妻が不当拘禁 障がい者の夫は自立生活が困難
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 【明慧日本2022年10月24日】遼寧省葫芦島市綏中(すいちゅう)県の法輪功学習者・張小娜さん(48歳女性)は昨年12月3日、同県公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官によって不当に連行された。今年5月30日、葫芦島市連山区裁判所は張さんに懲役4年、罰金1万元の判決を宣告した。張さんはすでに秘密裏に遼寧省女子刑務所に送り込まれたことが10月9日に判明した。

 法輪功は世界で1億人が愛好する心身修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 張さんは綏中県前所鎮に在住。1996年3月に心身ともに健康になる気功「法輪功」を学び始め、法輪功の教えの「真・善・忍」の基準に沿って自分を要求し、より良い人になるように努力してきた。張さんには高校生と大学生の子供がいる。夫はバイト先で高圧電線の感電によって負傷し、左ふくらはぎが切断され、右手が握れず、両目が見えない状態の障がい者になった。自立生活ができない夫は、トイレへ行くのも介助が必要で、生活は全般的に妻に頼っている状態だった。

 昨年12月3日、張さんは自宅から国保の警官に連行された。その後、帰宅した張さんは居住監視を受け続けた。今年4月25日、葫芦島市の連山区検察庁に起訴された張さんは、5月30日に連山区裁判所に懲役4年、罰金1万元の判決を言い渡された。

 7月10日、張さんは連行され葫芦島市留置場に拘禁されたため、障がい者の夫の世話人がいなくなった。

 自立生活ができない夫は9月4日、ネットで陳情関連部門に連絡し、国民の信仰の自由の剝奪、私利私欲のために法律の歪曲、権力の乱用、違法な拘束、冤罪を着せたなどの疑いで、警官や検察官、裁判官の3人の刑事責任を追及するよう要求し、家庭の事情で張小娜の解放を求めると訴えた。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/10/13/450722.html)
 
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