6年あまりの冤罪を受けた浙江省の朱作亮さん 再び秘密裏に判決を下される
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 【明慧日本2021年9月5日】中共の「ゼロ行動」により2021年4月以降、浙江省金華市の法輪功学習者・朱作亮さん(52歳男性)は法輪功を修煉しているとして再度連行され、7月20日に裁判を受けた。情報によると、朱さんは秘密裏に懲役4~5年の実刑判決を下されたという。朱さんは、これまでにも6年6カ月拘禁されたことがあり、現在、金華留置場に拘禁されている。

 ゼロ行動の下で、秘密裏に判決を下された

 4月19日午後、朱さんが所属する町総合弁公室の人員・曹林偉は朱さんを訪ね、法輪功を放棄する旨を記載した三書にサインを強要しようとした。朱さんが拒否したため、曹は「サインしないと、洗脳班か刑務所に送るぞ」と脅した。その後、朱さんは連行され、7月20日に裁判が開廷されたが、裁判の結果は秘密裏に下された。家族は情報を知らされてから面会を申請したが、許可されなかった。朱さんを巡る判決の詳細は引き続き調査の必要がある。

 南寧市留置場で受けた迫害

 2000年10月、朱さんは南寧市留置場に拘禁された。法輪功を放棄しないとして鉄の籠に入れられ、人々の前に晒された。鉄の籠に監禁された朱さんは立つこともしゃがむこともできず、終日同じ姿勢でいなければならなかった。その後、杭州市留置場に移送されてまた1カ月間拘禁された。

拷問のイメージ図:鉄の籠に監禁される

 2年の労働教養を強いられ、労働教養所で残酷に拷問された

 2000年1月26日、金華市金東区東関派出所の警官は、暫定居住許可証が必要だという口実で朱さんを騙して派出所に呼びつけ、拘束した。朱さんは奴隷のように働かされ、そしてトラの椅子に座ることを強要された。トラの椅子は、尾骨のところに鉄のパイプがあり、椅子に座ると、パイプが尾骨に直接当たる。また、膝の近くに1本の鉄パイプがあり、このパイプに全身の重さを負わせなければならない。さもなければ、尾骨が鉄に当たって非常に痛い。人はトラの椅子に座ると、ひどく体力を消耗してしまう。

拷問のイメージ図:トラの椅子

 朱さんは連続6日間トラの椅子に座ることを強要された。その間、トイレに行くことを禁止され、ズボンの中で大小便するしかなかった。睡眠も剥奪され、少しでも目を閉じると、監視役の受刑者にすぐに水をかけられ、殴られ、罵られたりした。

 冬でも、朱さんはコートを脱がされて黒い部屋に閉じ込められ、24時間監視され、睡眠を剥奪された。

 2014年10月13日、朱さんは連行されて洗脳班に拘禁されてから再び留置場に入れられ、その後、懲役4年6カ月の実刑判決を下された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/9/1/430300.html)
 
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