恨む心を取り除くと空間場が清くなる
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 文/中国の大法弟子

 【明慧日本2022年7月12日】私の右膝が痛みはじめたのは、2020年の8月頃からでした。数日後には悪化しはじめました。これはどういうことでしょうか? 煉功を強化しようとして、午後の学法後、1時間抱輪(第2式)をして、少しは好転したものの、痛みが消えることはありませんでした。その後、しゃがむことはできても、立ち上がるときに痛みました。歩くことは問題ありませんでしたが、本当に気がかりでした。徐々に左腕も、しくしく痛みはじめ、物を持ち上げる時に力が入りませんでした。不思議なのは、煉功しているときはどこも痛くないのに、煉功をしていないときに、また、しくしくと痛むことでした。この状態は、今年の3月まで続きました。

 私は自分に問題があるということは認識していましたが、どこに問題があるのかはわかりませんでした。そしてある日、法を学んだ後、自分の脚を見詰めていると、しばらくして、突然、「恨む心」という考えが湧いて来ました。私にそんなに強い恨む心があるのでしょうか? さらに内に向けて探してみると、本当に非常に強い恨む心がありました。ほかにも闘争心、嫉妬心、焦燥感、人のことが気に入らない心、色欲の心、利得心などなど、いろいろな心があることがわかりました。自分でもびっくりしました。自分がこんなによく修めていないことに、なぜ今まで気がつかなかったのでしょうか。同修たちが修煉体験でよく恨む心について取り上げていましたので、読んでいましたが、自分をそれと照らすことはしておらず、どうでもよいことだと思っていて、着実に修めていませんでした。つまり真に修めていませんでした。

 修煉する前、私は義理の両親が彼らの末の息子をひいきすることを恨んでいました。私の夫は長男で他所で勤務をしていましたが、私は結婚以来、義理の両親と同居していました。家具一式とカラーテレビ一台以外、何もなく、すべて簡略にしていました。しかし数年後、末の義弟が結婚した時は、住宅、家具一式、カラーテレビから炊事道具まで揃えてあげました。だから、いつも夫の前で愚痴を言っていました。夫は何も言わなかったのですが、かっとなると「世の中に正しくない親はいない」と言いました。そのように言われると、私も何も言えなくなりました。だから、その間は一日中不愉快で、とても疲れていました。しばらくするとまた文句をいい、古臭くてつまらない話をしましたが、怒りが込みあげ、話せば話すほど腹が立ちました。夫には「定期的に発作が起きている」と言われました。

 しかし、大法を修め始めてから、これらを淡々と見られるようになり、気にならなくなり、人間関係もよくなりました。自分がこれだけ苦を舐めたのは、法を得るための道を切り開くためだったと知りました。しかし内心には恨みを抱いていました。自分の言動を振り返ると、よくできてなかったところがたくさんあり、人のために考えてなかったところがあったことに気付きました。この恨みを必ず取り除き、恨みを持たないようにしなければなりません。法を正すことがもうすぐ終わるのに、そんな強い恨みを持って、円満成就できるのでしょうか。こんなにたくさんの人心を持って天国に行けるでしょうか。そう思うと、一気に心が安らぎ、軽やかになり、今までになかった軽やかさを感じました。内に向けて探すとは本当にすばらしいことです。

 また一つのことを思い出しました。今年3月17日、一番上の姉の夫は出張中で、彼らの息子と嫁は他所で働いていて、一番上の姉は1歳半の孫と二人きりで家にいました。姉はとても忙しく、孫が騒ぐと料理を作ることもできず、私に手が空いたら手伝いに来てほしいと言いました。私は以前姉に文句を言ったことがあります。彼女は何かあるといつも私たちに手伝ってほしいと声をかけてきました。姉夫婦は会社を経営していましたが、私が失業した時、働かせてくれないかと尋ねると、返事はありませんでした。その後、私はほかのところで仕事を見つけました。このことは本当に長い時間がすぎてやっと私の心から消えました。退職した今、私は修煉に使用できる時間も増え、毎日スケジュールがいっぱいになっています。しかし、今日はあまり深く考えずに、雨の中、自転車で姉の家に行き、手伝いました。初日に子供と遊んで少し疲れましたが、なんとなくうまくいきました。

 その翌日に事件が起きしました。午後5時半に姉の孫がやっと目覚めたので、しばらく遊んだ後、姉が子供をお風呂に入れると言いましたので、お風呂が終わってから私は帰宅しようとしました。日がそろそろ暮れようとして、雨がちょうど止んでいたので、私は慌てて帰宅を急ぎました。階段を降りる時急いでいたので、階段で足をこすってしまいした。その時は、少し痛かったのですが、あまり深く考えず、自転車に乗って帰宅しました。帰宅してみると、かかとの皮膚が大きく削られ、かかと部分の靴下に血がたくさん付着していました。夫は一目見て、「足を怪我しているけど、明日も行くの?」と聞きました。私は何も考えず、「行きますよ。姉一人では無理だから、私が行かなかったら、姉はどうしますか」と大声で答えました。それを聞いた主人は何も言いませんでした。夕食を食べた後、さらに激しい雨が降り出しました。外の激しい雨音を聞きながら、「天気予報は、明日も大雨だといったが、どうやって行こうかな」と思っていました。「もう考えない、学法しよう、今日はまだだ学法をしていないので」と思いました。学法をしている時に、姉から「明日、義兄が帰って来ると電話があったので、明日は来なくてよい」とショートメッセージが来ました。よかった、明日は行かなくていいことになりました。

 『轉法輪』を一講読み終えてから、法を書き写しはじめました。それまで2回『轉法輪』を書き写しましたが、3回目は第6講で止まってしまい、心を静めて書き写すことができませんでした。今日また続けて書き写そうと思いました。夜はとても静かで、心を静めて丁寧に書き写すことができました。初めて書き写したような文もあり、意味が今わかったような気がしました。翌朝の煉功で、頭前抱輪をしていた時、自分の空間場から大きな黒い熊のようなものが立ち上がって歩いていくのが見えました。煉功後は腕や足の痛みが全くなくなりました。そのとき、私は今までなかった心の安らぎを感じました。修煉はほんとうに不思議なことです! そのことを夫に話すと、彼は大声で「今回あなたは文句を言わなかったね」と言いました。どうして夫はこんな言葉を言ったのでしょうか、明らかに師父が主人の口を借りておっしゃったのです。私は心の底から震えました。

 実際、私はほんの少しだけしか修めていないのに、師父は、半年以上も私を苦しめていた業力を消去してくださいました。師父、ありがとうございました。師父にどう恩返しをしたらいいのか分らなく、ただしっかり法を学び、三つのことをしっかり行い、師父と一緒に家に帰りたいと思います。師父、ありがとうございました。

 以上は個人的な体験であり、不適切なところがあれば、同修のみなさんの慈悲なるご指摘をお願いします。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/6/26/445322.html)
 
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