【日本法会】師父を信じ、法を信じ、精進して着実に修煉する
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文/日本の大法弟子

 【明慧日本2022年10月10日】

 尊敬する師父、こんにちは。

 同修の皆様、こんにちは。

 この法会という貴重な場で、自分の体験を同修の皆様と共有できることを嬉しく思います。

 私は2001年8月に修煉を始めた古い弟子です。これまでの二十数年の修煉を振り返ってみると、ここまで来られたのは全て師父の慈愛に満ちたご加護があったからで、師父への感謝の気持ちは人間の言葉では言い表せないものです。

 一、法を暗記して向上する

 小さい頃は病弱だったため、学校にも少ししか行けなかったので、中国語がよく分からず、読むことすらできませんでした。私は少数民族で、手にした『轉法輪』も韓国語版だったため、最初の一年間は韓国語で読んでいました。ただ、おばさんには「中国語で読まないといけない」と言われたので、大量の知らない漢字を前にして葛藤がありました。中国語を学ぼうと心を決めてからは、3年以上かけて、辞書で一文字一文字調べて学びました。師父のご加持のもとで、1000語以上が分かるようになり、ついに『轉法輪』が読めるようになりました。漢字が読めるようになったので、数年前からネットで同修たちと一緒に学法していますが、うまく読めなくても訂正してくれる同修の皆さんにとても感謝しています。今では一人で精読できるようになり、時間があればノートに書き写していますが、こんなに素晴らしい大法は暗記したほうが良いのではないかと思いました。昨年9月から法を暗記し始めていますが、それにより、心が少しずつ落ち着き、声のトーンも穏やかになり、お客さんと笑顔で話せるようになり、悩み事もなくなり、得たものは数えきれないほど多く、この二十年来初めての体験でした。今までは修煉しているつもりでも、毎日心配事で気持ちが落ち着きませんでした。しかし、法を暗記してからは、常に笑顔でいられ、その喜びはさらに周りの常人にも伝わっていきました。私は理髪店を経営していますが、以前は生真面目で、真相伝えの時以外はほとんど無口だったので、お客さんは皆、私が変わったと言ってくれて、私自身も変わってきたと感じています。

 法を覚えるということは、法を得て、法と同化し、すべての文字を頭に叩き込むことができるということです。私の長年の腫瘍は、法を暗記してから、奇跡的に消えました。実は、四、五年前に左の脇腹に大きな腫瘍ができていましたが、病院に行ったことも、子供たちにも同修にも、そのことを教えたことがありませんでした。一人でひたすら発正念をしても、なかなか消えませんでした。7月に、法を暗記する学法チームの修煉交流会を控えて、1カ月以上かけて腫瘍のことを書き出し、同修の皆さんと交流を図ったところ、「とてもためになった」、「原稿をシェアしてほしい」と言ってくれました。

 その翌朝、着替えをしていると、お腹の腫瘍がいつの間にか消えていたことに気付いたのです。まるで夢のようで、信じられませんでした。何度探しても腫瘍は痕跡もなく消えていたのです。私は師父の写真の前にひざまづいて、泣き崩れてしまいました。まだ大法の基準に至らないこんな弟子に、師父はこれほどご慈悲だなんて。弟子からは何も求めず、ただ弟子の純粋な心、善を修める心、他人をいたわる心に期待をしておられるのです。これほど大きな黒い物質を一瞬にして取り除いてくださったのに、見返りを一切求められない師父にただ感謝するのみでした。

 二、真相伝えの電話掛けを通じて、心を修める

 修煉を始めてから、中国大陸へ電話を掛けて法輪功の真相を伝えることは、自分の修煉における大事な部分となり、同時に心性も向上しました。2009年から電話を掛け始めたのですが、最初はパソコンに触ったことがなかったので、同修に教えてもらいながら少しずつ操作を覚えました。しばらくするとやはり言葉の問題で難しく感じ、諦めようと思った時もありました。よく世人に「もっとうまく話せないのか、標準語もちゃんと話せないのになぜ電話なんか掛けてくるのか」と言われるのですが、その度に、自分は朝鮮族だから中国語が上手に話せないので、大目に見てほしいと丁寧に説明すると、相手も「じゃあ、早く要件を言って」と話を聞いてくれました。こうしてようやく言葉の壁を突破し、師父のご加護のもと、また協調人の助けと励ましのおかげで、ここまで続けることができました。

 昨年は、幸運にもRTC電話グループのトレーニングに参加でき、担当同修の詳しい説明やシユミレーション、そして衆生の心のわだかまりを解く音声スキルなどのレクチャーを受けました。学習後の説得率は以前よりぐっと高まり、トレーニング後1カ月で269人に、6カ月で合計1,556人に三退を勧め、脱退させることができました。脱退を勧める電話は夜間や休みの日などを中心に行っています。

