【明慧日本2023年7月8日】(明慧ネット海外報道チーム報道)北米の数名のボランティアスタッフが、24年前の1999年6月25日、一台のPC486デスクトップコンピュータと電話回線を使って情報を送信し、シンプルなデザインのウェブサイトで毎日、法輪功に関する複数の記事を発信し始めた。これにより明慧ネットが開設され、中国内外の法輪功学習者(以下、学習者)や法輪功に関心のある世界中の人々が24年間にわたって一緒に歩んできた始まりとなった。
明慧ネットの1999年当時のスクリーンショット |
明慧ネットの1999年当時のスクリーンショット |
明慧ネットの1999年当時のスクリーンショット |
中国の学習者の一人が、明慧ネット発足当時の事を思い出し、「明慧ネットを見たとき、私たち中国本土の学習者にとって、あたかも暗い嵐が迫る時に、雷が雲を引き裂くような日だったと強く感じました」と話した。
明慧ネットが開設されてからまだ1カ月も経たないうちに、1999年7月20日、中国共産党(以下、中共)は国中の全権力を動員して学習者に対する違法な弾圧を始めた。中国の学習者は、精神的にも肉体的にも邪な迫害に晒されていた。中国共産党(以下、中共)は情報を封鎖しつつ、メディアを操作し、法輪功を根底から黒く塗りつぶそうとして、その嘘の宣伝は世界中に広がった。
明慧ネットが封鎖を打ち破り、真実の声を伝える
嘘や中傷に満ち溢れるメディアが全てを支配する中、ただ一つの場所が学習者の真実の声を絶えず伝え続けていた。それは発足してまだ1カ月しか経っていない明慧ネットだ。
あるアメリカの学習者は、このように回想した。「明慧ネットは6月に正式に開設され、開設されたばかりの頃、一日に少なくとも500通のメールが届きました。これにはファックスや電話は含まれていません。ウェブサイトが出てくると、多くの人々が関心を寄せていることが分かったのです。このような情報の発信源が必要だったということが分かります」
別の関係者によると、「(ニューヨーク時間)7月19日の夜から大規模な捜査が始まり、全国規模のものでした。20日、21日、22日はこの活動が続いたのです。その時点で情報が封鎖され、ネットも封鎖されました。国内のメールはすべて停止され、情報の入手は困難になりました。情報を提供するだけでなく、情報を見ること自体も封鎖されたのです。このようにして、真実の状況を人々に知らせず、情報を入手させないことが、この迫害を維持し推進するうえで重要だったことが分かります」
ある中国の学習者はこのように述べた。「明慧ネットを通じて、各地の学習者仲間の修煉体験と交流文章が印刷され、中国の学習者たちの手から静かに素早く伝えられていました。これらの記事には、法理に基づいて悟り得た正しい見識があれば、正しく行った奇跡もあります。師と法への信念に満ちた正しい考え方や、人々を救う慈悲の行為もあります...これらすべてが、中国の学習者たちを鼓舞し、迫害に立ち向かうこと、大法の中で修得した知恵と威厳をもって、堂々として、世界に真実を伝えていくことにつながっていました」
海外の学習者も明慧ネットで答えを見つけた。あるアメリカの学習者は、1996年に『轉法輪』という書籍をインターネットで読んだ後、周りには他の学習者がいなかったため、1999年初めまで修煉しなかったと話した。「当時、中共が李洪志先生に対する誹謗中傷の資料を全国に広めため、私は疑問を抱きました。その後、明慧ネットで事実を明らかにする記事を見て、私の疑念はすべて消えました」
今日に至るまで、明慧ネットは最初はシンプルだったウェブサイトから、複数のコンテンツを持つマルチメディアへと進化したのだ。
現在の明慧ネットのトップページ画面 |
明慧ネットグループ |
明慧統計報告ページ |
明慧ネット英語版 |
明慧ネットフランス語版 |
明慧ネットスペイン語版 |
世界中の法輪功学習者、中でも特に多くの中国大陸の学習者たちの努力によって、明慧の記事は広く伝えられた。中国大陸にあるインターネットアクセスポイントや情報収集ポイントの発足により、明慧への情報提供がなされ、その後、明慧編集部で編集された上で発表された修煉交流の記事が素早く発表された後に、印刷された明慧の情報が迅速に各地の人々に配布される。この過程には、知られざる多くのストーリーがある。
