文/北京の大法弟子
【明慧日本2022年10月1日】私たちは幸いなことに師父の伝えられている宇宙大法を聞いて、師父に救い済度されています。そのため、師父は巨大な代償を支払ってくださり、数えきれない苦難に耐えておられ、その辛さは人類の言葉では言い表せません。師父への恩返しは、唯一私たちが精進して着実に修め、円満成就することのみです。
私は1996年に法を得た大法弟子です。法を得る前は、自分自身の状況はとても悪かったです。家庭は不和で、トラブルだらけで、病弱な体に、気持ちが沈んでやる気もなく、信仰もなく、迷っていました。当時は出家して、すべてから離脱するつもりでした。しかしある日のこと、一人の友人が私に『轉法輪』を渡してくれ、「きっと気に入るはず」と言ってくれました。
帰宅して書籍を開いたら、師父の優しい笑顔が見え、一陣の熱い流れが頭のてっぺんから下へと全身を駆けぬけました。心性を修めるという言葉を読んだとき、心が震えました。これこそ私がずっと欲しかったものだと思い、その内容が心の奥まで届きました。一晩で一気に読破すると、思いもよらなかったのですが、翌朝から師父は私の身体を浄化してくださいました。私は吐いたり、下痢したりしましたが、身体が弱くなるどころか、却って非常にリラックスできて、気持ちよく感じました。この法にこれほど大きな威力があることに驚きました!
3日間に3回を読んで、私の世界観がひっくり返りました。修煉することを決心し、今後たとえ天が崩壊し地が陥没しても、どんな困難があっても動揺することなく、必ず成就すると決意しました。
この20数年間、難や関に遭遇するたびに、師父の言葉を思い浮かべています。私は病院に行ったことがなく、薬も飲んだこともなく、法を学び、自分を修め、三つのことをしっかり行うことに励んできました。様々な方法で衆生を救い済度しました。資料を配ったり、直接会って真相を伝えたり、「三退」を勧めることを精一杯やり、正念を以って正しく行いました。その過程で、師父はいつも私のことを見守ってくださいました。危険なことに何回も遭遇しましたが、いずれも無事でした。師父がずっと自分のそばにいてくださると感じており、とてつもなく幸せです。
個人の学法と修煉を衆生の救い済度から切り離すことはできません。法を深く学び、内に向けて探すことで、心性の向上が速くなり、自ずと正念が強くなり、衆生を救い済度する効果もよくなります。以下は、主に自分の修煉の中での心得についての交流となりますが、不適切なところあればご指摘ください。
一、恐怖心を取り除き、隣人を三退させる
私の隣人のご夫婦はともに共産党、共産主義青年団と少年先鋒隊に加入していました。奥さんは公共バスの運転手ですが、人柄が良く、熱意ある方で、素直で、私たちはよくお喋りをして、何でも話し合います。心から彼女を三退させ、救いたいと思いました。一度、彼女に法輪功が迫害されている真相を伝えて、平安を保つために三退するよう勧めてみると、「これらを信じないで、すべて迷信だよ。私は党員だから、参与しませんよ」とすぐ断られてしまいました。私は無理はしない、まだ時期ではなかったと思いました。
我が家での集団学法グループは20年間続いています。普段住宅地では資料配布だけを行い、対面で真相を伝えた時もありますが、みんなの安全のために止めました。隣人は性格が率直で思ったことをざっくばらんに言う人なので、私はトラブルを引き寄せることを恐れていました。今になってそれが恐怖心であると認識することができました。恐怖心があると雑念が生じ、旧勢力に隙に乗じられ、恐怖心がさらに強くなります。私はすぐこれらの考えが間違っていると感じ、これは私の思想ではない、恐怖心を捨てよう、人を救うのは間違ってないと考え直し、師父にご加持をお願いし、発正念し、妨害を取り除きました。法を学ぶことで、心性が高まり、恐怖心がなくなり、説得する方法も思いつきました。私は普段から彼女に善意で接し、徐々に彼女を変えて、彼女に対する自分の観念をも変えて、また毎日発正念を続け、彼らの背後にある邪悪の要素と良くないものを取り除きました。
