麻薬中毒者だった私は生まれ変わった
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 文/広東省の大法弟子

 【明慧日本2021年1月13日】私は小学校3年生ごろからタバコを吸い始めました。1998年、同郷の友人から法輪功の素晴らしさを知りました。私がタバコを渡すと、友人は「タバコをやめた」と言いました。以前、毎日タバコも酒も欠かせなかった彼が、タバコをやめたことに驚きました。友人は「僕は法輪功を修煉して『轉法輪』を学ぶ時、喫煙についての内容を読んだ後、簡単にやめられたよ」と言い、私に法輪功の書籍『轉法輪』を渡しました。最初は信じていなかったため「字があまり読めない」と言うと、友人は喫煙の部分を読んでくれました。家に帰ってタバコを吸うと、焦げた匂いがして、風邪もひいていないのに熱が出たように感じました。

 私は、この不思議な現象から法輪功を修煉するようになりました。

 法輪大法は私を正直な良い人に変えた

 朝、公園に行って煉功動作を習うと、法輪功学習者(以下、学習者)たちは熱心に教えてくれました。彼らは皆やさしく、ボランティアで教えます。夜、皆さんと一緒に学法をすることで、法輪功は心を修め、良い人になることを教える素晴らしい功法だと分かりました。

 修煉する前の私は、喫煙や飲酒、賭博、女遊びにふけり、しばしば酒を飲んで妻や子どもに暴力を振るいました。また、麻薬を5、6年も使用しており、やめるために大変な苦しみを味わいました。そんな私は、修煉して間もなく、喫煙歴10年以上のタバコと酒もやめ、そして、麻薬を完全にやめることが出来ました。その後、私は正当な商売を始め、偽物を売ったり人を騙したりすることはありませんでした。法輪大法は、私に人間としての本当の目的を教え、正直な良い人に変えてくれました。

 師父は「われわれのこの功法は法が人を煉る功法です。法が人を煉る功法では、数々の状態が功の中から、法の中から現われてくるのです。煉功の過程において、異なる次元に異なる状態が現われます。ある日あるいは今日、わたしの講義が終わるとすぐ、肉を食べられなくなり、匂いも生臭く感じ、食べたら吐きたくなる、という状態に入る人がいるかも知れません」 [1]と説かれました。ですから、私はタバコや酒、麻薬、それにほかの悪いことをやめる時、それほど苦しみがなく楽々と出来ました。私は生まれ変わったように感じ、全身軽くて、心身ともに健康になりました。なんと素晴らしい体験でしょう。

 中国共産党は私をまた悪い人に転化させた

 修煉して1年になる頃、江沢民が党首である中国共産党(以下、中共)は法輪功に対する迫害を始めました。1999年7.20、私はスポーツセンターで煉功する時に連行されました。その後、派出所から留置場に移送され、50日以上不当に拘束されたほか、2000元(約36,000円)を取られ、村に対する2000元の罰金も私が払うことになりました。

 もともとクズのような私が、修煉によって飲酒、喫煙、麻薬をやめることに成功し、真・善・忍に従って良い人になりましたが、なぜ罰金を請求されるのでしょうか? 政府も救いようがない人が生まれ変わったのに、なぜこのような素晴らしい功法をやめさせるのでしょうか? 法輪功は無料で人々に健康を与え、国に対しても、国民に対しても利益をもたらし、中国を含む世界中で、合法なのです。中国の憲法にも公民の信仰の自由が定められているので、私は北京に行って自分の体験をもって陳情しようと決めました。しかし、北京に到着すると、陳情する学習者は皆連行され、その後地元の公安局に移送され、留置場に入れられると聞きました。私は北京に滞在して自分なりのやり方で、人々に法輪功迫害の実態を伝えました。

 家に帰る時、同修と途中で会う約束をしましたが、同修は急用で来ませんでした。旅費がないため同修に借りることにしました。同修は人を頼んでお金を持って来ました。その時、たくさんの警官が現れて私たちを連行し、私は民間のビルに拘束され、罪を認めるように自白を強いられました。当然認めることはないため、彼らは私を拷問し、雪が降る寒さの中で私に水をかけました。

 その後、私は地元に連れ戻され、拘置所で労働を強いられました。ある時、特別な監禁室で、1週間にわたって、4人の警官が交代で私を拷問し、眠らせませんでした。彼らは暖房のある部屋で、冬用のコートを着ていますが、私を薄着で冷たい椅子に固定して「死刑囚を判決する椅子だ」と告げました。心を修め、より良い人になる修煉者を、死刑囚の椅子に手足を縛るのです。私は長時間椅子に動かずに座らせられたため、足がひどく腫れました。彼らは、たまには私を立たせましたが、極度の疲労で立ったまま眠りにつきました。私が目を閉じたり眠ったりするのを見ると、本や物で私を殴ったり、水をかけたりしました。彼らの目的は、私からいわゆる罪の証拠を得て、私を迫害しようとすることです。私は修煉前後の自分の変化や「大法は真・善・忍に従ってより良い人になることを教える」と伝え「私たちは決して国家の法律に違反するような事をすることはありません」と言いました。私の話を聞き、彼らは私を普通の監禁室に戻しました。