多くの中国大陸の学習者は、中共による重圧の下、極めて困難な物質的条件の中で、明慧の情報チャンネルを黙々と創設し、維持し、拡大していった。コンピューターに触れたことのない多くの国内の学習者が、基礎から勉強し、多くの中国大陸の学習者が明慧の情報を紙に印刷し、配布する役割を自発的に引き受けた。これにより、師父(李洪志先生)の法輪功に関する教えが明慧のウェブサイト上で一夜にして中国大陸全土に広まり、真実の情報がますます広まっていった。
『明慧週刊』のページ |
明慧が定期的に発行する刊行物の中でも、『明慧週刊』は最も早く創刊され、ネット環境にない中国大陸の学習者向けのものであった。主に週ベースで、交流記事、中国大陸のニュース報道、海外の活動報告などが含まれている。2023年6月23日時点で、『明慧週刊』はすでに1128号を発行した。
週刊とは別に、『明慧週報』は社会向けの真相伝えの読み物の位置づけとして発行された。2005年春に創刊され、当初は中国大陸で広く印刷・配布され、中国大陸の一般の人々が法輪功の真相を理解するための便利な窓口となった。その後改善が施され、多くの地域の特色を持つ地域限定バージョンが発行されるようになり、さらに2007年4月にはインターナショナルバージョンが発行された。『明慧週報・インターナショナルバージョン」は一般的な新聞のレイアウトを採用し、世界中の自由社会で発行されている。さらに、2005年11月に「明慧ラジオ」が設立され、中国大陸の人々に向けてラジオ放送が行われた。明慧のビデオウェブサイトでは、「明慧十方」や「明慧ニュースビデオ」といったシリーズのビデオプログラムや、学習者によって制作されたテレビドキュメンタリー、様々なビデオクリップを視聴することができるようになった。
すべての明慧の刊行物及びその他のマルチメディアコンテンツは、いずれも中国大陸の学習者が自費で開設し、無償で維持している。これにより、人々は法輪功について理解し、さらには法輪功の修煉によって心身ともに改善されることに貢献している。
各国政府に迫害の真実に関するオリジナル情報を提供
中国語のウェブサイトだけでなく、明慧の多言語ウェブサイトも順次設立された。現在、明慧ウェブサイトの中国語版のコンテンツは20以上の言語に翻訳され、各国政府、メディア、人権組織、そして一般市民に対して中国から直接入手したオリジナル情報とメッセージを提供している。
2022年度の信仰の自由に関する国際報告書を発表する米国国務省 |
アメリカ政府は明慧ウェブサイトの情報を非常に重視している。例えば、長年にわたり、アメリカ国務省が毎年発表する『信仰の自由に関する国際報告書』や、中国問題に関する連邦議会・行政府委員会(CECC)が発表する年次報告書において、明慧ネット上で報告された中共による法輪功への迫害に関するデータや学習者の被害事例が引用されている。
例えば、アメリカ国務省は2023年5月に発表された2022年度の「信仰の自由に関する国際報告書」では、明慧ネット上の中国の法輪功学習者に対する迫害に関する報道を11回も引用した。
2021年1月14日、中国問題に関する連邦議会・行政府委員会(CECC)は2020年の年次人権報告書を発表し、その報告書では明慧の報道が引用され、中共による法輪功への迫害が継続していることが強調された。報告書ではアメリカ議会議員や行政官に対して、中国における学習者が自由に修煉する権利の保障を中共に求めるよう提案し、信仰により拘束を受けている中国の市民の釈放を求めるよう国会議員や行政官に呼びかけた。また、既存の法律を生かした宗教信仰の自由を制約する中共の役人に責任を追及するようアメリカ当局に要求している。
2022年の国際人権デー(12月10日)前後、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアなどの38カ国の学習者は、再び迫害に加担した者のリストを各国政府に提出し、法に基づきこれらの当事者およびその家族の入国を禁止し、現地の資産を凍結するよう要求した。
