明慧法会|人を救うことが第一である(二)
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 【明慧日本2021年12月4日】(前編に続く)

 諦めずに真相を伝え続け 縁のある人がついに三退する

 人の紹介で自宅から遠く離れたお宅にリフォームに行きました。到着すると40代の女性が挨拶に出てきて、発音を聞くと都会の人だと分かりました。私は「あなたは都会の人なのに、なぜ田舎で家のリフォームをするのですか?」と聞きました。彼女は「母は一人暮らしで、年を取っており、だんだんと動きにくくなってきたので、古い家をリフォームしたいと言っていました」と話しました。彼女は続けて、「腰が疲労で負傷し、セメントを練ることができません」と言うので、私は「他に誰もいないのですか?」と聞くと、 彼女は「息子は来ていますが、彼は仕事をしたことがないのです」と答えました。

 この時、私は大法弟子であることを意識して、何も言わずに道具を置きました。私は「セメントを練るのを手伝わせてください。 私は法輪大法を学んでいますが、師父が『真・善・忍』の原則に従って善い人になるようにと教えています。 そうでなければ、どうして私がリフォームをしに来ているのに、セメントを練る下働きの仕事をすると思いますか」と言いました。彼女は「そうですね、今日はいい人に会いました」と言い、 私は「それならば、今日は良い人の話を聞かなければななりません。いいことを教えましょう、『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と心から唱え、そして三退をすれば平安を確保することができます。そうすれば、あなたの腰痛はきっと良くなります」と言うと、彼女は「本当ですか?」と聞き、私は「良い人は、真・善・忍を学んでいますので、嘘を言わず、ただあなたの幸せを願っています」と説明し、彼女は「あなたが良い人であることを見れば分かります。あなたの話を聞きましょう、私は青年団に加入したことがあり、 脱退します」と共産党組織からの脱退に同意しました。

 彼女の母親が横にいましたので、私が「おばさんも三退しましょう」と言うと、そのおばさんは、「私は学校に行ったことがなく、何も加入していません。しかし、あなたが話した『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』を信じています」と言いました。彼女の息子さんはオンドルに座っていました。私は彼がいる部屋に行き、彼に「おじさんがさっき、話したことを聞いていましたね、あなたも三退して平安を迎え、素晴らしい未来を迎えましょう」と言うと、彼は潔く三退に同意しました。

 仕事先で真相を伝えるだけでなく、縁のある人も見逃しません。ある日、私はバスに乗って街に行き、20年前一緒に仕事をしたことがある仲間と出会いました。バスに乗客が多かったので、これまでの仕事を中心に話しました。今日、三退をすると平安が訪れることを彼に伝えなければと思い、どこで下車するのかを尋ね、彼は終点だと言いました。今日、彼に真相を伝えなければ、次はいつ出会えるのか分からないので、私も終点で降りることにしました。

 私は「某駅で降りる予定だったのですが、その駅で101番のバスに乗り換えて、私が行きたい場所に行きました。私はあなたに三退をして平安が訪れることを教えるために、あなたと一緒に終点まで来ました。三退の話は聞きましたか?」と聞くと、彼は「聞いたことはありましたが、三退しませんでした」と言いました。私は笑いながら「今日、昔の友人が終点まで追いかけて来ましたので、三退しましょうよ。そして『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』を覚えておけば、あなたの平安と幸福を守ることができます」と言うと、彼は「あなたが終点まで追いかけてきたのだから、三退しなければならないでしょう? 私は赤いスカーフをつけたことがあるので、脱退しますよ!」と言って三退をしました。

 面と向かって真相を伝える中で、目覚めた世人がますます多くなり、私はうれしくてほっとしています。中には真相を聴かない人、頭を横に振って知らん顔をする人、または私に言わないでという人もいます。人を救う修煉の中で、至るところで自分を練磨し、三退に応じない人に出遭えば、またいつの日か機会があればいいので諦めないことです。

 私の村には李さんがいます。 私が真相を伝え始めた頃から、道で会っても畑で会っても、彼の平安のために、いつも三退のことを話していました。妻同修も何度も彼に話しました。 しかし、来る年も来る年も、彼は三退しませんでした。

 昨年の冬、妻同修は彼に出会い、同じように勧めましたが、彼は三退しませんでした。妻はこのことを私に話し、私は「実は、彼は法輪功の真相を全部知っていて、彼は退役した軍人であり、邪悪な共産党員でもあるので、中国共産党に深く毒害されたのでしょう。もう一つの可能性は私たちの善の心が、彼の毒素を取り除くレベルに達していない」と自分の考えを話し、妻は「最後の最後になって、救われようのない部類に属しているのでしょう」と話しました。私はそれを聞いて何も言いませんでした。

 事後、私はこのことをずっと考えていました。李さんは救われようのない部類に属している生命なのでしょうか、彼は邪悪な共産党に深く洗脳され、常人の中で深く迷ってしまったのです。 彼が素晴らしい未来を迎えられるためには、以後、彼に出会うと「三退して平安が訪れる」ということを伝えなければなりません。

