4年6カ月の判決を下された。2018年7月、出所したが、その後、徐さんは北京へ行き、法輪功学習者との集いに参加したが、警官に電話で「俺たちも北京にきた。お前の後をずっとつけて来た」と告げられた。
2012年1月中旬、正義感がある江さんは鹿城区610弁公室に電話をかけ、洗脳班の迫害より障害を負った法輪功学習者・黄秀娟さん(その後、迫害死になった)に経済的支援を要求した。しかし、610弁公室のリーダーはその要求を受け入れなかった。
2012年1月20日、江さんはバス停で女の子に1枚の法輪功の守り札を渡したとして鹿城区留置場に連行された。そして、同年6月13日、江さんは裁判所に懲役3年2カ月の実刑を言い渡された。
2017年6月12日、江さんは温州市公安局の付近で法輪功迫害の真実が書かれている紙を貼ったとして、1週間後に自宅で連行された。6月23日に帰宅させられた江さんはすべての行動を監視された。7月7日、温州市公安局鹿城分局は江さんに精神病の鑑定を行い、「文化関連の精神障害がある。現在、拘禁に耐える能力はない」と診断した。しかし、しばらくしてから、「拘禁に耐える能力がある」と改めて鑑定の結果を出した。
2018年4月28日、江さんは不当に拘束され、懲役2年の判決を下された。2020年4月22日、江さんの出所の日に、徐さんは友人と車で江さんを迎えに行ったが、途中でコミュニティや公安局の警官から次から次へ「早く戻りなさい」との内容の電話をかかってきたため、江さんを迎えることができず、戻るしかなかった。
出所してから、江さんは受けた迫害のことのすべてを思い出したくなかった。しかし、徐さんは江さんの断片的な話から、江さんが刑務所で「転向」をさせられ、強制洗脳を行われ、頭部に2回電気ショックを加えられ、よだれが流れ、記憶力を失った。また、断食で迫害に抗議したため、頭や体に尿や便をかけられたと知った。
拷問の再現:スタンガンで電気ショックを与えられる |
江さんはかつて、2回も精神病院にいれられ、迫害を受けた。江さんはまた、刑務所に拘禁されている間に支給された年金を全部返すように要求された。