文/ 河北の大法弟子
【明慧日本2024年7月28日】これは河北省秦皇島市青龍県で実際にあった話です。当地では老人が80歳になると家族が酒席を用意し、親戚や友人を招待して祝うという習慣があります。
今年の1月8日(旧暦)、河北省青龍県の小さな山村にある一軒の家で爆竹の音が空に響き渡りました。周囲には100人以上の人々が集まって歓声を上げ、笑い声が溢れ、みんなの顔は幸福で笑顔が輝いていました。
30分後に爆竹が鳴り終わると、2人の若い女の子が人の身の丈ほどの高さの大きなケーキを抱えて庭に入ってきました。慈愛に満ちた老婦人が驚きながら言いました。「あらまあ、こんなの買って何するの、高いのに…」、女の子は「おばあちゃん、皆嬉しいからですよ。80歳まで生きるのは大変なことだから、祝いましょう!」と言いました。
老婦人は、「これ、いくらしたの? こんな大きなケーキ見たことないよ」と言うと、息子がこう言いました。「母さん、高くないよ。たった1,300元(約2万6千円)だよ。言うと反対されると思って言わなかったんだよ」
「この爆竹はいくらかかったの? こんなにも長い時間鳴らされているし…」、息子は「そんなに多くないよ、2,700元(約5万4千円)ちょっと。夜には花火もあるんだよ」と言いました。
老婦人が「本当にもう…、農村でお金を稼ぐのは大変なのに…」というと、息子は「母さん、そんなに高くないんだよ。嬉しいんだよ! 毎日出かけて帰ってきたとき、『母さん』と呼ぶと、すぐに返事して出てきてくれるよね。僕はそれがとても幸せなんだ! それに一番大切なのは、李洪志師父が命を救ってくださった恩に感謝しなければならないことだよ。法輪大法を修煉していなければ、今ここに立っていられるかどうか…。10年前にはもういなかっただろうね」と話しました。
まさにこれこそ、灯りを飾ったり爆竹を鳴らしたりするのは、老婦人が80歳に達したからです。家族の皆が共に祝って、必ず師の恩に報いなければならないのです。
もうすぐ12時、老婦人の一家四世代の約20人が、老婦人の部屋に集まって列を作って並び、老婦人をあらかじめ用意した大きなケーキのそばに座らせました。
老婦人の長女の婿は、老婦人のそばに歩み寄り、丁重に話し始めました。「私の義母は今年80歳になります。義母の長寿を祝いたいと思います。義母がここまで生きてこれたのは本当に容易なことではありません。もし李洪志師父の保護がなければ、10年前に亡くなっていたでしょう。10年前の冬のことを今でも覚えています。義母は不注意で転んでしまい、当初は大したことはないと思っていました。義母は法輪大法を修煉していたので、自分でも気にしていませんでした。しかし、だんだんと具合が悪くなり、12月26日(旧暦)、もうすぐ新年という時に、状態がさらに悪化しました。私たちは義母を県の病院に連れて行き、検査したところ、医者から各器官が衰えていると言われ、もう手遅れで帰宅するように言われました。義母は『自分は大丈夫です』と言って、薬も飲みませんでした。私たちは義母の言うことを聞かず、市の病院に連れて行きましたが、結果は同じでした。病院も受け入れてくれず、仕方なく家に戻りました。帰宅した時にはもう瀕死の状態で、村の医者を呼んで脈を診てもらいましたが、脈がありませんでした。その夜も明かりが灯されていましたが、それは義母の葬式の準備のためでした」
長女の婿は続けてこう話しました。「大法弟子たちはこの話を聞いて、次々と多くの大法弟子たちが来ました。そして、義母の周りで『轉法輪』の書を読んでくれました。昼も夜も休まずに読み続け、大法弟子たちは自分の家の新年の準備を放ってでも、交代で義母を守り続けました。新年が過ぎ、1月8日には義母は歩けるようになっていました。私たちが師父に感謝し、大法に感謝し、大法弟子に感謝する気持ちは言葉では表せません。その後も何度か危険な状態になりましたが、義母は学法と煉功を続け、李洪志師父の保護の下、何事もありませんでした。ですから、今日という特別な日に、まず、李洪志師父が命を助けてくださったご恩に感謝しなければなりません!」
長女婿は厳粛に「皆さん、李洪志師父に敬礼!」と言いました。敬礼が終わると、人々は皆、老婦人への祝福をし始めました。そして、義母がしっかりと修煉し、多くの人を救うことを願いました。
皆がテーブルを囲んで食事を始めました。老婦人が息子に「外にいる近所の人たちにも何か話したい」と言ったので、息子は微笑んでこう言いました。「準備はできたの?」老婦人は紙を手にして自信を持って言いました。「準備はできていますよ。マイクはいらない」
老婦人は客人たちに向かって言いました。
「私の80歳の誕生日を祝ってくれてありがとうございます。私の命は、師父のおかげで延命されました。法輪大法を修煉していなければ、今ここにいることはなかったでしょう。だから師父が命を救ってくださったご恩に感謝しなければなりません。そして皆さんにも法輪大法の素晴らしさを覚えておいてほしいのです。劫難を無事に乗り越えるためです。皆さんが法輪大法に同化すれば、素晴らしい未来が待っています。だから皆さん、『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』を必ず覚えていてください。私たちの師父がおっしゃっています。『真善忍 三字聖言 法力無限 法輪大法好 真念万劫即変』、 万法の宗 真善忍の三文字、聖言の法力無限 法輪大法は素晴らしい、真念で万劫が変わる(『洪吟四』「対聯」)。法輪大法は正法です。必ず覚えておいてくださいね。皆さん、美味しく食べて飲んで、私の祝福を持ち帰ってください」
宴席が始まりました。人々はまだ法輪大法への感謝の雰囲気に浸っていました。彼ら一家四世代が師父に感謝する光景は、そこにいる全ての人々の心を動かしました。
「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」という心からの九文字の言葉が、皆の耳に響き渡りました。