2021年11月、中共は63人の法輪功学習者に不当判決(一)
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 【明慧日本2021年12月8日】(中国=明慧記者)明慧ネットの報道によると、2021年11月には少なくとも63人の法輪功学習者(以下、学習者)が中国共産党(以下、中共)法曹部門の関係者によって不当な判決を宣告されたことが分かった。不当な判決は中国本土の17省・自治区・直轄市の33都市に及んだ。最も深刻な地域は山東省10人、河北省8人、遼寧省8人、河南省6人、黒龍江省5人で、最も深刻な都市は唐山市6人、天津市5人、聊城市4人、貴陽市3人、許昌市3人、瀋陽市3人である。2011年11月、60歳以上の学習者16人が、不当な判決を言い渡された。また、中共による学習者への「ゼロ行動」の迫害はまだ続いている。学習者は法輪功を放棄しなければ、自宅あるいは勤務先での嫌がらせや、連行、家宅捜索、洗脳班への強制連行などの迫害を受け、甚だしきに至っては実刑判決を宣告され長期にわたって刑務所に拘禁されることもある。

 2021年11月、中共の法曹部門の関係者が学習者から掠め取った現金の総額は71万1400元に上った。うち、裁判所が科した罰金は34万3000元で、警官が家宅捜索を行った際に押収した現金は36万8400元であった。2021年1月から11月までの間、1088人の学習者が不当な判決を下された。内訳は1月190人、2月118人、3月99人、4月89人、5月96人、6月75人、7月69人、8月84人、9月97人、10月108人、11月63人である。

图1:2021年1~11月获知1088名中国法轮功学员遭非法判刑

1~11月、中国国内の1088人の学習者が実刑判決を受けた

图2:2021年11月获知63名法轮功学员遭中共非法判刑按刑期分布

11月、実刑判決を受けた学習者の刑期における人数の分布

表1、11月、実刑判決を受けた学習者の刑期とその人数の統計表

刑期 実刑判決を受けた学習者の人数
1年以下 1
1~2年 18
2~3年 9
3~4年 16
4~5年 8
5~6年 3
6~7年 1
8~9年 3
10年 2
刑期不詳 2
合計 63

 一、11月、63人の学習者が不当な判決を受ける

图3:2021年11月获知中国各地法轮功学员63人遭非法判刑

11月、実刑判決を受けた中国各地の学習者の人数統計表

表2、11月、実刑判決を受けた学習者の地域別人数統計表

区域 実刑判決を受けた学習者の人数
山東省 10
河北省 8
遼寧省 8
河南省 6
天津市 5
黒龍江省 5
貴州省 4
北京市 3
四川省 3
広東省 2
江西省 2
江蘇省 2
重慶市 1
甘粛省 1
湖北省 1
湖南省 1
吉林省 1
合計 63

 1、貴州省の張廷祥さんに懲役10年の重刑、罰金5万元、不当押収8万元

 貴州省貴安新区の張廷祥さん(52)は10月25日、貴陽市南明区裁判所に懲役10年の実刑判決を言い渡され、罰金5万元を科された。

 張さんは平壩区新芸工場の従業員で、法輪功を学んだ後、真・善・忍に従ってより良い人を目指し、心身ともに元気になった。1999年7.20中共が法輪功への迫害を開始して以来、張さんは何度も迫害を受け、3年の労働教養処分を受けたことがある。

 2019年4月21日、貴安新区の警官ら30人が張さんの家に押し入り、家宅捜索を行い、パソコン、法輪功の書籍、携帯電話など多くの個人財産を押収した。その時、張さんの8万元(約136万円)の現金も押収された。張さんは平壩区留置場に拘禁されたが、後に安順市第二留置場に移送された。 

 2、広州市の劉金煥さんに懲役4年の不当判決

 広州市番禺区の劉金煥さんは2020年5月18日、番禺区公安分局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)、鐘村派出所の警官に連行され、番禺区留置場に不当に拘禁された。11月16日、海珠区裁判所に懲役4年の実刑判決を言い渡され、5000元の罰金を科された。劉さんは不当な判決を不服として、法廷で控訴の意を表明した。

劉金煥さん

 劉さんは、広東省建築材料中等専門学校を卒業し、番禺コンクリート工場の従業員であった。1996年に法輪功の修煉を始め、3カ月後にリュウマチ、頭痛、目眩などの持病の症状が知らないうちになくなった。それから、劉さんは心身とも健康になり、家族や職場の人間関係もうまくいき、責任を持ちしっかり仕事をしていた。日常生活のなかで心を修め道徳を重んじ、他人を助け、より良い人になるように頑張っていた。

 中共ウイルス(新型コロナウイルス)が感染爆発してから、広州市も大きな影響を受けた。多くの人が感染し、住民は不安に襲われていた。人々を助けるために、2020年5月6日夜、劉さんは鐘村優瑞工場の近くに止まっていた車の取っ手に数部の「疫病週刊」という資料を置いたところを、監視カメラに撮られた。

 5月18日、番禺区公安分局の国保と鐘村派出所はパトカー4台を出動し、劉さんの自宅を家宅捜索し、劉さんに手錠をかけ、番禺区留置場に連行した。

 2021年11月16日午前、海珠区裁判所は劉さんに懲役4年の実刑判決を言い渡し、5000元の罰金を科した。劉さんは不当な判決を不服として、法廷で控訴の意を表明した。

 (続く

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/12/4/434358.html)
 
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