文/山東省の大法弟子 李縁
【明慧日本2023年6月12日】(前文に続く)
真・善・忍に従って身を処し、親戚や近所の人々が法輪大法は素晴らしいと認める
私が退職した後、息子は結婚して子供を持ちました。私は以前の会社員から専業主婦になりました。買い物、料理、息子の妻(以下、嫁)の産後のケア、子供の世話など、家事や育児は全て私一人でやらなければなりませんでした。ですから、本当に疲れました。もし修煉していなければ、体は耐え難い状態になっていたでしょう。
特に、嫁姑や親戚関係の問題は複雑でした。嫁は中国共産党(以下、中共)の虚偽の宣伝に騙されて、法輪大法に対して誤解を抱いていました。結婚前から、嫁は自身の祖母に、「子供ができたらどうしよう? 姑(訳注:私のこと)のことで苦しめられるのは嫌だ」と心配していました。嫁の祖母が私と接触した後、私が良い人であることが分かったので、嫁の祖母は、嫁に話をして安心感を与えました。私も師父の説法の録音テープを嫁に聴かせ、聴いた後で嫁は「大法は心性に対して、こんなにも厳格な要求をしているのですか? 誰がそれを達成できるでしょうか!」と言いました。
私はどこにいても自分自身を修煉者として考え、いたるところで大法弟子の風格を示し、自分が多少苦労をしても、嫁に不満を抱かせたくありませんでした。ですから、どんな局面でも、細部まで配慮しようとしました。子供の誕生はちょうど夏の盛りであり、私は毎日、朝と晩に子供を2回入浴させました。ですから、子供の体には一つもあせもがありませんでした。私たちの地域では、嫁の産後の世話の慣習は、義母(訳注:姑)が1ケ月間世話をし、その後、嫁の実家の母親がさらに1ケ月間世話をするという慣習でした。結果的に、嫁は実家に帰って1日で戻りたいと思ったようでしたが、最終的には実家に1週間滞在した後、戻ってきました。嫁は非常に誠実で、素直な性格であり、私はこのような性格がとても好きでした。私たちの間で時折トラブルが生じましたが、私は師父が説かれた法を守り、内に向けて探し、嫁に心から謝罪しました。そうすると、トラブルも消えていきました。私の善の心が嫁を感動させ、嫁もまた私の中で大法の素晴らしさを見出しました。最初は大法を理解していなかった嫁も後に認めるようになり、心の内にある話も何でも私に話してくれるようになりました。
嫁の母親は気性が荒く、誰もその母親をいじめることはありませんでした。周りの近所の人たちは嫁の母親と口をきかなくなり、村では「喧嘩を恐れない人」として有名でしたし、人々は「喧嘩が新年よりも楽しい人」だと言っていました。私の息子が結婚する前に、嫁の母親についての噂を聞いていました。しかし、私は師父の法の中から「人と人との間のトラブルは、ほとんどが利益によって引き起こされるものであり、人は善と悪の両方を持っている。修煉者は利益心を捨て、善の心を持って相手に接することができれば、どんな人でも感化することができる」ということを知りました。
嫁の母親は気性は荒いのですが、性格は豪爽で、善悪を明確に区別しました。そのため、私は嫁の母親と十数年間平和に過ごしてきました。嫁の母親が数回入院した時には、私はお金を持って見舞いに行き、大法の素晴らしさについて話しました。そして、法輪大法はすばらしいと心から念じ、中共の党・共青団・少年先鋒隊の組織から脱退することを勧めました。すると、嫁の母親は喜んで受け入れました。
嫁の両親は非常に能力があり、数十ムー(訳注:中国の伝統的な面積の単位:畝。ムー。15畝が1ヘクタールになる)の土地を耕し、収入も非常に良かったのです。ですから、両親の村では類を見ない存在でしたが、お金を使いたがりませんでした。私は、嫁に頻繁にスーパーに行って買い物をして、実家に持っていくように言いました。
嫁の父親が山で仕事をするためにオートバイが必要でしたが、なかなか買うことを躊躇していました。私は、嫁に父親のオートバイを買ってあげるように頼みました。その後、息子は私に「あなたのエアコンの代金は私が出す代わりに、彼女の父親にオートバイを買ってください」と言いました。私は「お金は私のために出さなくてもいいのです。あなたはただ、彼女の父親のために車を買いに行ってください」と言いました。私は嫁に対していつも「両親のお金は受け取らないでください。彼らは農作業で一生懸命働いてお金を稼いでいます。お金を稼ぐことは簡単ではありませんし、彼らにはまだ息子が家庭を持つ必要があるだろうし、住宅を購入する必要もあります」と言いました。嫁の両親は私が嫁に言ったことを知った後、非常に感動しました。
