若い警察官「学習者を守るために最善を尽くします」
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 【明慧日本2022年11月25日】(明慧記者・章韻)今年10月のある日、北京の公安局に勤務する若い警察官は、海外脱党ホットラインから脱党を勧める電話を受けた。真実を聞いた彼は、中国共産党(中共)を脱退しただけでなく、一緒に勤務していた共産党員予備軍も三退させた。そして、その警察官は最後に「私は力を尽くして、法輪功学習者(以下、学習者)を守ります」と話した。

 「私は本名で脱党します」

 北京のある公安局の王という警察官は、カナダ・トロントの脱党ホットラインのボランティアである李さんから電話を受けた。李さんは「あなたは私からこの電話を受ける前に、おそらくすべてを知っていたでしょう。三退すれば、平安が訪れます。政府高官を含む4億人以上の中国人が、自らの平安のために三退したのです。三退は行政組織からの脱退ではなく、共産党に入党した際に誓ったことを無効にするためのものです。あなたにめでたい「金福」という仮名を、金はゴールドの金で、福は祝福の福で、金福で脱党して平安を迎え入れましょう。あなたは共産党員でしょうか?」と脱党を勧めた。

 王さんは「私は共産党員であり、本名は○○と言います。 本名で脱党します」 と返答し、真実を聞いたことがあるという。

 王さん「あなたに感謝します!」

 李さん「私に感謝しなくてもいいのです。これはあなたの福です。近くにどなたかいますか?」

 王さん「一人います。彼は入党していませんが、共産党員予備軍で入党申請をしていて、また許可されていません」

 そして王さんはその警察官に確認して「彼も同意した」と言った。こうして、もう一人の警察官が共産党組織の共青団と少年先鋒隊からの脱退に同意した。

 「私は学習者を守るために最善を尽くします」

 李さんは王さんの勇気ある判断を褒めたたえ、「あなたはとても善良な方です。続けて他の人の三退を手伝ってあげてください。こちらは脱党ホットライン、覚えておいてください。24時間当直者がいます」

 王さん「分かりました、覚えました」

 李さん「あなたの親戚や友人に三退させれば、それは功德無量な行いです。あなたは福があるからこそこの電話を受けることができ、だからこの機縁を大切にして、よい事を多く行ってください。上層部から法輪功への迫害の指示を受けたとき、事前に学習者に安全に気を付けるように知らせてください」

 王さん「その時になったら必ず情報を流します。もし当局が法輪功に何らかの行動をとるなら、直ぐに知らせます。この番号は私の携帯電話番号です(彼の携帯番号を教えてくれた)、なにかあったら連絡してください。人命を救うことは、七重の塔を建てることよりもすばらしい、そうでしょう? 私は力を尽くして、学習者を守ります」

 王さんが電話を切ろうとしないので、李さんは法輪大法が世界に広く伝わっていること、無実の罪で中共の迫害を受けている真実を語り続けた。話を聞いた王さんは「法輪功の本はどこで見られますか」と尋ねた。

 李さん「インターネットの封鎖を突破するソフトを使って、法輪功の書籍や資料を無料で読むことができます。すべての本がそこにあります」

 王さん「お金がかかりますか?」

 李さん「かかりません」

 王さん「どうも、ありがとうございました」

 三退した交番勤務の警察官3人「ご親切に感謝します」

 ある男性警察官は、海外の学習者からの真実を伝える電話を受け取り、「私は警察署に勤めており、私たち3人が勤務しています」と答えた。

 李さん「皆さんが警察官なら、ちょうどいいです。この電話を受け取ることができるのは、皆さんの幸運によるものです。2005年に公安部が公布した第39号の公文書によると、法輪功は中国の14のカルト宗教の中に入っていません。だから法輪功は無実の罪を着せられたのです。 江沢民は、個人的な嫉妬心から国家組織を動かし、この迫害を行っているのです」 

 この話を聞いた一人の警察官が「彼女の話を録音しよう」と言った。

 李さんが「はい、録音してください! 私の言うことを全部録音して、それをもっと多くの人に伝えてください! ありがとうございます!」と言うと、電話の向こうから「分かった、話し続けて」と声がした。

 李さんは語った。「あなたたちは警察官です。江沢民の法輪功弾圧は違法であり、それを実行している610オフィスも、将来はナチスのゲシュタポや文化大革命のときの中央文革グループと同じように、違法行為を犯したこととなるのです。知っておかなければならないのは警察、検察、裁判所の関係者が今非常に危険な状態にあり、遡って調べる法律ができたことをご存じと思いますが、それは責任を皆さんに転嫁するためです。命令を遂行したのだとしても、最終的にはすべての責任をあなたに負わせるのです。自分の身の安全は、自分で守るように気をつけなければなりません。そうでしょう?」