 電話を掛ける作業は、心を修める過程でもあり、相手は親切な人から罵倒する人まで、様々な人に出会ってきました。ある女性に三退を勧めて脱退できた後、「心からの九文字」の言葉を教えると、彼女は喜んで電話口で「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」と唱え、私も彼女と一緒に、何度も何度も「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」と唱えました。彼女が救われたことを嬉しく思い、彼女の世界の衆生のことを思い、私は感極まりました。もう一人は公安局の局員で、「お前を逮捕して訴えてやる!」と言い出したのです。

 師父は「口調、善の心、それに加えて、道理で人の心を変えることができる」と説かれたので、公検法系統の人員は最も可哀想な人たちだと思うと、彼の言動に動かされることなく、「興奮しないでまず私の話を聞いてください」と落ち着いて語り掛けました。続いて、法輪功とは何か、法輪功学習者はどのように実生活で善を行っているのか、江沢民はなぜ弾圧を強行したのか、天安門の焼身自殺事件はどのように仕組まれ、法輪功学習者を陥れたのかを説明し、法輪功学習者からの生体臓器収奪と売買に、中共と公検法の人が直接関与している実態、そして法輪大法が全世界に広がっている盛況を伝え、中共が用済みの駒を切り捨てる本質、そして善悪の応報の理から、佛家弟子への迫害に加担した罪を、これからあなたは一体どう償うつもりなのか? と問いかけました。電話を切らずに黙って聞き続ける彼に、もう一度「あなたのためを思って言っているのです。お分かりになりましたか。他に何かお聞きになりたいことはありませんか」聞くと、彼は「これでもう分かった、本当に分かったよ」と感激していました。三退して、何度もお礼を言う彼に、「私にではなく、私達の師父に感謝してください」と伝えると、彼は躊躇せずに「師父、有難うございます」とお礼を言いました。悪党に最も毒害されている公検法の人が救われ、真実を知ることは実に難しいので、改めて師父への感謝の気持ちで涙が溢れました。このような感動的な例は他にもたくさんあり、今では基本的に毎晩1時間半ほど真相伝えの電話を掛けています。大法弟子の使命は衆生を済度することなので、たまに用事で電話できないときは、罪悪感を感じてしまいます。

 三、強い正念で病業の関を乗り越える

 今年6月、私はある大きな病業の関を乗り越えました。26日の夜、学法しようとしたら、突然頭の中に何かが飛び込んできた感覚があり、一瞬にして全身に苦しさ、眩暈、吐き気、倦怠感に襲われました。すぐさま絶え間なく発正念をしても、身体はひどくなる一方で、三日目になると状態は更に悪化しました、食欲がなく、食べ物を無理やり飲み込むと、気持ちが悪くなり、頭痛、関節痛など全身に痛みが走りました。しかし、どれだけ横になって休みたくても、お店の仕事は代わってくれる人がいないので、フラフラする体を引きずって出勤するしかありませんでした。

 今までは発正念をするだけで病業を乗り越えられたのですが、今回はいくら発正念をしても効き目がなかったので、内に向かって探してみました。すると、苦しみは業を滅している証拠であり、良いことなのだと悟りました。どんなにつらくても、負うべきものはしっかり受け止めようと思い、内に向かって探し、大法に符合していない部分がないか見つめ直したところ、二点に気が付きました。一つは発正念がしっかりできていないことです。もう一つは、学法中に水を飲んだり、他のことをしたりして、師と法を敬う気持ちが緩んでしまったことでした。小さなことのように見えても、旧勢力は虎視眈々と隙があれば迫害を仕掛けてくるのです。立て続けに、日本人の夫にも重い症状が出ました。苦しく咳込んでいる夫に「心からの九文字」を唱えるようにお願いすると、夫は聞き入れてくれて、毎日唱えていました。夫は修煉者ではありませんが、普段から私の修煉に協力的で、大法のことも認めて手伝ったりしてくれました。普段、夫は自分の食事は自分で作っていたのですが、今回こうして二人とも病状が出たので、正直ダメージが大きかったと思います。毎日休まずに仕事に行き、帰宅後は夫の介護もしないといけなかったので、苦しみで倒れる寸前でした。しかし、自分がしっかり内に向けて探してこなかったために、邪悪に隙を突かれたと知ると同時に、自分は大法弟子であり、師父の法身が常に見守ってくださっている以上、乗り越えられない難はないとずっと思っていました。