 今年の1月22日に種苗所にトウモロコシの種を買いに行ったとき、帰り道に大きなビニール袋を背負っている人がいて、重そうに見えたので近寄ってみると、李さんだったのです。 私はバイクを停めて、「何をしているのですか?」と尋ねました。彼は「種を買いに行きました」といい、私は「種をバイクに置いてください、あなたも乗って帰りましょう」と言うと、彼は「そんなことしなくてもいい、迷惑をかけることになる」と言いましたので、私は「大丈夫、帰り道なので、こんな重たいものを持って歩いていつ家に着くのだろう? 乗ってください」と勧めました。

 そして彼はバイクに乗りました。そこから我が家までバイクを速く走らせば数十分で着くのですが、私はスピードを落として心の中で発正念をして、師父に手助けをお願いし、今日彼を三退させようと思いました。師父が私に正念と慈悲を与えてくださっているのを感じ、まさに師父がおっしゃったように、「慈悲は天地の春を溶かし、正念は世中(よのなか)の人を救う可(べ)し」[3]のようだったのです。私の善の心が現れましたので、巨大な善のエネルギーが私たちを包みました。

 そして私は「こんなに種をいっぱい買って、たくさんの畑を作っているのですね!」と言うと、彼は「適当にやっている」といい、私は「仕事ができるということは幸せなことです。仕事をしたいのにできない人がいますから、人は平安でいられることが大切です」と言うと、彼は「そのとおりだ」と答えました。私は「今まで三退して平安が訪れることを何回が伝えましたが、あなたは応じませんでした。私たちは法輪大法を修煉していて、真・善・忍に基づいて行動し、心からあなたのために考え、お手伝いできればと思って、見返りを求めておらず、同じ村の人が平安でいられることを願い、他の目的はないのです。「順平」との仮名で軍隊で加入した共産党員から脱退しましょう」と勧めました。

 彼は「あなたたち夫妻は、私に一度出会い教えてくれました。私は法輪功学習者が私のために考えてくれていると分かっていました。今日は脱退すべきときにきている、ならば、三退しましょう」と三退に同意しました。このときの私は氷の山が瞬時に溶けたようで、周りが明るくなり、体が軽やかになりました。

 このときバイクは分かれ道に差し掛かり、彼は「ここで降りましょう。ここまで乗せていただき、ありがとう」と言いました。私は笑顔で「感謝はいりません。私たちの師父はすべてのことにおいて他人のことを考えるように教えています。私は師父の教えを聞いて、最後まで善い人になりましょう。しっかり座って下さい、家まで送ります」と言って、アクセルペダルを踏み、瞬く間に彼の家に着きました。私は「ゆっくり降りて下さい、急ぎませんから」と言って、彼を見てみると精神的にリフレッシュしたようで、兵隊さんのように直立不動の姿勢で、「ありがとうございました」と繰り返して私に感謝していました。私は「同じ村に住んでいるので感謝なんかいりません。『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と覚えておいて下さい、平安が訪れ幸せになります」と言うと、彼は「覚えました」と繰り返し言いました。

 私はバイクの方向を変えて家に向かい、心を込めて加持して下さり、善のエネルギーを与えて下さった師父に感謝しました。三退に応じなかった李さんに対して諦めずに真相を伝え続け、彼はついに三退したのです。

 真相を聞いた彼らは帰っていた

 今年の3月、当地区でいわゆる「ゼロ運動」が展開されました。ある日の午前、私は家で85歳の同修の「5.13世界法輪大法デー」に投稿する原稿を書くことにしました。私は暖炉に火を点け部屋を暖め、テーブルをオンドルの上に置き、原稿を書く準備をしました。テーブルの上は大法書籍のほか、原稿用紙、辞書、ペン、本などでいっぱいになりました。そして私は集中して原稿を書き始めました。誰かが窓をノックする音が聞こえ、見てみると村の幹部と知らない20代の若者2人だったのです。村の幹部は「ドアの鍵がかかっているので、開けて下さい」と言いました。村の幹部は顔見知りなのですが、若者2人は知りませんでした。私はあまり多くを考えず、「ゼロ運動」も知らずにドアを開け、彼らを中に入れました。

 部屋に入ってきた彼らは立っていました、私は「今日はとても寒いので、オンドルの上に上がって下さい、何か用があるのですか?」と尋ねると、村の幹部は「特に用があるわけでもない」と言って、テーブルの上に本、ノートやペンを置いてあると見て、村の幹部は「家で勉強をしているのですか? 上の方から法輪功を学ぶ人が家にいるかどうかを確認するように言われました。この若者2人は村から派遣された町役場の職員です」と言いました。このとき、彼らが「ゼロ運動」と言って、修煉しない保証書にサインをさせようとする彼らの目的がわかりました。私は彼らに大法の真相を伝え、彼らに真相を理解してもらい、そうしなければ、彼らにとって決して良いことになりません、と思いました。