 戻った時の私はすっかりやせこけ、目がくぼんでいて、別人のようになりました。それ以降も私を眠らせず、他の人と同じように労働させました。ある日、私は夜中に起きて煉功をすると、警官らに重さ数十キロの手錠と足枷をかけられました。手と足を一緒に固定されたため、立つことも、食事をすることもできず、食事の時は、他の人に食べさせてもらうしかありませんでした。その人が機嫌が悪いと、十分に食べさせてもらえませんでした。トイレに行くことも出来ないため、トイレまで運んでもらうしかなく、そのままトイレの床に放置された時もありました。手錠と足枷を外された時には、自力で立つことも、歩くこともできなくなりました。何日拷問されたのか、私も覚えていませんでしたが、この2回の拷問を受けた後、私の記憶力も著しく低下しました。

 犯罪の証拠がなかったため、彼らはでっち上げの罪名をつけ、私に1年6カ月の労働教養を課しました。労働教養所で毎日洗脳され、常に法輪功を誹謗する番組を見せられた結果、私はついに転向させられ、修煉を放棄すると表明せざるを得ませんでした。私が労働教養を強いられている間、妻は広州、息子は田舎の私の叔父の家、娘は妻の兄弟の家に、4人家族は離れ離れになってしまいました。江沢民と中共の罪は測り知れないのです!

 労働教養所から出て家に戻った後、修煉をやめた私はまた元の木阿弥で、アルコールに依存し、性格も悪くなり、度々妻と子どもに暴力を振ったりしていました。約2年間、毎日マージャンで時間をつぶし、タバコも再び吸うようになり、健康状態がどんどん悪化して薬に頼るしかありませんでした。生活の苦しさ、身体の痛み、精神的な虚しさを感じた私は、大法を修煉する時の心身ともに軽く、健康だった日々を思い出しました。

 新たに修煉を始め、真・善・忍に従って良い人になる

 かつて、麻薬にまで手を染め、たくさんの悪い事をしてきた私は、法輪大法を修煉して良い人になりました。しかし、中共は私を再び悪い人に転向させました。私は悪い事をする時、自分の行為がもはや学習者にふさわしくないと分かっていて、他人に「以前、法輪功の学習者だった」と言われるのではないかと心配しました。師父と大法に申し訳ない気持ちが一杯で、内心ではとても苦しかったのです。

 その後、同修たちの助けの下で、私は新たに大法の修煉を始めました。たった1カ月ほどで、私を苦しめた首のヘルニアをはじめ、全身の病気が良くなり、再びタバコと酒をやめ、そして、マージャンもやめることが出来、心身ともに健康になりました。私は真・善・忍の基準で自分を律し、善をもって人に接するようになり、以前荒かった言葉遣いも改めました。法輪大法は本当に素晴らしいです! 法輪大法こそ本当の正法、正道です!

 私はマーケットで警備員として働いており、常に利益における試練がありました。20元以上の野菜を5元から10元で売ってくれる店もあれば、重さも量らずに「3元か5元、適当でいい」と言ってくれる店もあり、果物などをただでくれる八百屋さんもよくありました。私は修煉者として自分を律し、いつも元の値段を払いました。ある時、定価99元の服を70元で売ってくれましたが、私は100元を渡し「私は法輪功の学習者なので、真・善・忍に従って行わなければなりません」と言いました。私は周りの人々に法輪功迫害の実態を伝えることもよくありました。

 ある時、マーケットの責任者に「先月、2日間休まなかったですね。休みますか、それともお金にしますか?」と聞かれました。「すでに半日ずつ休みを取りました」と正直に説明すると、責任者は「大丈夫、決めたことなので、休んでもお金にしてもいいですよ」と言ってくれました。私は「それはできません。私は佛を修めています」と断りました。またある時、給料袋に100元が多く入っていましたが、私は会社に返しました。

 数年前、故郷に戻った時、幼なじみの友人の家に行って、法輪功を修煉して生まれ変わったことや、法輪功迫害の実態を伝えました。友人夫婦と話をしている時、彼の母親が部屋の外を歩いていたので、部屋に入って一緒に話をするようと誘いました。彼の母親が苦しい表情で「歯が痛い」と言うと、私は「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を唱えるようにしました。奇跡的に、何回か唱えた後「良くなった!」と言いました。彼の母親は素朴で純粋な人なので、誠心誠意に唱えた結果だと思いました。

 生命には真・善・忍が必要です。現在、中共ウイルス(コロナ)が猛威を振るっている中、真・善・忍を信じ、心から「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を唱えることによって、死の脅威から逃れ、健康を取り戻した事例がたくさんあります。これは法輪大法の奇跡を実証し、真・善・忍は命にとって必要であることを示しました。江沢民をはじめ中共による、真・善・忍を修煉する学習者への迫害は、善悪を覆し、社会的道徳を損ない、同時に中国の法制をさらに乱れさせ、中国社会に計り知れない損失をもたらしました。すべての中国人はこの迫害の被害者です。法輪功に対する邪悪な迫害は、自分とは何の関係もないと感じている人が多くいますが、これは間違った認識です。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/1/5/436435.html)
 
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