天津市の法曹界 秘密裏に70代の韓淑曇さんに懲役5年
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 【明慧日本2023年4月22日】天津市寧河区の法輪功学習者・韓淑曇さん(70歳女性)が現地の公安・検査・裁判という法曹界によって秘密裏に懲役5年の実刑判決を言い渡され、今年2月10日に天津女子刑務所に収監されたことが先日初めて分かった。

 韓さんは法輪功を修煉した後、真・善・忍にしたがってより良い人を目指し、心身ともに恩恵を受けた。韓さんはいつも周りの人のことを思いやる心を持つようになり、煉功してしばらくして以前に治らなかった風邪や不眠症、頸椎症、片耳の難聴、メニエール症候群などすべての病気が治り、まるで生まれ変わったかのようだった。

 2022年1月8日、蘆台派出所と国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官ら10数人がいきなり韓さんの自宅に押し入って家宅捜索を行い、ノートパソコン、プリンター、法輪功の書籍などの個人財産を押収した上、韓さんを連行した。重症で自己管理できない夫だけが家に残った。

 当日、現地では11人の法輪功学習者(以下、学習者)が不当に連行された。韓さんは寧河区留置場に収容され、家族との面会は禁止されていた。家を出て遠方にいる韓さんの息子は非常に優秀であるが、母が学習者だということで昇進できなかった。父の面倒を見るために息子は高い給料で男性家政夫を雇った。

 その後、韓さんが寧河区留置場に拘禁されていた1年以上の間、家族は何の情報も受けていなかった。

 つい先日、天津女子刑務所から電話がきたことによって家族は韓さんの状況を初めて知った。これまで、いつ開廷されたのか、いつ判決を下されたのか、いつ刑務所に移送されたのかなど、家族は関連する情報を全く知らなかった。

 嫌がらせや不当な拘束などを繰り返し受けていた

 韓さんは、過去20年以上にわたって、法輪功の真・善・忍を信じていたとして何度も連行され、拘束され、そして放浪生活を余儀なくされ、そして継続的な嫌がらせに遭っていた。

 1999年10月下旬、韓さんは洗脳施設に入れられて6日間拘束された後、冠達会社に移送されて迫害を受け続けた。そして4人の女性労働者に12日間昼夜見張られ、法輪功を誹謗中傷する新聞やテレビ、ビデオを見るように強制された。

 2001年5月、李樹潮の居委会書記、警官の李德生、刑事課の朱静茹など6人が、韓さんの家に不当に押し入って家宅捜索を行い、韓さんを派出所に連行した。

 2001年末、警官と居委会職員が韓さんの息子に「保証書」を書かせるように言った。書かなければ、母を洗脳施設に連れて行くと脅迫した。これにより、学校に通っていた息子は、大きな精神的苦痛を受け、日々憂鬱でうつ病になった。

 2002年3月、610弁公室と韓さんの勤務先の者は、韓さんを洗脳施設に連れて行こうとした。仕方なく、韓さんは自己管理できない重病だった夫を連れて家を出た。610弁公室の人員らは、韓さんの弟の家に度々行って脅迫していた。

 2020年1月13日、寧河区蘆台派出所の警官9人と2人の居委会職員が、「通報があった」という口実で韓さんの家に侵入し、家にいた韓さんを派出所に連れて行き、家宅捜索を行った。

  2021年、警官らは何度も韓さんの家に行ったり、電話で嫌がらせをしたりした。そのため、韓さんの夫は警官に向かって「生かしてくれないなら、銃殺してくれ。死んだらそれでいい」と言った。韓さんは真・善・忍の信念を堅持していたとして流浪生活を送っていた。現在、韓さんは70歳になり、中国共産党の警察署・検察庁・裁判所の役人によって5年の冤罪を受けて拘禁されている。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/4/17/458894.html)
 
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