東方博覧会で師父の神通力を目の当たりにする
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文/中国南西部の大法弟子

 【明慧日本2023年6月25日】私たちの省は遠く離れた貧しいところですが、師父は何度も法を説き功を伝えに来られました。当時、私は同修Aさんを通して幸運にも師父と出会うことができ、師父の身近で短い時を過ごしました。

 さらに幸運なことに、1993年の東方健康博覧会で、多くの患者に無料の診療を行う師父の姿を直接見ることができ、平易で穏やかな師父が非凡な力を持たれた大師であることを目の当たりにしました。

 師父は講法の中で常に明確に学習者に説かれています。「私が説いているのは一般の気功ではなく、更に高い次元のものです」[1]

「真に高い次元への功を伝えることは、つまり人を済度することであり、即ち本当に修煉することなのです」[2]

「わが国において、本当に高い次元へ人を導き、本当に高い次元の法を説いているのは、私しかいません。しかも、全世界においても私しか行なっていません」[1]

「わたしにはできます。なぜならわたしは無数の法身を持っており、それらはわたしと同じように非常に大きな神通力と法力を備えており、大きな神通力と大きな法力を発揮することができるからです」[3]

 1993年の東方健康博覧会は、北京で開催された全国規模の2回目の博覧会でした(第1回目の博覧会は1992年に北京で開催)。会議の盛況を現地で全て見るために、私とAさんは、大会の前日に列車に乗って北京に行くことを決めていました。

 予定通り北京に到着した夜、私たちはAさんの親戚の家に滞在しました。翌朝、私たちは興奮した気持ちで会場に直行しました。師父の周りのスタッフが私たちを熱烈に迎え入れ、会議場に案内してくれました。師父に会うと、私たちは久しぶりに会う両親に会ったかのように喜びました。短い会話の後、師父は同行する弟子たちに、私たちのための食事と宿泊を手配するよう指示されました。

 師父と一緒に来た大法弟子たちは、一人ひとりが白衣を着て清潔で、気力に満ち、法輪功の展示ブースに配置されました。診療を受けに来る患者が非常に多かったため、師父は病気治療の功を、連れてきた弟子たちに分け与えました。

 大会が始まると、人々が会場に殺到しました。他の功法のブースの列はほとんど人がいませんでしたが、法輪功のブース周辺は満員でした。一列目は午前中の順番をすぐに取り終え、二列目は午後のチケットを待っていました。

 師父は一番大変です! 師父を心待ちにしている患者が非常に多く、不治の病、難病で身動きの取れない重病患者もたくさんいました。家族に担架で運ばれてきたり、車椅子で押されて来たり、背負って来られる人もおり、大広間に押し寄せ、長い列を作っていました。師父は常に優しい笑顔を浮かべられ、患者に対して忍耐強く、落ち着いて、非常に親切に接しておられました。

 師父は薬を使わず、注射もせず、医療器具も使用しません。ただ手を患者の病気の部位に向けて、服の上から触れたり、軽く叩いたり、下から上になでたり、外側に向かってなぞったり、何かを抜き出すような動作をしたりします。長年の麻痺や背中が曲がった人に対しては、師父は後ろから優しく抱き上げて引っ張ったりします。動作はほんの数回です。師父は患者に全身を緩めるよう教えながら、「緩めて、緩めて!」と声をかけられ、そして次に、師父は患者に声をかけて励まし、「起き上がって! 起き上がって!」、「そうです!」、「地面に下りて!」、「立って!」、「背筋を伸ばして!」、「ついてきて!」と言われました。すると奇跡が起こります。患者たちは師父の指示に従って本当に起き上がり、地面に下り、立ち上がり、歩き、走り、飛び跳ねたのです。

 これは夢でしょうか? それとも本当に現実でしょうか? 彼らは最初、自分自身でも信じられず、その後、喜びと驚きで大声で叫びました。「治った! 本当に治った!」と。一部の人々は「李先生!」と叫んでいました。また、「生き菩薩が私を救ってくれた!」と感動のあまり泣いてしまう人もいました。

 私とAさんは、最初は師父の展示ブースの側に立って、よく見ていました。しかし、観客がますます増えて前に押し寄せるようになったため、私たちは退かざるを得ず、展示ブースから遠ざかっていきました。多くの具体例や詳細を見ることができませんでした。

  しかし、私たちが一生忘れられない感動的な場面が2つあります。

 一つは、治癒した患者とその家族が深く(師父に)感謝し、感謝の気持ちを示す光景です。長い間病気を患っていた患者が杖を投げ捨て、車椅子を離れ、担架を使わずに独力で歩き回り、周りの人々が見守る中で走り回る姿に、患者の家族は驚き、喜びに包まれ、感激のあまり、「私たちを救ってくれる神仙が現れた!」と叫びます。彼らは師父にどう恩返しすればいいのか分からず、師父の前に駆け寄り、「どうもありがとうございます。師父!」と言いながら跪いて頭を下げ、土下座をします。師父は彼らに立ち上がるように言いながら、手を差し伸べ、まるで何も起こらなかったかのように、次の人を呼ばれます。

 二つ目は、会場の観客が深く感動し、称賛と敬意、崇拝の気持ちを示す光景です。師父は診察に訪れた重病患者の病気を手で除去し、蘇生させました。このような奇跡の効果は、人々にとって一生で見たことも聞いたこともないものであり、目の前で見なければ信じ難いほどです。人々は「すごい! 凄すぎる!」と歓声を上げました。

 師父は昼間は患者を治療し、夜は三回説法されました。会場は満員で、私たちは師父の説法を聞くことができ、師父が日夜大変ご苦労されている様子を自分の目で見てきました。

 師父は自身が苦労されているにもかかわらず、私たち二人のことを心配してくださり、毎日の昼食時には必ず空いている場所を見つけて、一緒に昼食を共にして下さいました。師父はまず弁当を開けると、中にある美味しい料理を毎回私たちに分け与えて下さいます。師父のお弁当に残っている料理はとても少なく、会議期間中は毎日そうでした。私たちは心苦しいですが、断ることもできず、とても申し訳なく思い、つい涙があふれてしまいます。

 休暇が終わるため、私たちは会議が終了する前に帰路につかなければなりませんでした。師父は何度も引き留めて下さいましたが、私たちの悟性が低すぎました。修煉者は俗世を超越する人であり、紅塵の中に身を置きながらも、心は方外にあるべきです。世俗の中で師父の側にいることよりも重要なことがあるのでしょうか? このような機会はとても貴重です。最終的には心残りでしたが、師父に別れを告げました。師父は私たちを会場の外まで送り出してくれました。後になってこのことを思い返すと、後悔ばかりが募ります。

 師父は二度も博覧会で素晴らしい法力を示され、北京中を騒然とさせ、全国に知れ渡る大事となりました。私と同修もこれを通して師父と大法をさらに信じるようになり、不動の信念を持ち、最後まで修煉を堅持することを誓いました。師父に付き従い、家に帰ります!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『転法輪法解』「広州での説法 質疑応答」
 [2] 李洪志師父の著作:『法輪大法義解』「長春法輪大法輔導員のための説法」
 [3] 李洪志師父の著作:『転法輪』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/6/11/461847.html)
 
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