「脱貧困」と「ゼロ行動」 中共は虚言によって「繁栄の時代」を作る
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文/中国の法輪功学習者

 【明慧日本2021年6月8日】先日、中国共産党(以下、中共)が声高に「農村部における『脱貧困』の目標を達成した」と公表し注目を集めた。そしてそれを「奇跡」と言ったが、実際の情況はどうであったのか? ある貧困世帯によると、村の幹部が貧困が緩和されたという証明書を持って来て、「これは上からの要請だ」と言って、署名と指紋を押す事を強要してきたという。村民たちは福利が取り消されるのを恐れて、しかたなく署名するほかなかったが、実際は根本的には貧困は緩和されていない。

 最近、海外メディアが一般的な中国人にインタビューを行った。多くの人は「昨年の中共ウイルス(武漢肺炎)発生により、半年間仕事がなく、生活はとても大変でした」と語った。ある病院関係者は「大病院に入院している患者の家族は、入院費が払えず、親戚や友人からお金を借りることも出来ず、絶望的な状況に陥る家族がたくさんいます」と話した。これによって、中共の誇るいわゆる「全国民の貧困撲滅」は実際には「数字的な脱貧困」であり、「貧困者による(圧力を加えられた)貧困撲滅」であり、全国民が上と下から強制的に偽装させられた茶番劇だったことが分かる。

 この「全国民の貧困撲滅」の茶番劇は孤立したものではない。なぜなら、中共の捏造を強要する不条理な行動は今まで止まったことがないからだ。例えば、もう一つの茶番劇は全国範囲で同時に行われている「ゼロ行動」で、真・善・忍の教えに基づいて修煉する法輪功学習者(以下、学習者)を騙し、修煉をあきらめさせる強制的な行動である。中共中央政法委員会、警察署、地域社会のスタッフは、事前に印刷した「修煉を諦める」という文書と法輪功を罵る文書を持って、学習者の家に侵入し、署名を強要するのだ。

 目標を達成できなかった場合、中共は偽善の仮面をはがし、さまざまな暴力的手段を使う。 時には、本人に代わって親族や子供に署名を強要した者もいれば、繰り返し家を訪れて嫌がらせをし、甚しきに至っては、学習者の家に座って動こうとしない人もいた。時には、暴力団を使って、強制的に学修者の手をつかみ指紋を押させ、抵抗する手を血まみれにさせたこともあった。また、学習者の家の水道と電気を止めたりもした。学習者の親戚や子供の勤め先を見つけて、学習者に圧力をかけ、署名しなければ親戚や子供の仕事が無くなると脅した。嘘をついたり詐欺に協力することを拒否した学習者は連行されて殴打された。

 中共のいわゆる「全国民の貧困撲滅」運動と「ゼロ行動」運動はすべての中国人を対象としており、中共の虚偽、凶悪で闘争的な本質を全て露呈している。誰もがそれについて考えれば、中共が支配するすべてのものが「偽、悪、闘」を主導としていると見抜くことができる。

 今回の虚言と暴力による運動は、どちらも 2020 年末までに「任務を完了すること」を要求しており、全国民に捏造の行為を強制するためのプロジェクトを採用した。したがって、上から下まで、幾重にも虚偽の層が造られている。

 もともと中共の各層の幹部が幾重にも国民から搾取している現実の下で、昨年の中共ウイルスの流行による景気の低迷と失業者の増加を背景に、貧困撲滅の目標は2020年の年末までに達成できなかった。しかし、「政治的達成プロジェクト」と「この世の奇跡」を完成させるために、中共は「裸の王様」の新しい服を演じただけにすぎない。中共の辞書には「恥」という言葉はない。

 真・善・忍は、学習者の信念であり、中共は真・善・忍に対する人々の信念を根絶することはできない。労働教養所、裁判所、金銭の没収、生体臓器狩りで人々の心の中にある真理に対する信仰を奪うことはできない。中共は捏造が癖になり、それが「ゼロ行動」宣言だった。

 実際この嘘は、中共の屈辱と犯罪の記録を増加させるだけで、自滅する過程を加速させるだけである。

 中共は法輪功の信用を落としめるために「天安門焼身自殺」のデマを自ら演出した。彼らは何をやっても出来ないことはないと思っているのだ。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/3/3/421590.html)
 
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