ある日、隣人の夫婦が喧嘩をしました。奥さんが泣きながら離婚したいと私に言いました。それが腹立ちまぎれに言った言葉だと察し、私は笑顔で「離婚したければすればいいじゃない? おそらく本音ではないでしょう」と言ったら、彼女は笑顔になり、「離婚したくないよ。ただ雨の日でも雪の日でも、毎日4時に出勤して、帰ったらご飯を作り、洗濯もし、とても辛いよ。しかも彼は何もしなくて、毎日スマホをいじって、仕事もしない。もう生きる意味なんかないよ」と言いました。私は「あなたはとても能力があり、苦を舐めることもでき、家庭をこれほどうまく切り盛りしているのに、なぜ彼はまだこんな仕打ちをするのですか? 自分自身に問題があるのか考えたことありますか? あなたが不機嫌になり、人を罵り、悪態をつき、長男の前でもご主人のことを蔑ろにして、ご主人も心に秘めて怒っています。ひょっとしたら、これからはまず自分を変えて、この家庭のために、彼を尊敬して、穏やかに話しあい、彼にもっと気遣って、それをやってみたらどうですか?」と伝えました。
しばらくして、彼女は嬉しそうに私のところにやって来て、「あなたの言うとおりだった。あなたに言われた通りにやったら、彼は本当に変わった。毎日ご飯を作ってくれて、部屋の片付けをしてくれます」と言いました。「われわれ修煉者は他人に寛容になり、善なる心で他人と接することを重んじます。私も以前はうまくいかなかったのですが、師父の言葉を聞き入れ、自分を変えて、善の心で人に接したら、私たちの関係も改善されました。善には善の報いがあります」と伝えました。
一度、彼女は息子が詐欺をやって、公安局に拘束されている、すぐに70万元を公安局に振り込めば保釈されるという詐欺まがいの電話を受け取りました。彼女は冷静さを失い、すぐにお金を振り込もうとしました。たまたま私にバッタリ会いました。私は「これは詐欺だから、信じない方がいい」と忠告しました。彼女は私の言葉を耳に入れず、そして私に関わるなと言いました。私は、一緒に公安局まで行って、詳細を確認しましょうと伝えました。
結果として、本当に詐欺の電話だったということが分かって、彼女は大損を免れました。彼らご夫婦とも「あなたは本当にいい人だね」といいました。私は「あなたたちに三退を勧めているのも、本当にあなたたちのためです。将来それが分るでしょう」と伝えました。彼ら二人はその場で三退に同意し、お守りを受け取ってくれました。よくよく考えたら、彼らを救うのに3年間の努力が必要でした。
二、恨む心を捨てて 善意で家族を救う
2014年、息子は東北出身の女の子と結婚しました。結婚後、双子の男の子が生まれ、嫁の両親が北京に来て子育てを手伝うことになりました。我々は高齢だったため、数千元のベビーシッター代を負担することにしました。私たちは嫁の両親と別居していましたが、時間が経ち、話をしたり接する機会が増えるにつれ、どうしても私たちは彼らに対して自分の考えを持つようになりました。私たちは彼らが利益を重んじ、本音を言わないと思いました。嫁の両親は2人とも共産党員でしたので、三退を勧めたかったのですが、夫と息子から関係が悪くなることを恐れて反対されました。
大法の弟子として、衆生を救い済度することは私の責任であり、それ以外のことはすべて些細なことで、一つの生命にとって救われることこそ大事なことです。彼らが嫁の両親であることも縁であるので、放って置くわけにはいきません。師父は次のように説かれました。「真相を伝えるなか、人間がどこで誤ったのか、その誤った認識を見つけ、理性に覆いかぶさった虚像を剥ぎ取り、事実を元の姿に戻します。これは皆さんが取り組むべきことです」[1]
師父の教えを学び、彼らを救える自信が強まりました。内に向かって探してみたら、実際私が躊躇しているのは、夫や息子の反対ではなく、彼らに対する自分の先入観や恨みの心、下手をすると親族の関係が影響されるのを恐れていることでした。私はびっくりしました。あまりの修煉不足にショックを受け、こんなに多くの人心があったことで、師父に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。私はこれらの人心を放下し、必ずや彼らを救い済度することを決めました。
