年配の漢方医 主流社会で法輪功の真相を伝えた体験
■ 印刷版
 

文/中国の大法弟子

 【明慧日本10月27日】私は1998年に法を得た大法弟子で、今年 78歳、職業は漢方医です。私はいつも診察をしながら、人々に法輪功真相を伝えています。

 昨年、私の友達の義理の82歳の父親が胃から出血して、県の病院で緊急処置を受けました。1週間たっても効果がなく、県の別の病院での治療を勧められました。家族は急いでいました。友達はついに決断し、私に治療を依頼してきたのです。電話で状況を説明した後、義父を助けてほしいと彼は言いました。

 私は電話を受けてから、気がかりなことが三つありました。その一つは、重体なので助からないかもしれないこと、二つ目は入院しているので、他の人が口出しをしてはならないこと、三つ目はがんの可能性がないとは言い切れないことです。しかし、これは法輪功の真相を伝える良いチャンスだと思い、すぐに電話をかけ、同じく漢方医の息子と一緒に行くことにしました。彼らは喜んで車で迎えに来てくれました。

 私は車中で、これらの三つのことを伝えました。友達は「親子で来てくれて、家族は皆喜んでいます。今から病院に行き、状態をみてもらってから、すぐ退院し、家で治療してください」と言いました。私は「治療がうまくいかなくても、過ちがあってはならない」と言いました。友達は「他県に転送されると、人もお金もなくなってしまうかもしれません。あなた達は遠方からわざわざ来てくださって、本当に感謝します。成功も失敗も神の手に委ねられているのだから、心配しないでベストを尽くしてくだされば、それでいいです」と言いました。病室に入り病人を見ると、顔には血の気がなく、息も絶え絶えでしたが、幸いにも意識ははっきりしていました。

 友達はすぐに退院手続きをしました。帰宅後、私は家族に濃いめの重湯を作り、病人にゆっくり飲み込むように指示しました。1週間食事をしていないので、まず胃の働きが回復するのを待ってから、薬を服用するように勧めました。同時に、病人に「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」という心からの九文字を誠心誠意念じるように家族に話しました。

 病人は生きたいという願望が強く、心からの九文字を念じ続けていました。退院後、はじめて薬を服用した後、出血は止まりました。その後、細心の注意を払って養生をし、1カ月もしないうちに、以前のように回復しました。現在、1年以上経過しても、再発はみられません。その後、彼の家族に三退を勧め、すべてスムーズに脱退し、お守りを渡し、彼らにも誠心誠意、心からの九文字を唱えると、神佛が守ってくださると伝えました。

 命を救っただけでなく、どれだけの手間が省け、お金を節約できたのか、友達の家族から深く感謝されました。私は「実践する以外に何もありません。私を信頼してくれ、そして、真・善・忍を心から信じることによってもたらされた奇跡に感謝すべきです。私に感謝するのであれば、私の李師父に感謝してください」と言いました。

 実は、この友達とは十数年前に知り合いました。当時、彼はある人から、私たちを徳があり、医療技術が高い漢方医の家系であると紹介され、試してみようと思い、私の所に来たのです。本当に治療効果が良かったので、病気の時はいつも来るようになり、話をするととてもよく気が合いました。

 彼は酒豪で、マオタイなどの高級なお酒をよく飲むと聞き、一般的な人ではないと思い、禁酒を勧めました。彼は付き合いが多いので、酒を飲まないわけにはいかないと言いました。私は法輪功に関する資料を見せましたが、彼は受け入れたくなく、私は無理には勧めませんでした。

 時間が経つにつれ、私たちは話しているうちに多くの共通点を見つけました。往診時、彼の自宅のすべてが質素であることから、彼は稀に見る誠実で正直な人だと分かりました。私は彼にかつて「偽りの天安門焼身自殺事件」について話したことがあります。「重いやけどを負っている人なのに、髪は全然燃えていないので、内部の関係者には一目で多くの手落ちがあることが分かります。それは完全に江沢民が羅幹に指示して、法輪功への迫害を計画し、真実を知らない人々に法輪功とその師父を憎むように扇動し、その非人道的な迫害を支持するためのスキャンダルだったのです」と言いました。

 その時、私は『江沢民其人』という本を彼に渡しました。その後、『法輪功』と『洪吟 三』も渡しました。彼は師父の詩「酒は腸を穿つ薬  中毒になればやめられず  一杯飲めば心の憂を解き 十觴飲めば鬼笑う」[1]を読んで、ようやくお酒を止めようと決心したのです。十数年来、彼は自ら友人や家族を何十人も受診に連れて来て、そのほとんどの人が三退し、お守りを受け取りました。心からの九文字を誠心誠意唱えれば、疫病神を遠ざけ、災難を乗り越え、明るい未来が開けると教えました。

 最近知りましたが、彼は弁護士であり、ジャーナリストでもあり、上流、中流階級に幅広い人脈を持ち、影響力のある人物です。彼が大事な時期に積極的に活躍し、より多くの人々を救ってほしいと願っています。

 これは、主流社会の人に真相を伝えた際の私の体験です。先ずは友達になり、彼の人柄や何に関心をもっているかを知ることが望ましく、大法に関する資料は選択し、無理やり与えず、誠実で善意をもって接すれば、きっと良い結果が得られるでしょう。

 二十数年、私は診療所を開いて医療を行い、漢方医の伝統的な医療倫理を受け継ぎ、大法を修煉しています。現代の官界の腐敗が社会の道徳の腐敗を招き、生態環境の汚染を加速させ、現代の伝染病の蔓延を引き起こしています。人々の生命と健康を危険にさらしているという事実に基づき、私自身の大法の修煉と医療の経験とを合わせ、主流社会で治療を受けに来た大学生、教授、弁護士、ジャーナリスト、党と軍の幹部ら数百人に大法の真相を伝え、三退を勧め、よい結果を得ました。

 これは私のささやかな体験で、参考になれば幸いです。法に基づいていないところがあれば、同修の皆さんの慈悲なるご指摘をお願いします。

 注:
 [1] 李洪志師父の詩:『洪吟 三 』「腸を穿 つ」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/9/14/448549.html)
 
関連文章