ニューヨークの洪水 段ボールの中の奇跡
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文/アメリカの大法弟子口述、筆者記録

 【明慧日本2022年1月11日】アメリカ・ニューヨークで2021年9月「アイダ」洪水が発生し、私はそのときキセナ・パーク入口の2番街の家の地下室に住んでいました。

 最後の一秒で避難する

 2021年9月1日、ニューヨークで大雨が降りました。私は数人の友達と食事して、帰宅するとすぐに疲れたと感じ、寝る準備をしていました。すると、突然大家の叫び声が聞こえました。「早く起きて!」

 大家のこんなにも焦った叫び声を聞いて、私はすぐに服を着て起き上がり、大家に何が起きたのかを聞きました。大家は「水が部屋に入って来た」と言いました。私が見ると水は無く、普通でした。それから突然私のシャワールームに水があるのが見え、この水はどこから来たのかと思っていると、だんだん水が多くなり、裏口から部屋に流れ込んできました。

 これはどうした事かと思い、私は多くの本や絵を地面に置いていたので、すぐに本をソファーや机の上に置きました。

 そのとき、水がますます多くなり、私はたらいを持って水をくみましたが、水はますます増え、表門の下水道もすでにいっぱいになりました。どうして水がこんなに多いのか? 水がこんなにも膨れ上がるとは思ってもいませんでした。

 突然大きな音がして振り返ると、水は屋根の高さで勢いよく部屋に入り、まるで猛獣のように襲い掛かって来て、玄関のドアや裏口も全て壊されてしまいました。

 約3秒のことでした。私の部屋全てが水で溢れ、約1秒で水は私の太ももの部分まできて、2秒ぐらいで私の肩まで来て、3秒の最後の1秒で、頭まで来たとき、私の左手がドアのガラスを壊し、水が「ぼーん」と一気にガラスから出て行きました。

 それから、私はまた左手で2枚目のガラスを破り、ドアの上の2枚のガラスから水が出ていき、その水の力は非常に強かったのです。このとき水は私の腰ぐらいで、それから私はとても小さなドアのガラスの割れた所から脱出しました。手はガラスを割ったことで深い傷ができ、47針縫いました。

 上階に上がって、大家の一階のリビングに行くと、出入口が全て水没したのに気づきました。また道に止まっていた車が頭まで水に浸かっていました。私が住んでいた地下室はあの瞬間、すでに全て水に浸かり、私は最後の一秒で生き延びることが出来たのです。

 段ボールの奇跡

 当時、多量の出血で身体が弱っていました。3日後に水が引いて、私は地下室に行きました。心の中で心配だったのは、段ボールの中の本でした。それは法輪大法の師父の全ての説法だったからです。天梯書店で購入したのを一つの段ボールの中に入れていましたが、これらの本はどうなったのかと心配でした。

 地下室に着くと、地面は乱雑に散らかっていました。廃墟と化した中、私はついに段ボールの中の本を見つけました。これは紙で出来た段ボールで、また上をふさいでいませんでした。開けて見ると、段ボールの中には水が入っておらず、完全に真新しい状態でした。これは私が身をもって体験し目撃した奇跡です。

 私はとても感動しました。片手は怪我で動かないので、もう片方の手でこの段ボールを束ねて、1階に持って行って、大家夫妻を呼びました。彼らは佛教徒で、佛を信じていて、善良で親切な人達です。私は彼らに「あなた達早く来てみて!」と言いました。夫婦はそれを見て、賛嘆してやみませんでした。この完全無傷な段ボールの中の法輪大法の書籍は、本当に奇跡でした!

 私の裏口は大家の車庫の隣で、車庫のドアは上り坂で、洪水はそこに溜まって、力が一定の程度までなってドアを破壊して入って来たのでした。私たちの付近で一家3人が溺死したそうです。また彼らは芸術家であったと言われています。

 洪水の中の「贈り物」

 今回私は一つの巨大な贈り物を手に入れました。あの瞬間、気づいたのは、一切は執着する必要がなく、ただ大法だけが唯一の真実だということです。

 私がガラスを叩いたときはびくともしなかったのですが、最後の1秒の時、またあのガラスを叩いたとき、手が完全に水の中に入っていたので力が出ず、しかし不思議なのはあのガラスが思いがけず割れたのです。

 表面上から見ると、水の勢いがとても強く、加えて私がガラスを叩いた力で割れたようですが、しかし私は師父が救って下さったと信じています。

 大家の車庫は全て厚い塀で、とても大きな石造りのレンガが積み上げられていましたが、その塀は全て洪水で壊れていました。大家夫妻は幸いにも、早くにそこから離れました。もし1~2分の差があれば、きっとあの壁に押しつぶされていたかも知れません。

 大家は古いアメリカ人で、彼らは生まれてこのかた、このようなことがニューヨークで発生したことが無かったと言い、今回初めてこのような厳重な洪水に遭ったそうです。

 この過程の中で、私は絶えず「真・善・忍は素晴らしい、法輪大法は素晴らしい」と念じ、非常に自然に、絶えず念じ、心から自然と出てきました。

 ですから、これも一つの大きな収穫でした。私の多くの絵、大量の作品は全てダメになり、数百冊の本もダメになりました。友達が私を見に来たとき、皆言いました。「ああ、こんなに多くの作品が全て壊れてしまって、こんなに多くの心血が全て壊れてしまって、どんなに心が痛むか!」私は「心を痛める必要はありません。私は反対に喜んでいます。本当の収穫は内心の収穫で、またこの生命を見れば違ってきます」と言いました。

 私は大法の師父にどのようにこの感激を表すのかが分からず、この感謝はどんな言葉をもっても言い表せません。私は師父への感謝の気持ちを表す形式がわかりません。唯一私が表せるのは、自分の心が綺麗になるようにすることで、更に綺麗になり、ますます綺麗にすることです。

 私は必ずどこに行っても、縁のある華人と出会ったら、必ず三退を勧めます。私はこれらの共産党をよく知らない人を目覚めさせ、大きく目覚めさせます。共産党から脱党させ、必ず共産党から脱党させます。

 現在、この災難は前奏に過ぎず、更に恐ろしいのが背後にあります。修煉者は皆知っています。良くない人は天に淘汰され、これらの真相を知らない人たちは直面することになり、彼らの運命はとても恐ろしいです。ですから共産党から脱党していない人は、早く中共から脱党してください。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/1/2/435424.html)
 
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