出山した神仙との対話(一)
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2021年9月11日】今、山津波が多く、山全体は安定せず、洪水も多くて、出山した修道者もかなり増えています。

 私はある修道者と出会いました。この修道者は1200年に修煉しましたが、功柱がまだ三界を出ていないので、三界内の神と少し往来して、いつも自分が「小仙」と自称しています。彼は数回にわたり、私の遠く前に現れました。私たちの間には交流があります。この交流は思惟伝達の形で、つまり彼の出した思惟が私の頭の中に届き、私の考えている思惟が彼に届くという形です。この思惟交流は瞬間的に伝わり、立体的な思惟エネルギーの伝達です。

 では、私たちの交流した内容は何でしょうか?

 最初の会話の内容は、彼に大法を修煉するようにと勧めることでした。神仙が現れて、しばらくすると、私は彼に「宇宙の特性に基づいて修煉すれば、次元の向上が非常に速い」という念を発しました。彼は遠いところで私に礼をして「私は私の師父の教えに従うので、志は変わりません」と返事をしました。私は黙って何も話しませんでした。

 2回目の時、生体臓器狩りの真実と大法修煉を勧める話をしました。彼は遠くに現れ、私に「あなた達の修煉者の中には、一部は悲惨な死に方をしており、腹を切り裂かれ、心臓を取られ、死体を壊してしまいました。しかし、いつも輝いたものが覆っていて、この現象をよく見ているので、このことは分かっています。しかし、彼らがどこに行くのかが見えません」と言いました。私は「修煉の理屈は世間の理屈とは逆です。修煉者は大きな苦難を嘗めることで、良い行き先があります。あなたに彼らの行き先が見えるなら、あなたはどのように選択するのでしょうか?」と言いました。その神仙は少し黙って、私に「もし彼らの行き先がよいところだと確認できたら、多くの山の中の修煉者は何かを行うかもしれません。もちろん、何もしない可能性もあります。やはり今修煉している法門の師父の戒律規則が残っているから」と言いました。私は「私が知っている修煉者は、前に修行した法門をやめて、大法の修煉に入り、功がすばやく伸びて、三界を遥かに超えました」と言いました。

 3回目の時、彼は「私はあなたが千年の輪廻転生の中でどの人物になったかを知っています。私は何回も何回もあなたの輪廻を見て、最後にあなたが大法の修煉に入っていくまで、あなたの功柱が急速に伸びて、しばらくすると、あなたの功の高さが見えなくなり、とても震撼しました」と言いました。

 私は「大法の修煉は心性の向上を要求しているので、功の向上も非常に速いのです。そして、一部の大法弟子の功柱は非常に高く、考えられない高さで、もし向上の速度が速くなければ、自分の使命を果たす事はできないのです」と言いました。彼は「あなた達は極めて特殊な団体です。善良、無私、他人のため、自分を苦難の中に置き、しかし、あなた達の人心も多いです。人心が多くても修煉ができるなんて、非常に不公平だと思います」と言いました。

 私は「あなたは私の輪廻を見ました。私の修煉も見ました。しかし、あなたはまだ謎があります。私の師父は『道理も言葉も分かり易く』 [1]の法を説かれました。やはり神仙は惑わされました」と言いました。

 4回目、その神仙は「魔官」という言葉を使いました。彼は「今の時代、魔官が多いです。各官職の役人は、多くの人がおでこの所に、魔の印があり、これはいまだかつてないことです。彼らの行為はすでに人間ではなくなり、地獄の鬼のようにあなた達を迫害しています。彼らは自分が死んだら地獄に落ち、地獄の悪鬼にもっと残酷に酷刑されることを知っていません。あなた達の一部の人は本当に惨めな死に方をしました。私が知っているある修道者は、ある大法弟子と縁があります。彼は我慢できなくて、封じられた洞窟を破って、出山してその大法弟子を救いました。私は彼の出山過程をすべて見ました。彼は功能で悪人を定め、その大法弟子を救い、その後、彼はある輝くものに包まれて、彼の具体的な状況を見ることはできなくなりました。このことは修煉界にとって、大きなことであり、修煉界を驚かせました」と言いました。