 「7.20」の前日、協調人から「中国領事館前で横断幕を掲げて発正念をするので、活動に参加できないか」と聞かれ、業を滅している最中の身体の状況を伝えずに、行く約束をしました。翌朝、私は師父の写真の前でひざまずき、師父に「師父を敬わず、法を敬わず、邪悪に付け込まれたことをどうかお許しください」、「弟子は必ず法の中で自分を正しますので、領事館の活動に参加できるようにご加持をお願いします」と懇願しました。活動後の帰りに体がだいぶ楽になったので、帰宅してまたすぐ真相資料のポスティングに出掛けて、1000枚以上配りました。終わる頃には、気づくと奇跡的に全身が軽快になり、病状は完全に消えていました。夫は奇跡的に元気になった私を見て、さらに大法を信じるようになり、一緒に心からの九文字を唱えてくれました。しばらくすると、夫もすっかり治りました。私は改めて大法の奇跡と偉大さ、そして師父と法を信じさえすれば、乗り越えられない関はないと、身をもって実感できました。

 ここで、難の中にいる同修の皆さまに、必ず自分の正念をしっかり持ち、師父と法を信じ、「弟子正念足りれば 師は回天の力有り」[2] から悟っていただきたいと思います。

 四、小さな店で衆生を救う 

 5月、神韻ブランドのTシャツのプロモーションに携わったある同修が、Tシャツに書かれた「法輪大法好 真善忍好」(法輪大法は素晴らしい 真善忍は素晴らしい)は師父が直接デザインを手掛けられたものだと言いました。師父はこれまで、アメリカの国民全員が「法輪大法好」のTシャツを着るべきであり、その後さらに、世界中の人が「法輪大法好」のTシャツを着るべきであるとおっしゃいました。衆生済度の残った時間がどんどん少なくなっていることを痛感したので、慈悲なる師父があらゆる方法で衆生を済度されている以上、弟子として全力を尽くさないわけにはいかないと思いました。常人が真実を理解し、大法が素晴らしいということに賛同し、皆が大法の服を着ていれば、彼らも真実と大法を広めることに役立っているのではないでしょうか。

 神韻は今では世界No.1のショーになっているので、これから神韻ブランドも世界一のブランドに成長するに違いないと思いました。17年前、私は理髪店を開きましたが、お客さんは主に日本人で、中国人はほとんどいません。ここに来た衆生が全員、この素敵な大法のTシャツを着たらいいなと思い、7月に80着を購入し、自分も6着を購入して、日替わりで着まわしています。身に着けてみたら、本当に快適で、この上ない幸せを感じたので、完売する自信がありました。私のお客さんは皆真相に触れていて、法輪功学習者からの生体臓器収奪と売買を行っている中共の悪行も知り、みんな中共のことを憎んでいます。

 真相がわかると、大法のTシャツも自ずと勧めやすくなるのです。先日も数人のお客さんが来られたのですが、そのうち一人の高齢の方は、大法の服の着心地の良さに感動し、また買いに来てくださいました。もう一人は、買ったその場で着て帰られました。また別のお客さんは、手持ちのお金が足りないけど、二着ほしいので、取っておいてもらえないかと聞いたので、「このまま持って帰られても大丈夫ですよ、お金はまた今度来た時でいいですよ」と言って渡しました。喜んで受け取って帰られたお客さんは、その翌日に、お金を渡しにわざわざお店に足を運び、お礼に弁当を二つ買ってきてくれました。また、二日間で立て続けに8着も売れたことがあったりして、80着は1カ月足らずで完売しました。誰一人として値下げを要求する人がいなかったことに、正直驚きました。衆生は本当に目覚め、皆救われることを切望し、大法だけが自分たちを救うことができると分かっているのです。真実が分かった衆生たちを嬉しく思い、師父への感謝の涙が止まりませんでした。師父の無限の慈悲があるからこそ、衆生たちは救われるのです。

 師父に与えられたこの小さなお店は、私にとって、生計を立てられると同時に、衆生済度の場でもあります。各種の大法の資料、署名用紙が至るところに置いてあるので、目を通した人は自ら進んで署名してくれます。また、今まで神韻公演を鑑賞したお客さんも数十人おられます。師父のご加護の下で、コロナ禍の影響もあまり受けず、収入もかなり安定しています。暇なときは、法を学んだり、煉功もできたり、衆生済度のことに取り組むこともできます。

 以上は個人の交流であり、法に沿っていないところがあれば、同修の慈悲なるご指摘をお願い致します。

 慈悲で偉大なる師父に感謝します。

 同修の皆様に感謝します。

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『精進要旨』「はっきりと目覚めよ」
 [2] 李洪志師父の詞:『洪吟二』の「師徒の恩」

 (2022年日本法会発表原稿)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/10/9/450538.html)
 
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