私は自分の感情を抑えて、強引にするのではなく、礼儀正しく、尊敬と思いやりをもって、そして彼らが救われ済度されることを邪魔するものを排除するために、発正念を続けていました。ある日一緒に食事をしていたとき、法輪功のことと、三退したら平安が守られることを知っていますかと聞きました。すると、彼らは「私たちは党員であり、共産党から給料をもらっているのだから、反対することはできません」と言いました。私はその冷たい眼差しを見ていなかったふりをして、「実は、私たちは家族なので、あなたたちのためにも、言わないわけにはいきません。強制的に脱退させるわけではありませんし、どうするかはご自身で決めるものです。これは我々の家族関係に影響しません」と伝えました。
この話題を一回取り上げたため、その後、チャンスがあればよくこのことを口にし、彼らの善意を引き出し、彼らの観念を変え、徐々に邪党の本質を理解してもらうようにし、同時に発正念をも続けました。普段から私は利益において、寛容でおおらかで、お金のことなど気にしないので、彼らはとても喜んで、私たちを質の高い、寛大な人だとみていました。特に、息子がクレジットカードの借越をして返せなくなり、住宅を差し押さえられ、取り上げられそうになったとき、彼らからお金を貸してくれるように求められた時、私は貸してあげました。当時は年末でしたから、60万元を貸してくれる人なんかいるわけありません。彼らはとても焦っていました。彼らを助けるために私は家を売り出し、都会から離れた郊外に引っ越して、余ったお金を彼らに渡して、借金を払ってもらいました。
嫁の両親はとても喜んでくれました。こんなことができる親はあまりいないと言いながら、本当にありがとうと言ってくれました。 私は自分は修煉者であり、家もお金も生きるためのもので、金額や距離など重要ではなく、使うべきところに使えばよい、一家が平安であることより大事なことはない、ただ彼らが今回教訓を汲み取ればよいと伝えました。同時に、「我々は家族です、三退を勧めるのもみなさんのためです」と伝えたら、彼らはすぐに三退しました。
この出来事は、私に大きな感動を与えてくれました。修煉者は常人と異なります。私たちには師父の教えと法の力があり、私たちはまさに人間から神に昇華するので、力があります。私たちは修煉の中で知らず知らずのうちに悟りを開いた人になり、人間から神へと変わっていくのです。
三、いずれも衆生 すべて救うべき
世の人々を救い済度することは我々大法弟子の責任です。私は師父の弟子ですから、師父の要求に従って行なっていかなければならず、あらゆる機会を利用してしっかりやらなければなりません。
最近、引っ越しをして家の改装をしたのですが、これは真相を伝えるよい機会と感じました。まず、不動産屋に真相を伝えました。彼らの中には共産主義青年団と少年先鋒隊に参加した人もたくさんいましたが、すぐ脱退してくれました。何にも参加していなかった人はお守りを受け取ってくれましたが、彼らはみな法輪功が迫害されていることを知らなかったので、詳しく説明してあげました。
また、家電製品を設置する作業員もいます。彼らは子どもの就学や結婚、自宅を建てるなどのために朝早くから夜遅くまで働き、本当に苦労しています。特に他所から北京に出稼ぎに来た人たちは、制限を多く受けていて、さらにいじめられることが多いのです。私は彼らに同情し、決まった時間を超えて作業してくれた場合、20元多く払うか、ご飯を奢ってあげました。彼らは皆とても感動しました。その機会に、私は彼らに真相を伝え、三退を勧めますが、とても順調で、効果もよかったです。
人を救う時間がどんどん少なくなっていることを私たちは知っています。人が救われ済度される機会もどんどん少なくなっていますので、一緒に頑張りましょう。できる限り、多く救いましょう。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『大紀元新唐人メディア法会での説法』