大法を修煉し、復讐と恨みから抜け出す
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文/ 中国の大法弟子  

 【明慧日本2022年10月17日】私は李明亮(仮名)です。私は以前紡織工場で働いているとき、幸運にも大法を得ることができました。大法は復讐のため、殺人を犯すところだった私を救って下さいました。

 それは1996年2月8日、旧正月の初出勤時のことでした。朝番の7時頃、工場の主任と作業員のボーイフレンドが休暇を取る件で争い、ケンカになりました。 その時、労働組合の委員長をしていた私は、喧嘩を見てすぐに前に出て喧嘩しないように説得しました。 説得の途中、主任は木の棒を手に持って相手を殴ろうとしたところ、間違って私の頭に当たってしまい、こめかみからわずか2センチのところに大きな傷がついてしまいました。出血があまりにも多かったため、私は作業場で倒れ、病院に運ばれました。救急措置を受けてなんとか命は助かりましたが、グレード1の脳震盪と診断され入院治療を受けました。

 私は命がけで作業員たちの喧嘩をやめさせようとしましたが、工場は年末の表彰の評価のために、私が騒ぎを傍観する最中に負傷したと嘘の報告をし、労災にせず、私は管理職から機械の整備工に異動させられ、労働組合の委員長の地位も剥奪されました。喧嘩した当事者本人の責任を全く追及せず、喧嘩をやめさせようとした私に罰を下したのです。

 不平不満を訴える場所もなく、精神崩壊の寸前になりかけていた私は、彼らに復讐することを思いつき、殺し屋に金を払って、彼らに復讐して自分の痛みと悔しさを発散させようとしました。

 私が悪に悪で対抗し、自分を陥れた相手に暴力で仕返しをするところだったその時、ある出来事が私を憎しみから引き戻したのです。

 1996年のある日、私は法輪大法が人に善と寛容を教え、真・善・忍に従って物事を行うことを求めるという法理を聞いて、心から一種の平安を感じました。職場に対する恨み、憎しみの中で生きていた私は、実は心の中で苦しんでいました。 毎日もっと幸せになりたい、憎しみによる苦しみから解放されたいと願っていましたが、なかなか憎しみから解放されませんでした。しかし、法輪大法の教えを聞いたとき、まるで憎しみの氷が少しずつ溶けていったのです。

 私は法理の中から啓発されるものがありました。師父は弟子たちにこう教えてくださいました。「修煉するにあたって、具体的なトラブルに対処する時、誰かに辛く当たられたりした場合は、たいてい次の二つの状況が考えられます。一つはおそらく前世にその人に対して何か悪いことをしたのかも知れません。あなたは、『どうしてわたしにこんなひどいことをするのだろう?』と言って心のバランスをくずすかも知れませんが、しかし、あなたはなぜ前世でその人にあんなことをしたのですか?」 [1]

 私は徐々に恨みを捨てることができ、なぜ私にこのようなことが起きたのかわかるようになりました。法輪大法を学んでから1カ月もしないうちに、私は以前にも増してリラックスし、何とも言えない喜びで心が明るくなったのです。 婦人病、生理痛、腰痛、胃痛などの体調不良も解消され、職場のリーダーや同僚に不当な扱いを受けていた憎しみもなくなりました。その時、私はちょうど別の部署に異動になったので、徐々にこのことを忘れてしまいました。

 ある日、私を陥れた加害者の主任と元職場の同僚が向かいの隣家にトランプをしに行き、玄関の外で靴を脱いでいたので、夫が恨んで 「あいつらの靴を捨ててしまおう 」と言ってきたことがあります。 私は落ち着いて、「私は法輪大法を学ぶ大法の修煉者であり、師父は私たちが善良で、人に良いことをすることを望んでおられるので、私は人の靴を捨てたりしません」と答え、それからの仕事や生活で、私は常に大法の理に基づいて自分を正し、「真・善・忍」の理に沿って自分に要求するようにしました。 その後、工場が倒産し、労災の補償を求める機会がありましたが、私はそれを求めず、名声や利益について執着しませんでした。

 しかし、1999年7月、江沢民一派は大法に対する残酷な迫害を開始し、大法についてよくない噂を流し、真実を知らない人々を騙しました。私にできることは、精進してしっかり修煉し、真相を伝え、法輪大法が正法であることを世に伝えることだけです。

 師父の慈悲深い救いのおかげで、私は地獄から救い出され、浄化され、法輪大法の修煉という明るい道を踏み出すことができたことに感謝しています。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/10/8/450545.html)
 
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