 私は「今の政権はサタンの政権であり、極悪です。彼らは修煉者を敵とし、誹謗中傷して、修煉者を迫害しています。その因果応報も影のようについてきて、彼らは地獄に近づきました。この時大法弟子を手伝うなら、自分の未来にもよい基礎を作り、大きな福の報いも持つようになります。ですからこの時大法弟子を助けた修道者は、大法の修煉の道に入り、それは非常に幸いなことです」と言いました。

 第5回目、神仙は「実は多くの山の中の修道者はあなた達を見ています。時々あなた達を軽く見ることもあります。なぜならあなた達の人心が多すぎて、雑念もたくさんあり、それでも修煉できるなんて、彼らの心の中は不平でいっぱいです」と言いました。

 私は「あなたは理解していないところがあります。私は今、多くの山の中の修道者が世間の大法弟子を注目していることを知りました。天上、地上、注目の目が多いですね。私はあなたの疑問に対して、答えがあります。もし、あなたが聞きたいなら、私は自分の理解で交流したいと思います」と言いました。神仙は「ぜひお聞きしたいと思います」と答えました。

 私は「それらの修道者、さらに多くの神は、以前の修煉形式の中に落ちついており、大法弟子の人心が多いことを見て、大法弟子を軽く見ていました。私の師父は『李洪志は常人の表現形式で、常人の身体として、全宇宙の生命の最も低い言葉――人間の言葉、しかも人類の今日の最も浅薄な言葉及び修煉の最も低い形式――気功という方式を用いてこのことをしているために、宇宙の全ての衆生を迷わせたのです』[2]と説かれました。

 大法の師父が真相を明らかにした後、私たちは『以前の修煉形式は副元神が修め、主元神と肉体が単純に担体として』ということを初めて分かりました。これは修煉者に対して、非常に不公平です。現在宇宙は成住壊滅の中で、滅の末尾に入って、すべてのものは堕落しており、悪は善より多いのです。あなた達も見たでしょう。それらの権力者はどのように修煉者を迫害しているのでしょうか? 生きたままの人を冷たい番号にして、最後に殺してしまいました。

 宇宙の中にいる多くの能力がある生命は、山の中の修道者も含め、迫害を見たままで、何もしていません。傍観者は黙認者と言ったら、あなたは認めないかもしれません。しかし私の師父は『大法、人心を見る 世人は目覚めるべし 神、人、鬼、 畜は滅され 位置は自らが定める』[3]と説かれました。師父の言葉は宇宙のすべての衆生への啓示であると思います。一部の修道者の功柱は銀河系を出たのに、彼を迎えて三界を出させる神仙がいません。

 一部の修道者の功柱は三界の各次元に達しています。現在出山した神仙はたくさんいます。出山する理由として、災難も一つですが、また他の原因もあります。例えば、修煉環境など。もう一つ、この数年間、すべての修道者の次元がなかなか向上できず、ボトルネックになって、彼らの心の中に感触はありますが、原因が分かりません。

 実は、大法の師父が法を伝えたばかりの時、多くの修道者は出山して見ていました。遠く離れて見ていた修道者がいて、大法の師父と会話した修道者もいます。彼らは大法の修煉者の向上のスピードに驚かされました。しかし、1999年7.20以降、多くの修道者の考えが変わりました。彼らは世間に注目して、天上の神仙が大法修煉者への迫害に参与したことを見て、これが天意だと思い、手をこまぬいて傍観しています。あなた達は多くの邪悪の要素が大法弟子にのしかかっていたのを見て、大法弟子が耐えられないと思い、20年間、このすべてを見ました。

 大法は世間に立脚して、大法弟子は倒れておらず、あなた達には私たちの師父が何を行なったのかがを見えないようですが、私たちが行なったことは見えると思います。大法弟子が神通力を果たしていることは見えるでしょう。あなた達のエネルギー通路を通して、大法弟子のことを注目しています。大法弟子は世間で修煉しています。あなた達は一方で大法弟子の超常を見て、また一方で大法弟子がまだ取り除いていない人心を見ました。この両方の表現があなた達を惑わせました。

