雲南省の教師・徐燕晶さんが迫害され失明、長年嫌がらせを受ける
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 【明慧日本2022年2月23日】(雲南省=明慧記者)雲南省曲靖市宣威師範学院の美術教師・徐燕晶さんは、法輪大法を学び、「真・善・忍」の信念を堅持し続けたとして、2005年5月19日に連行され、3年間の労働教養を強いられた。2012年9月3日に再び連行され家宅捜索を受け、懲役4年の実刑判決を宣告された後、刑務所で不明薬物の服用と注射を強制されたことによって、失明した。解放された後も長期間にわたって嫌がらせを受け続けている。

 3年間の労働教養を強いられ、教師として授業する権利を剥奪された

 2005年5月19日、徐さんは自宅から不当に連行され、家宅捜索を受け、3年間の労働教養を強いられた。その結果、健康に悪影響を与え、血圧は上昇した。 徐さんの夫は徐さんを救出するために家の貯金を使い尽くしただけでなく、さらに借金をして、数万元(夫は具体な金額を言わない)でコネを使い、ようやく8カ月早く出所できた。

 徐さんが帰宅した後、学校は徐さんに授業をさせず、学校の周りの花や植物の世話をする作業をさせ、給料は毎月800元しか支給しなくなった。徐さん夫婦が苦労して建てた新築のマイホームは、泥棒に入られたためドアや窓まで盗まれ、もはや家とは思えない状態になってしまった。地元の610弁公室の関係者は、長期にわたり自宅に行き嫌がらせを働いたり、脅迫、監視、尾行をしたりしていた。仕方なく、徐さんは仕事を辞め、こども絵画教室を開いて一家の生活を支えた。

 不当に懲役4年を宣告され、薬物による迫害を受ける

 2012年8月31日午前9時、宣威市公安局、610弁公室および国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の責任者と警官20数人が、徐さんの自宅に行き、パソコン、MP3、法輪功の書籍などを押収し、徐さんを宣威市留置場に拘禁した。

 ショックを受けてベッドに寝込んでしまった徐さんの母親は、娘を心配するあまり、師走の5日、痛みに耐えながら留置場にたどり着いたが、いろいろと困難なことに直面し、娘に会えないまま家に帰った後、病状が悪化した。

酷刑演示:注射不明药物(绘画)

拷問のイメージ図:不明薬物を注射される

 徐さんは不当に懲役4年の実刑判決を宣告された。雲南省第二女子刑務所で、徐さんは各種の拷問をされ、血圧が220 mmHgまで上昇し、毎日大量の不明な薬を飲まされ、注射を強制されていた。2016年、徐さんは解放される前の1週間、毎日連続して注射されたことによって、両目が白くなり、失明した。

 家族が受けた迫害

 2012年に徐さんが連行されたとき、その場にいた甥(学習者ではない)も連行された。もともと臆病な甥は、はじめてこのようなことを経験し、脅迫された後、精神異常になった。その父親は息子を連れてあちこちに治療を求めたが、一向に治らず、二級障害者になった。父親は過度なストレスで病気になり、2013年に49歳の若さで亡くなった。

 徐さんの母親は、娘が刑務所で迫害され、息子が亡くなり、孫が心神喪失になったことで、圧力に耐えられず寝たきりになり、2019年に亡くなった。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/2/15/438997.html)
 
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