 電話の向こうから「そうですね、家には多くの人がいるからね(彼らにも安全が必要)」

 李さんは続ける。「そうです、自分と家族を守るためです。ご存じの通り、文化大革命が終わったとたん、北京の公安局長の劉傳新が自殺しましたね。なぜ自殺したのでしょう? 彼が自殺しなければ、老幹部が彼の罪を清算しなければならない、彼は自殺したのではなく、党中央委員会がそうするように言ったと言えますね? そういうことでしょう?」

 李さんはさらに続ける。「そして今、遡って調査するということは、中共が自ら逃げ道を作っており、最終的には任務を遂行した人が罪を問われるのです」「今、中国の共産党員の多くは、閣僚レベルの高官から中央委員、その家族まで、平安を守るために三退をしています。彼らは皆一冊の本を読んでおり、その本は『共産党に対する九つの論評 』といいます。皆さんも必ず読んでください。彼らはネットを突破するソフトを使って読んでいます。各レベルの指導者は、この本を手元に持っているのです」

 「そうでしたか? どうすれば見られるのですか?」と話の途中で警察官が聞いた。

 李さんは「後で資料を送るので、それを読めばわかります。共産党が行った悪事がはっきり書かれています。我々国民は真相を知らされておらず、あなた方警察官は大変危険な状態に置かれています。その資料を読んで下さい」と答えた。

 李さんは、以前に中央共産党学校の25人の教授が実名で脱党したエピソードを語った。

 電話の向こうは静かだった。 そこで李さんが「聞いていますか」と聞くと、「聞いています、皆んな聞いています」

 李さんは「良かったです。とりあえず安全を確保しましょう、それら(中共)のために命を捧げないようにしましょう。目下、疫病神は一般の人を対象にしておらず、中共を滅ぼすために共産党を標的にしています。だから、安全を確保するために三退しなければなりません」

 そして3人は、仮名で三退に同意した。

 幹部会議で1時間静かに真実を聞いた後、19人全員が三退した

 湖南省のある県で行われた幹部会議で会議室の電話が鳴り、幹部の一人が電話を取った。すると「こんにちは! 私は海外から電話をかけています。現在、疫病が拡大していますが、皆さんの健康と安全を願っています。そこで安全を確保するための情報を伝えています」

 幹部は「分かりました、ありがとうございます」と答える。

 電話をかけた三退ホットラインのボランティアである張さんは、まず現在の三退の段取りを話した。相手が黙っていたので、10分ほど話した後に、「私の言っていることがわかったと思います。こうしましょう、「万順」という仮名で脱党していいでしょうか?」

 相手「いいですよ」

 張さんは、法輪大法が広く伝わっていることや「天安門焼身自殺」の真実についてさらに10分ほど話し続け、「聞いていますか?」と確認すると、 相手は即座に 「はい、聞いています、聞いています、皆が聞いています」と答えた。

 張さんは、中共による学習者の生体からの臓器狩りの真実、貴州の「藏字石」の秘密、ローマ帝国滅亡の歴史、さらに今回の三退の流れで実名で脱党した中央共産党学校の教授たちの事例、心からの九文字を念じたことで、九死に一生を得たエピソードなどを1時間近くにわたって話した。

 相手が静かだったので張さんは 「誰かと一緒ですか?」と聞いた。

 相手「はい、一緒です。大勢います、みんな聞いています。彼らは三退していません」

 張さん「あなた一人だと思っていました。みんなに三退してもらってもいいですか?」

 相手「いいと思います」

 張さん「それでは、最初の方は「天礼」、天からの贈り物と言う意味です。この名前でいいと思う人は、いいと言ってください」

 「私です、いいと思います」とすぐ返事があった。

 張さんは続けて、家福,大力,大喜,福善,福得,善福,善縁,福貴,福随,健康,祥順,祥和,福大,大智,万利,天順,大海と仮名を付けた。

 最初の「万順」と「天礼」を合わせると、19人が共産党組織から脱退した。その内訳は共産党員が8人、11人が共青団と少年先鋒隊であった。

 張さんは最後に「真・善・忍は素晴らしい、法輪大法は素晴らしい」を覚えていれば、皆さんは安全ですと伝えた。通話時間は、1時間6分に及んだ。

 彼らは大きな声で、「覚えました、ありがとうございました」とお礼を述べた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/11/3/451453.html)
 
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