 大法の師父は大法の修煉者の修煉状況について、法を説かれたことがあります。『皆さんの場合、法を実証し、人々を救い済度すると同時に、皆さんは修煉をしている人でもあり、修煉をしている人には人心があり、でなければ神になります。神はどのように修煉するのでしょうか? 神は修煉できません。人間の肉体があってはじめて修煉することができ、これこそが修煉なのです。この人間の肉体があるからこそ、修煉の機会、向上の機会があり、これは非常に得がたいことです。特に大法弟子はまた大きな使命を持っています。ですから、修煉の中で、どのような魔難、どのような困難が起きても、変えられてはなりません』[4]

 もしあなたは私を見て、午前中に発正念をした時、神通力が大いに顕れて、すごいと思い、夜私が家族と楽しく話したり、あるいは私が他の人に不満を現わし怒ると、あなたはこんな私を見下して思うかもしれません。実はそれは、私たちの師父が私たちに按排した世間の修煉の道なのです。大法修煉者は、複雑な社会を避けることなく修煉して、はっきりと分かっていながら世間で修煉しなければいけません。利益の中で、情欲の中で、迫害の中で、各人心を取り除き、徐々に向上していきます。大道無形、私たちの師父は私たちに最もよい修煉の道、主元神を修める道を按排しました。

 大法の師父は、あなた達が大法弟子を注目していることを知っています。師父は慈悲なる心で、あなた達が出した大法弟子への注目の通路を切断しません。それはあなた達が世間の中で唯一、興味があることですから。ですから、師父は大法弟子に『この宇宙で皆さんを注目している目はあなたの想像を超えるほど多いのです。粒子の中にも目が充満しており、最も小さい粒子にも目が充満しています。宇宙のすべての生命は大法弟子が行なったすべてを注目しています。神も見ています』 [5]と注意しています。

 こんなに多くの目が大法弟子を見ています。一部の修道者は、大法弟子と神仙の会話を聞いて、理解していません。あなた達が知っているように、大法弟子は疫病神や、災厄を司る神と交流した後、文章を書きました。この修煉者の人心が多いと思っていますが、世間で修煉するなら、人心がなければ、世間にいることができません。だから、私たちの師父はミクロの空間で大法弟子の身体を変えています。

 あなた達は私を見ています。私が師父の像を祭ることも見ています。私が師父の像を見る時、師父はいつもニコニコしています。たとえ、私に多くの人心があったとしても、師父に合わせる顔がないと感じた時も、師父は相変わらずニコニコしています。師父は慈悲な心で、寛容し、ずっと弟子を啓示して、守ってくれています。このような修煉形式はかつてないことなのです。だからあなた達は理解できません。このような形式は他の法門の師父は行う勇気がありません。

 世間の有名な歴史の人物はかつて大法修煉者の前世でした。彼らはいろいろな難儀を乗り越えて、文化を作り上げてきました。彼らは輝いた時があり、光栄に思われたこともあります。あなた達は大法弟子の過去を知っていますが、大法弟子の源が分かっていません。彼らは天界の一層一層の次元の按排を体験して、数え切れない大穹を通って、三界を作り上げ、各種の体験をして、人類の歴史を演じ、神伝文化を築き上げました。山の中の修道者の修煉は自分を成就するためです。大法弟子の成就は世間の衆生です」と言いました。

 私は話し終わって、神仙は黙りました。

 (続く

 注:
 [1] 李洪志師父の経文『二〇一三年大ニューヨーク地区法会での説法』
 [2] 李洪志師父の著作『導航』「米国西部法会での説法」
 [3] 李洪志師父の詩『洪吟(二)』「無題」
 [4] 李洪志師父の著作『各地での説法八』「二〇〇八年ニューヨーク法会での説法」
 [5] 李洪志師父の経文『二〇一八年ワシントンD.C.での説法』

【編集者注:この文章は筆者の現時点での個人的な認識を代表しているものであり、同修の皆さんと切磋琢磨し、「比して学び比して修す」のためのものです】

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/8/26/430025.html)
 
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