長年悩んできた睡魔を突破
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2022年12月21日】ここ数年、睡魔の妨害を受けていました。学法しても法を得られず、煉功を怠り、正念を発しても無駄でした。しかも自分では気づいていませんでした。自分の煉功の動画を見てやっと目が覚めました。同修の助けと私自身の努力により、ついにその罠を突破しました。

 ある日の午後、私は法を勉強しようと同修の家に行きました。途中で眠くなったので、座禅して煉功することにしました。その時に煉功の様子が見たくて録画したのですが、煉功後にビデオを見た私はショックを受けました。同修はしっかりと座禅していましたが、私は10分ほどしか起きておらず、残りの時間は眠りに落ちていました。しかも気持ちの上では少し眠いだけで、眠りに落ちるほどではなかったのです。どうしてこうなったのか? 普段、家で1人で煉功をしていると、頭が重くなったり、むくんだり、まぶたが重くなったりして、煉功音楽を聴いているような錯覚に陥ることが多いのですが、今日よりずっと酷いのです。それなのに今日でここまで酷いのであれば、1人で煉功をする時はいったいどんな感じだろう、考えてみるだけでも怖くなりました。

 師父は「しかし眠ってしまったり、ぼんやりしたりしてはいけません。そうすれば良いものが他の人に煉られてもっていかれるかも知れないのです」[1]と説かれきました。

 長年にわたって煉功してきましたが、自分の体はいつも正しくない状態にあり、疲れと眠気とめまいが一緒になって、どうしようもできなくなるのです。焦る気持ちはあっても、なかなか打開できず、いつも見えない何かが重くのしかかっているような気がしていました。朝の統一煉功も何度かやってみましたが、眠くて続けられずに断念しました。この睡魔のせいで、学法しても法を得られず、煉功しても功を得られず、発正念をしても作用せず、つまりは三つの事をうまくできませんでした。肉体を変えることができず、長期に正しくない状態にありました。

 翌日、別の同修の家に行ってそのことを話し、自分のために発正念をお願いしました。発正念をした後、同修からは「あなたの空間場はきれいではない、あなたの名前を出すと、体中が寒くなります。蓮の手形をするときに、この低俗な霊を燃やしてくださいと師父にお願いしたのです」と言いました。それを聞いて、私はさらに不安になりました。自分も精進したいのに、いったいなぜこうなるのでしょうか。

 このとき、「ウィチャット」という言葉が頭に浮かびました。師父が教えて下さったのです。悪いのはこのことだと判明したため、タオバオ(ネットショッピング)と一緒に削除しました。ここ数年、家に1人でいることが多いので、夫や娘が心配していて、夫と娘は毎日安否報告をしてほしい、それにウィチャットを使うと無料で会話ができるからと言いました。最初はのめり込まないようにと自分に言い聞かせていましたが、娘から毎日孫の動画が何本か送られてくると、見れば見るほど孫が可愛く思えてきました。1日に何度も見てしまい、見ないと気持ちが重くなる一方でした。私の状態は、自分が親情を手放せず、悪に利用されていました。

 時々、タオバオを利用し、何か必要なものないか、何か安くなったのか、色々と比較しました。すると時間はあっという間に過ぎ、利益への関心がますます深刻になりました。家族とウィチャットに費やす時間もだんだん長くなり、あらゆる人心が無意識のうちに増加し、ますます深くのめり込み、抜け出すことができませんでした。慈悲深い師父は弟子に修煉させるために、多大な苦難を耐えられました。その与えられた時間を、私は無駄にしてしまいました。

 ただ問題はそれ以上です。主意識が弱く、偽りの自分と本当の自分の区別がつかず、思想業に支配されています。安逸を求め、発正念を重視せず、旧勢力が示した道をずっと歩いてきました。自分は人生の苦難に耐えることができますが、修煉の苦難に耐えられないのはなぜなのか。大法は尊く、自分の責任が大きいことも知っていますが、主意識が弱いせいで思想業力に支配されてしまいました。

 私は観念を変え、自分が未来の新宇宙の大覚者であり、三界内の理と神々に支配されないことを固く信じました。できるだけ発正念をします。この「眠気」は私ではなく、偽りの自己、安逸を求めている偽りの自己です。私はそれは要りません、旧勢力の按排を否定します。

 心を静め、自分の空間場と、私が傷つけた存在に「宇宙は法を正し、大穹は調和し、慈悲深い創造主は衆生を救い済度されています。大法師父は衆生の大法に対する態度だけを判断され、残るか消滅されるかの生命は自分自身で決めます。私の空間場にいるすべての存在、あなたも大法のために来ました。私と歴史上でどんなつながりあるにせよ、それが何であれ、あなたたちがこの万古不遇な機会を大切にし、真・善・忍の宇宙大法に同化し、明るい未来を持つことを願っています。私たちと一緒に真・善・忍の大法に同化しよう」と話しました。

 私は長時間、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」という九文字の真言を唱え、師父が説かれた法を唱え、多く発正念をしました。すると翌朝3時の朝煉にすんなり起きられ、日中も眠くなりませんでした。3日目、4~5時間、断続的に発正念を続けたところ、眠気を誘う睡魔を突破し、心の底から法を学ぶことができたのです。

 数日後、同修が家に来ました。その体験を話すと、法を実証するためにその体験を書いて欲しいと言われました。最初は恥ずかしく、正法が終わりに近づいているのに、今になってやっと自分が朝練に参加できたということは、とても言えませんでした。その後、気付いたのですが、これは偽りの自分が暴露を怖がっているのではないのか?  邪悪を暴き、解体させるためにも書きたいと思い、その夜から原稿を書き始めました。

 しかい思いがけず、夜中の夢の中で、強烈な陰湿なものが襲ってきて、足が立たず、宙に浮いてしまい、何かが脳に圧し掛かりました。途端に混乱し、息苦しくなるような不快感を覚えました。慌てて師父に助けを求め、すると突然、夢の場面が変わりました。目が覚めて、煉功が終わる頃、正気に戻りました。私は、異次元の悪に触れたかもしれない、それは死につつある、だから私はそれを暴露し、消滅しなければならない、この交流記事を書くことが正しかったことに気づいたのです。

 師父、ありがとうございます。弟子の一挙手一投足の前進は、師父の慈悲深い保護や師父の苦心から離れては成り立ちません。師父は臆病な弟子である私を決して見捨てられません。師父の御恩に報いるには、私が向上するしかないのです!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/12/11/452861.html)
 
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