仙韻芸術学校校長:高齢の両親が中国共産党に脅迫されている
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 【明慧日本2021年9月8日】米国カリフォルニア州「仙韻芸術学校」の張雪容校長は、中国広州の出身で、世界トップレベルのカリフォルニア大学バークレー研究所でポストドクターとして米国科学技術界で研究し、教育界のエリートでもある。法輪大法の修煉者でもある彼女は最近、中国共産党(以下、中共)の弾圧の標的になっている。

'图:美国加州仙韵艺术学校校长张雪容博士'

米国カリフォルニア州「仙韻芸術学校」の張雪容校長

 張氏の70代の両親は中国で企業を経営している。2021年2月から数カ月続けて、法輪功を修煉していない老夫婦は地元の国安局から嫌がらせと脅迫を受け、現在、両親が30年も経営して成功した企業が倒産に追い込まれ、両親は監禁される恐れもあるという。

 国安局は年老いた両親を通じて張氏にプレッシャーをかけ、彼女に校長を辞めさせようとしており、張氏は中共の卑劣な手段に非常に憤慨している。

 張氏は数年前から米国カリフォルニア州の「仙韻芸術学校」の校長を務めており、ベイエリアにある同私立中学校はここ数年来、地元で多くの称賛を博している。

 研究者として、法輪大法こそ本当の科学だと気づく

 張氏は1996年末、米国の大学院生時代に法輪功を学んだ。張氏は「私は科学を勉強し、全世界のトップクラスの研究所であるカリフォルニア大学バークレー国家研究所でポスドクとして研究を完成しました。『轉法輪』と李洪志師父の各地での説法を読み、科学の角度から見ても、師父が説かれた法理は実にとても奥深いと感服しました」

 「はじめて法輪功に接した時、不信感を抱く人もいると思います。しかし最先端の化学分野の研究者として、李洪志師父が説かれたのは本当の科学だと痛感したのです。師父は平易な言葉で人生や宇宙についての高度な法理を披露されました。研究者としての私は、教科書に書かれた内容は法輪功の法理に比べて本当に浅はかであることにすぐに気づいたのです」と述べた。

 科学技術界から教育界に転身

 数年前、張氏はカリフォルニア州にある「仙韻芸術学校」の校長になった。同学校は中学の通常教育を行うほか、伝統的な価値観、伝統文化と芸術を重視して、カリキュラムの中に5000年の歴史を持つ中国の正統文化と芸術に関する授業も大きい比重を占め、生徒は伝統的な美徳と芸術の特技を兼備し、成績優秀な卒業生を育成している。同学校は教育関係者に称賛され、保護者と生徒に感謝されるカリフォルニア州の宝物になっている。

 しかし、校長としての張氏は、中共の弾圧の「重点目標」となった。

 年老いた両親は国安から恐喝と脅迫を受ける

 2021年2月末から、地元の国安局は張氏の両親が経営する企業に絶えず嫌がらせや脅迫をした。実はこれも初めてではなく、張氏は「迫害が始まった後、私が海外で法輪功の無実を訴えたため、広州国安局の『重点注目人物』になり、両親は脅されたのです。今、私が伝統理念に基づいた教育を実施する学校の校長を務めていることだけを理由に、国安局は70代の両親を脅し続けているのです」

 「国安局は学校のサイトに出た私の写真を両親に見せたそうです。実は、私がここで校長を務めていることを、両親はまったく知らなかったのです」と語り、娘がこのポストに就いているため、多くのトラブルをもたらしたと国安局は両親に告げた。

 「2021年の旧正月を迎えた後、両親が経営する企業は嫌がらせを受け始めました。様々な名目で多くの部門、例えば衛生、安全、税務、工商局などが相次いで両親の企業を調べに来ました。どの部門も一気に7、8人が来て、恐怖の雰囲気を作り出し、彼らは両親の企業を『邪教企業』だと言い、私が校長を辞めて帰国するという条件を言い出し、私がその通りにしなければ、親の企業を倒産にまで追い込むと言ったのです」

 「私の両親はおとなしく法律を守る商売人で、30年以上も会社を運営して、数百人もの従業員を雇っており、地元で納税金額上位3位の企業ですが、今、国安局の嫌がらせを受け、倒産に追い込まれています」

 「地元の市役所の官僚も年老いた老夫婦を困らせる行為は正当ではないと思っているようですが、私は広州市の『重点注目人物』から広東省の『重点注目人物』になり、今は国レベルの『注目人物』になったため、彼らもプレッシャーを受けて、不本意でも、両親の企業を不当に圧迫せざるを得ないのです」

 「両親は何も悪いことはしていませんが、今、毎日恐怖の中で過ごしています。『仙韻芸術学校』の運営費が両親の企業から援助を受けていると中共はデマを飛ばしました。実は両親は今年の2月末まで、私が校長を務めていることさえ全く知らなかったのです。過去には、法輪功は米国政府から援助をもらったというデマもねつ造されました。中共は嘘を繰り返しています」

 「中共は確かに海外にいる一部の人を利益で買収しています。しかし修煉者は名利で買収できないし、脅迫にも屈しません。仕方なく、共産党は中国にいる親族を脅迫するのです」

 「国安局にプレッシャーをかけられ、両親は私に学校を辞めるように勧告し、辞めなければ親子の縁を切ると言いました。そのように言わないと、企業経営を続けられないどころか、両親は監禁される恐れがあるのです」

 「我々の学校は公に生徒を募集する非宗教的な学校であり、伝統的な価値観、伝統文化と芸術を教えるほか、中学校の一般的な授業も行っています。生徒は非常によく育ち、皆、優秀です。中共がこのような学校を弾圧しようとするのは理解できません」

 「我々がこの学校を設立するのは生徒を教育するためだけでなく、教育は人類の未来、文化の伝承、子孫後代の福祉につながる重要なものです。特に、この学校は海外で本当の中国伝統文化を広めているので、中共がもし本当に中華民族を愛しているなら、この学校を弾圧するのではなく、支持するはずです」

 脅迫は人の心を変えることができない

 「しかし邪悪な手段では人の心を変えることはできません。法輪功学習者は中国共産党が作ったデマのようなものではなく、彼らは何かを盲目的に信じて修煉するわけはありません。しかし国安局は私の両親を脅迫した時、『娘さんは法輪功に利用された』と言ったようです。これは本当におかしいのです。私と周りの多くの法輪功学習者はみな高い学歴を持っているので、盲目に誰かについて行くわけがないのです」

 「私たちの学校は、どの分野の教育レベルも非常に高く、道徳教育を重視するほか、文学、数学、科学など一般授業にも力を注いでいます。卒業生の成績、知能など各方面の資質が名門校の合格ラインに達しています。ここの生徒は知識、技能をマスターするほか、伝統的な価値観に基づいた美徳と上品な気質も備えています。中学と高校時代は人生にとって最も大切な時期で、この学校で受けた教育は生徒の一生の財産になると思います」と語った。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/7/29/428865.html)
 
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