文/中国の大法弟子 善縁
【明慧日本2021年10月3日】7月1日の前夜、中国共産党は「100周年」を祝うために、再び全国の大法弟子に嫌がらせと迫害を行っていました。 彼らは3人か5人のグループで、事前に作成した「三書」(保証書・決裂書・批判書)を持って玄関に来て、大法弟子に(あるいはその家族に)強引にサインをさせ、指紋を押させました。 また、私服の警察官が3人か2人のグループでやってきて、市場や人混みの中で法輪功迫害の真実を伝えている大法弟子を監視したり、洗脳班を設けて大法弟子を迫害しています。 どんな手段を使っても、大法弟子が協力しない限り彼らは何もできません。大法弟子が師と法をしっかりと信じている限り、乗り越えられない困難はありません。
5月下旬、2人の年配の大法弟子(70代)が市場で大法の真実を世間採に伝えていたところ、私服の警官2人に出会いました。1人は弟子を安心させるために真実を聞くふりをし、もう1人は人けのない場所に忍び込み、3、4人の警官を呼びました。 彼らはハード、ソフト両面のあらゆる戦術を駆使して、2人の年配者に自分たちがまとめた「三書」にサインと指紋を採らせようとしました。彼らの拷問と強制により、同修のAさんは恐怖を感じ、その日の午後「三書」にサインして帰宅しました。帰ってから数日で石炭中毒になり、病院に運ばれましたが、体が弱り、長い間仕事ができなくなりました。
しかし、同修のBさんは警官がどんな手を使っても協力を拒み、自白のないまま15日間も不法に拘留されたのです。 釈放されようとしたとき、2人の若くて屈強な警官が手錠をかけられた彼女の手をつかみ、彼らがまとめた書類にサインと指紋採取を強要しました。 この時彼女は、拳を握って心の中で師父に「師父、どうか私の手がハンマーになりますように!」と懇願しました。すると、2人の警察官がどんなに頑張っても、彼女の手(ハンマー)を開くことはできなかったのです。
警官は怒りのあまり、Bさんを持ち上げて4、5メートル先に放り投げ、コンクリートの床に激しく叩きつけました。Bさんが全く動かないのを見て、彼らは「もう終わりだ、このおばあさんはもう死んだのだ!」と言いました。それを聞いたBさんは「師父、私は死ねません! まだ私の救済を待っている人がたくさんいます!」と、師父に懇願しました。 そう言ってBさんはゆっくりと目を開けました。その頃には、2人の警官も彼女のところに来て、2人はいくつかの言葉を呟き、しばらくすると手錠をはずし、Bさんの家族を呼び、家に連れて帰りました。 次の日、Bさんは真実を語り、人々を救うために再び出かけました。
修煉者Aさんは、試練に直面しても師と法をしっかりと信じず、悪に協力したので、旧勢力は彼女が家に戻ったときに迫害して苦しめる口実を見つけました。一方、修煉者のBさんは師と法をしっかりと信じることができ、彼女が危険にさらされたときに2回とも最初に師父に懇願することを忘れず、完全に他人のためになることを基準にして立っていました。
これは「まず他の人のことを配慮して無私無我で、なおかつ他人を先に」[1]という境地に達していました。 同時に、「弟子の正念が十分であれば、師父に回天の力がある」[2]という法のさらなる確認でもあり、2回とも師父が彼女を助けてくださって、困難を乗り越えることができました。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「佛性に漏れなし」
[2] 李洪志師父の著作:『各地での説法十一』「二十年説法」