 村の幹部は、私が手助けして書いた同修の原稿を手に取り、見ながら独り言で、「今年85歳か、誰のために何を書いているのか?」と聞き、私は「良かったら聞いて下さい、85歳の年配者が法輪大法を修煉してから、心身ともに大きな変化を成し遂げました」と言いました。3人は何も言わずに立っていました。

 私は同修の交流原稿を手にとって読み始め、5〜6分読んだところで、村の幹部は「よく書けている、もう読まなくてもよい、私たちは情報を知るために来たので、他の目的は一切ない」と言いました。私は「分かりました、知りたいのであれば、私がな法輪功の修煉を始めたのかを話しましょう。若いときの私は多くの病気を患い、仕事ができないときもありました。家に少しお金が貯まると、私の医療費で使い果たし、病気が治らず、家はとても貧しかったのです。今の私はご覧の通りで、病気がなくとても元気です。20年間薬を飲んだことがなく、病院にも行ったことがありません。私の家の中と外を見て下さい」と話しました。

 若者の一人は「おじさん、内装はとてもきれいで、家の中も外もきれいに掃除されています。田舎で普通の家ではないと思います」といい、私は「そうです。私は法輪大法を修煉して病気が治り、医療費もかからないので、経済条件も良くなり、大法は私に大きな変化をもたらしました。私たちの師父は私たちに、真・善・忍の基準で善い人になり、最後には常人の善い人を超える人になるよう教えています」と言いました。

 この若者はタバコを取り出し、「おじさん、タバコをどうぞ」と勧められ、私は「実のところ、法輪功を学ぶ者は、第一にタバコを吸わない、第二に酒を飲まない、第三に浮気をしない、第四にギャンブルをしない、師父は私たちに善良な人間になるようにと教えています」と言うと、その若者はタバコを置き、「おじさん、私も法輪功を学ばなければなりません。法輪功を学べば、タバコもやめられるのですね」と言いました。私は「そのとおりです」と言うと、いままで話さなかったもう一人の若者は「おじさん、『轉法輪』は私が読んだことがあります。本の中におじさんが言ったことが書いてありました」と言いました。

 私はすぐに「若者よ、あなたたちはまだ若い、結婚していないでしょう。将来の人生の道程は長いのです。絶対に法輪功学習者への迫害に参与してはならず、善悪に報いがあるのは天理なのです」と言うと、彼らは一斉に「私たちは迫害に参加していません。これは私たちの仕事なので、町長からは状況を把握するようにと言われました」と説明し、私は「あなたたちは就職したばかりで、いろいろと難しいでしょう。両親はあなたたちのために教育費をたくさんを払い、それは良い未来があるように願っているからです。私の息子も大学に行っていますが、親の苦労がよく分かります。仕事であることは、おじさんは理解できます。あなたたちは素晴らしい未来を望むのであれば、決して大法の修煉者を迫害してはならず、『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』ということを必ず覚えておいて下さい。これは何よりもいい方法なのです」と言うと、若者2人は「分かりました、覚えておきます」と言いました。

 このとき若者の一人は、「今日はあなたを説得しに来たのですが、結果としてあなたに言い負かされてしまいました」と言いました。私は「若者たち、今日の話を聞けてよかったと思います。あなたたちは法輪功の真相を理解すれば、将来、間違ったことをしなくなり、素晴らしい未来があなたたちを待っていますよ」と言いました。

 村の幹部は、私の話を2人の若者が興味津々に聞いているのを見て、「帰ります。あなたの勉強を邪魔しません」と言って帰ろうとし、私は「良いでしょう、あなたたちが何をしに来たのかが分かり、帰ったら町長に、法輪功を学ぶ人は法律を遵守し、悪い事をせず、みんなが善い人であることを伝えて下さい。以後、会いに来たという名目で、私たちの正常な生活を妨害しないで下さい」と言うと、彼らは分かりましたと答えました。

 私は彼らを庭の外まで送りました。彼らが車に乗るまで、私の目の前でサインとか、法輪功を学ばせないなどの言葉を言っていません。今回のいわゆる「ゼロ運動」の嫌がらせはこのようにして終わったのです。後に聞いた話ですが、町長から「ゼロ運動」の成果を聞かれ、3人は「○○さんは修煉が良くできています!」と答えたそうです。

 終わりの言葉

 修煉の道において、私には人の観念が多く、いろいろな執着を取り除く事において、大法の要求からかけ離れており、かなりのギャップがあると知っています。法が正すことが終わる前に、精進して法を多く学び、自分を良く修めて師父から与えられた三つのことをしっかりと行い、真相を多く伝え、多くの人を救い、先史の誓約を果たし、円満成就して師父について喜んで家に帰りましょう!

 師父に感謝いたします!
 同修に感謝します!

   注:
 [3] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「法は乾坤を正す」

 (明慧ネット第18回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 (完) 

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/11/18/433266.html)