ある時、嫁が私に、母親が近所の人々の前で私のことを褒めた、と話したことがありました。最後に「娘の義母(訳注:私)は法輪功を修煉しています」と、ひと言付け加えました。それは「法輪功を修煉している人は良い人です」という意味でした。私は、嫁の母親が法輪功について真実を理解していることを知ってとても安心しました。
人としてこう在るべきだ、と教えてくださった師父に感謝申し上げます。嫁の両親2人とも法輪功に対して正しい理解を持ち、福報を受けたため、農作物の収穫は毎年豊かであり、2人の子供たちは安定した良い仕事に就きました。
修煉前、私と兄夫婦は家庭の些細な問題で多くのトラブルを抱え、何年も交流がありませんでした。修煉後、師父の法によって前世と今生の業力と因果応報の関係を理解し、因果応報の原理を知りました。私は心が落ち着き、兄夫婦への恨みが一掃されました。私は贈り物を持って家に帰り、兄夫婦の前に立ちました。そして、ユーモアを交えて大きな声で「お客様が来ました!」と言いました。兄夫婦は顔をほころばせて喜びました。それ以来、20年以上経ちましたが、私たちの関係は非常に円滑です。最も重要なことは、兄夫婦の家族全員が真相を理解し、三退を行い、大法書籍を読んだことでした。
私の夫は亡くなってから20年以上経ちましたが、兄夫婦の家族は私を他人扱いせず、いとこや甥たちも新年や節句のたびに、必ず私を訪ねてきてくれました。そして、一度も途切れたことはありませんでした。私もいとこや甥たちを熱心にもてなし、真相を伝え、大法を実証し、いとこや甥っ子たちが救われるようにしました。何年にもわたり、私が接触したすべての夫の家族に対して、大法の素晴らしさを伝えました。夫の家族たちが忙しく仕事をしていることを私は理解していました。時には電話をかけて、夫の家族たちに来ないように言っても聞かず、私に対して非常に敬意を払ってくれました。ある甥は家族以外の人たちの前で私を褒めて、私には本当に教養があると言いました。
私は近所の人と互いに和睦を保ち、人間関係の中で誰にも損をさせませんでした。隣人が私の寛大な行動(訳注:人に対して慈悲深い行動をとること)を褒めました。そして、「もしも、あなたが辛い日々を送っているのなら、それは本当に天の理に反していると言えます」と言いました。
隣人たちは、私に対して非常に信頼していました。ある隣人は記憶力が悪く、常に私の家に鍵を置いておいて、鍵を忘れて持ってこなかった場合に便利に取りに来るようにしていました。その家には私が贈った「真・善・忍はすばらしい」と書かれた大きな福の字が貼ってありました。私に「本当に不思議ですね。この福の文字が家に貼られてあると、家の中は冬は暖かく、夏は涼しいです。次回引っ越す時にも、それを取り外して新しい家に貼りたいと思います」と言いました。
結び
私を地獄から引き上げて浄化し、苦心して私を済度してくださった師父には、感謝の気持ちでいっぱいです。もしも師父が救ってくださらなかったら、家庭の魔難や身体の病気のために、私の人生が今日まで続くことは想像しがたいものでした。これは誇張や恐怖を煽るための言葉ではありません。記事の長さの都合上、詳細な身体の状態については述べませんでしたが、実際には非常に悪い状況でした。私は師父に感謝することができません。自分を良く修めることでのみ、師父に対して恩返しできるのです。
この文章を書くことで、縁のある人に法輪功を理解していただき、中共の嘘偽りの宣伝に騙されないでほしいと思います。冷静に考えてみてください。中共が法輪功を20年以上も迫害しているにもかかわらず、法輪功修煉者は自らの信念を守り抜いているのです。どんなに大きな苦痛や迫害に遭っても、命さえ犠牲にしてまでも、法輪功修煉者は決して引き下がりません。私たちに政治的な主張はありません。ただ、正々堂々と善い人としてあり続ける権利を持ちたいと思っています。みなさんが真相を理解した後、おそらく法輪大法に込められている天機が何であるかを理解するでしょう。真相を理解することによって、中共がなぜこれらの善良な人々を迫害するのかを理解するでしょう。中共が善良な人々を迫害するのは中共自体が悪魔の化身であり、中共が悪魔の代名詞であるからです。ですから、現在、天がこの邪悪な生命を滅ぼす運命にあります! 邪悪から遠ざかり、邪悪な組織から脱退することで、私たちは邪悪と一緒に副葬される必要はなくなります。心から望んでいることは、すべての中国人が素晴らしい未来を選ぶことです!
(完)
(明慧ネット第24回世界法輪大法デー入選文章)
(責任編集者:斉昕宇)