【明慧日本2021年8月2日】スロバキアの法輪功学習者(以下、学習者)は、2021年7月20日火曜日の午前、首都のブラチスラヴァの市中心にあるフヴィエズドスラヴォヴォ公園(Hviezdoslavovom námestí)で、反迫害22周年の集会を行った。欧洲議会議員、スロバキア国民議会議員などの政治家が来場し、集会に声援を送った。多くの通行人は立ち止まって、学習者の法輪功の功法の実演を見たり、真相チラシを受け取ったりする人もいれば、中国で中国共産党(以下、中共)による真・善・忍を修煉している学習者への迫害の真実を聴いたりした。真相を理解した市民は署名して、法輪功を支持する意を示した。
スロバキアの学習者は中共による迫害を受けて死亡した学習者を哀悼し、法輪功への迫害を制止する署名を呼びかけた |
通行人は立ち止まって法輪功迫害の実態を知る |
午後からの発言者は、欧州議会議員ミリアム・レックスマン氏、SNR前主席、反体制派フランチシェク・ミクロシュコ氏、スロバキア国民議会議員ピーター・オススキー氏、そしてスロバキア首都ブラチスラヴァ旧市街の市長スザナ・アウフリヒトバ氏だった。
スロバキア法輪大法学会代表のマレク・タタルコ(Marek Tatrko)氏は、1999年7月22日から今まで、中共による法輪功への弾圧は22年経ったと紹介した。タタルコ氏は、法輪功は真・善、忍という原則に従って心身ともに修煉する功法であるが、中国では残忍な迫害を受けていると強調した。またタタルコ氏は発言の中で、今年起きたある迫害事件を具体的に説明した。そして中共が、学習者の臓器を収奪して利益を得ていることを非難した。
欧州議会議員ミリアム・レックスマン氏は集会で法輪功を支持する |
欧州議会議員ミリアム・レックスマン氏は発言の中で、「スロバキアの法輪功学習者が行った迫害への抗議活動に感謝します。学習者から提供して頂いた証言も感謝します」と語った。レックスマン氏は、「我々は、中国で何が起きているか知る必要があるからです。人々は毎日、中国製の商品を購入し、スロバキアの会社は中国と貿易しているということは、言うまでもなく良いことです。もちろんその前提として、中国人が酷い迫害を受けていないということです」と強調して語った。さらに、「信仰や、政治などにおいて、ある人の意見や行為などが異なっているというだけで、酷い迫害を受けるということは、スロバキアを含めて、世界各地の我々は、沈黙することができません。我々と深く関わりを持っているからです」と主張した。
中国で人権に対する状況がますます悪化しているため、欧州議会は中国との貿易、中国への投資の許可申請が停止されたと述べた。
最後にレックスマン氏は、スロバキアはかつて共産主義政権を経験していたからこそ、私たちの発想と、いかに迫害された人々との関係を築くかが重要だと言った。
法輪功を支持すると述べたSNR前主席、反体制派F・ミクロシュコ氏 |
SNR前主席、反体制派フランチシェク・ミクロシュコ氏は、「人々は自分に合う信仰や宗教を選択する権利があるべきです。今は、スロバキアのキリスト教からの支援は、即ち我々が法輪功を守ることです。彼らは自己信仰を公開したと言うだけで、弾圧されたのです」
「私たちは毎年ここに来て、世の人たちに、中国人は信仰、宗教、良心の自由を守るというだけで迫害されていることを伝えたいと思います。この迫害を停止するように希望します」と述べた。
スロバキア共和国、全国委員会メンバーP・オススキー氏は法輪功を支持すると述べた |
スロバキア共和国、全国委員会メンバーであるピーター・オススキー氏は、発言の中でアドルフ・ヒトラーが就任した後、ドイツの経済発展、世界がいかに崩壊したか、どのように邪悪に屈服したかに関して振り返った。またオサスキー氏は「中国では、学習者は法輪功を信仰すると言うだけで、生きたまま臓器を収奪され殺されています」、「超えてはいけない道徳の最低基準があり、民主主義国家は貿易と経済利益のために、邪悪に屈服してはいけません。それは一種の恥です」と述べた。
首都ブラチスラヴァ旧市街の市長スザナ・アウフリヒトバ氏は集会で法輪功を支持すると述べた |
迫害された学習者を支持する旗が首都ブラチスラヴァ旧市街の事務所に掛けられている (この写真はフェイスブックで上げられたブラチスラヴァ旧市街写真のスクリーンショット) |
最後に、首都ブラチスラヴァ旧市街市長スザナ・アウフリヒトバ氏は、「迫害は自信が持てない表現であり、自身が持てないということは、『恐れている』というような表現です。旧市街は法輪功を代表し、真理を代表し、さらに未来の民主主義を促進することを代表します。自由な意識の存在を認める組織として、私たちはこの旧市街に法輪功を象徴する旗を掲げることで、法輪功への信頼と支持を示します」と語った。