文/中国の大法弟子
【明慧日本2021年11月14日】ある日、私は師父の「正念」という経文を読んでいました。
師父はこう説かれました。
「大法弟子がこの特殊な歴史時期に、邪悪生命からの大法及び大法弟子と世の人々への迫害を減らすために、正念を発することは、非常に肝心な作用を発揮しました」[1]
「やり方ですが、①精力を集中して、頭を絶対にはっきりさせ、理性的で、念力が集中しており、強大なものでなければなりません。宇宙の全ての邪悪を粉砕することができるという唯我独尊の勢いがなければなりません」[1]
師父の「正念」の法を読んだとき、自分がショックを受けました。まるで自分の体が電気的に異次元につながっているような感覚でした。私はすぐに、師父の指示に従って正念を発し始めました。
「他の空間がまだ見えていない弟子の場合、口訣を念じ終えた後、強大な念力を集中して、『滅』という字を念じてください。この『滅』は宇宙天体の大きさと同じく強大になり、全ての空間は含まれないものがなく、漏れるものもありません」[1]
「通天徹地(天と地を突き通す)」[2]という師の言葉通りの体になっていると感じました。私の頭の中には「滅」という言葉があって、大法弟子に与えられた悪の根絶という使命を果たしながら、「滅」という言葉が宇宙全体に広がっていくように感じました。
私は宇宙のポジティブなエネルギーに完全に包まれていました。頭の上で法輪が規則正しく回転し、エネルギーが一気に頭頂部を駆け抜けるのを感じました。時間が流れていることを忘れていました。周りのものはすべて幻のように見え、押し寄せるエネルギーだけがそこにありました。
この経験から、私は正念を発することについて理解することができました。
普段、私は正念を発することを非常に重要視しているつもりです。しかし、自分ではなかなか気づかないうちに、ただの形式になってしまっているような気がします。表面的には正念を発していますが、師父の指示に完全には従っていないため、その正念の力が損なわれてしまいます。
大法弟子が本当に師父に従っているかどうかを判断する基準の一つは、正念を発することにあります。師父が教えてくださった宇宙の法則は、私たちを元の本当の自分に帰らせてくれます。師父は私たちをずっと守ってくださっています。私たちは、師を助けて法を正し、衆生を救うという使命を担っています。
どうすれば道に迷わずに済むのでしょうか? 師と法を信じ続けるためにはどうすればいいのでしょうか。私の理解では、私たちは大法を無条件に信じて師父の話を聞き、師父の指示通りに行動しなければなりません。私たちは修煉のレベルが違うので、師父の法に対する理解も違います。しかし、大法は調和がとれていて、すべてを網羅しており、佛法は無限であるため、それでよいのです。
師父は弟子たちに警告しました。
「皆さんに教えますが、ここ数年来、私はいつも大法弟子に非常に大きな能力があると言っていますが、どうしても信じない人がいます。なぜならば、あなたに見えないようにしているからです。あなたの正念の作用で、周りのすべてとあなた自身まで変化が起こりますが、あなたは試してみようと思ってもいません。旧勢力とそれらの邪悪な要素による妨害はつまり、皆さんの考えにある隙に乗じており、ここ数年来ずっとこのことをやっており、旧勢力が操っている卑しい鬼と邪党の要素はずっとこのようにやっています。皆さんの人を救うことができないようにし、なぜなら、直接対決をすると、あなたに勝てないからです。あなたが正念を発すると、邪悪が千軍万馬であっても、全部土となり、すべて消滅され、何者でもありません。このように続くと、卑しい鬼と邪党の要素の妨害は消滅され、大法弟子は念を集中させ、十分な正念で正念を発することができます。皆さん試してみてください。今日それができれば、現在の邪悪の半分がなくなります」[3]
私たちは幸運にも師父の弟子であり、法を正して衆生を救うために師を助けるという使命を担っています。師父はこのすべてを私たちに与えてくださいました。法が私たちを創ったのです。師父が弟子たちに教えた法は、天の家に帰るための梯子です。私たちは迷路の中にいて、師父の話を聞き、師父の要求に従って自分を修正することによってのみ、私たちは正しい考えと正しい行動を持ち、新しい宇宙の正しい悟りの覚者になることができます。ですから、正念を発することを重要視することが大切です。
以上、私の浅い理解です。適当でない所があれば、同修の慈悲なる指摘をお願いします。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『精進要旨三』「正念」
[2] 李洪志師父の著作:『大圓満法』「二、動作の図解」
[3] 李洪志師父の著作:『各地での説法十一』「二十年説法」