日本に強い寒気 記録的大雪で列車運休となった札幌
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 【明慧日本2022年2月17日】日本では2月5日から強烈な寒気に襲われ、北陸地方は大雪に見舞われ、北海道最大の都市である札幌では記録的な降雪により、札幌市電以外のすべての列車が運休した。長距離バスや一般の自家用車が市道で渋滞し、約70人の乗客が2月6日に新千歳空港に足止めされ、空港内に一晩滞在することを余儀なくされた。

'图1:二零二二年二月五日开始,日本受强烈寒流侵袭,北海道最大城市札幌降下破纪录大雪。(图片来源:twitter.com/jrhokkaido_info)'

記録的な大雪に見舞われた札幌市(写真提供:twitter.com/jrhokkaido_info)

 札幌市は2月6日午後2時までに24時間の降雪量が60センチにのぼり、過去最高を記録した。札幌市では同日午後1時に最大133cmの積雪となり、8年ぶりに1メートル以上の積雪となった。

 現在までのところ、残念なことに秋田県と富山県で除雪作業中に2人が死亡したことが確認された。

 大雪で線路が埋まり除雪が間に合わなかったため、2月6日午前にJR札幌駅はすべての列車の発着ができなくなるというまれに見る事態が発生し、運休となった列車は704本にのぼった。主な鉄道路線は2月8日まで運休となり、運休となった列車は339本にのぼった。

 函館本線、千歳線を含む小樽から札幌および苫小牧間の列車、および新千歳空港へ向かう快速エアポートなどの列車が運休となり、地元の通勤通学および空港へ往来する旅客にとっては、泣き面に蜂と言うべきである。

 岐阜県関ヶ原町では2月6日に積雪が84センチにのぼり、1997年の統計開始以来の最高記録となった。滋賀県米原市の積雪も81センチにのぼり、これまでの積雪の記録に接近した。新潟県津南町では2月6日に積雪が349センチにのぼり、2015年2月以来の3メートルを超える積雪となった。

 また、日本の気象情報会社(ウェザーニューズ)の報道によると、2月9日から10日の間、日本の南岸海域上の南岸低気圧が関東地方に大雪をもたらす可能性があり、東京都心でさえも10センチの積雪になる可能性があるとのことだった。

 マダガスカルを襲った強烈なサイクロンで10人が死亡、数万人が路頭に迷う

 2月5日に、強烈なサイクロンがインド洋の島国であるマダガスカル東南部を襲い、少なくとも10人が死亡し、15万人が路頭に迷った。

 ロイター通信の報道によると、これは人口3000万人のマダガスカルがこの2週間以内に遭遇したすでに2回目の暴風雨だという。2月5日夕方、サイクロン「バチライ」(Batsirai)は、時速165 kmの強風で大雨を降らせ、マダガスカル東部に洪水を引き起こし、建物の損壊と停電を引き起こした。東南部の一部地域は、洪水によりすでに周辺地域から孤立した。

 同国の政府関係者は「最も被害が大きかった町は、東海岸のヌシバリカ(Nosy Varika)です。現地は95%の建物が、まるで爆撃されたばかりであるかのように破壊され、洪水によって外部への交通が遮断されました」と述べた。

 暴風雨がもたらした被害は2週間前のサイクロン「アナ」(Ana)による被害を激化させ、2週間前は55人が死亡し、13万人が路頭に迷った。

 エクアドルの首都は二十年来最もひどい洪水 28人が死亡し52人が負傷

 2月7日、エクアドルの首都キト(Quito)市の市長は「現地は二十年来最もひどい洪水に見舞われ、この報道発表時点ですでにキト市で28人の命が奪われ、さらに52人が負傷しました」と発表した。

 AFP通信の報道によると、洪水は家屋を浸水させ、車を押し流し、さらにはグラウンドのバレーボール選手や観客を押し流すことさえあったという。

 キト市では続けて17時間大雨が降り続いて洪水を招き、泥水のよう洪水の流れが道路、農業地帯、診療所、学校、警察署や変電所などを破壊した。

 キト市長のサンティアゴ・グアルデラス(Santiago Guarderas)氏は「2月6日の降雨量は前日の20倍を上回り、2003年以来の新記録でした」と発表した。

 エクアドルの大部分の地区は2021年10月から絶えず豪雨に見舞われ、少なくとも44人が犠牲になった。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/2/9/438762.html)
 
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