法輪功への迫害に加担した者の犯罪に関するすべての資料は、明慧ネットの報道に基づいて整理されている。数年前、アメリカ国務省の役人は、学習者が提供する資料が確実で信頼性があり、提示されるコンテンツが専門的であることを言及した。アメリカ政府機関が毎年発行する人権報告書や信仰の自由に関する国際報告書は、明慧ネットの統計データ(死亡者数、有罪判決を受けた人数、拘束された人数など)や具体的な事件の報道を直接引用している。
学習者の劉氏(博士)は20年以上にわたり、アメリカの各政府機関に真相を伝えてきた。彼は「明慧ネットを通じて国内から伝えられるオリジナルの迫害資料は非常に重要で貴重です」と述べている。「明慧ネットで報じられる典型的な迫害事例を英語や他の言語に翻訳し、ブリーフィングやソーシャルメディア、ニュースリリースなどの形式で西洋の主流社会に広め、人々が中共による学習者への残酷な迫害が続いていることを知るようにしています」と話した。
また、劉氏は「だからこそ、最前線で迫害の事例を確認し、収集、整理し、編集して、報道する明慧ネットの関係者は非常に偉大で、素晴らしい存在だと思います。彼らが行っているこの仕事は、実際には世界中の人々に情報を提供し、真実の状況を見せてくれています。この迫害は続いており、しかも非常に深刻です」と強調した。
劉氏は続けて話した。「海外にいる私たちには、中国本土の学習者が経験しているすべてを想像するのは難しいですが、これらの迫害事例を見ると、このことへの理解が深まります。多くの学習者が迫害事例の詳細を収集し、整理し、確認する過程で非常に大きな危険を冒していることを理解できます。実際、一部の学習者はこの過程で逮捕され、不法な判決を受けてしまうこともあります。たとえば、明慧にこれらの事例を公開したり、資料をダウンロードしたりした為に学習者が拉致され、判決を受けることもあります。私はこれらの学習者に非常に感服しており、彼らのおかげで世界中の人々がこのオリジナルの迫害資料を見ることができ、真相を知ることができるのです」
『明慧週報』中国版のページ |
中国において『明慧週報』がカバーする範囲 |
「明慧ネットは法輪功学習者の家です」
中国大陸にいる学習者は、これまでの24年間、明慧ネットなしでは自分たちの正しい道を歩むことはできないと話した。彼らの多くは、明慧ネットを修煉の欠かせない一部として捉え、明慧ネットを見ることはまるで自宅に帰ってきたように感じるという。
2020年、ある大陸の学習者が投稿した内容によると、「明慧ネットは法輪功学習者の社会における家です。邪悪な迫害が学習者に向けられる中で、明慧ネットは学習者と共に20年以上を歩んできました。困難な時、明慧ネットは私たちに自信と力を与えてくれました。迷った時には、明慧が師父の新しい経文を発表し、私たちに進む方向を指し示してくれました。学習者が迫害されると、明慧ネットは直ちにそれを明らかにし、海外の学習者も協力して迫害を明らかにして、仲間を救出してきました。明慧ネットは、師父が法を正すことを手伝い、衆生を救うために私達を結束させました。邪悪を震え上がらせ、法を正す進展を推進しています」と述べた。もう1人の中国大陸の学習者は次のように述べた。「明慧ネットは師父によって守られた大法のウェブサイトです。明慧ウェブサイトのトップページには師父のお姿があります。明慧ネットは大法の船のようであり、トップページが船首で、師父は船首に座って学習者のために指導されているのです」
この学習者はさらに述べた。「明慧ネットは師父の新しい経文を迅速に伝え、師父が発表されたすべての経文を掲載しており、どのようにして優れた学習者になるかを指導してくれます。明慧ネットは時空を超えて世界中、特に中国大陸の学習者を結びつけ、全世界の学習者が学び、修煉し、共に精進するための修煉の経験と交流の基盤を提供しています。テキストや音声などの形式で私たちが情報を受け取り、活用するのを容易にしてくれています。明慧ネットはすべての学習者が正しい修煉の道を歩むのを支えています。明慧ネットは私たちに衆生済度の方法や手段、さまざまな実用的なソフトウェアツール、美しい資料、さらには技術サポートも提供してくれます... 明慧ネットには本当に感謝しています!」
精神科医が明慧ネットに感謝し、人々を救う
45歳の陳氏は精神科医であり、クリスチャンでもある。彼女は海外の学習者に連絡を取り、自分が明慧のウェブサイトを見た後の経験を話した。彼女は中国のある省にいた時、庭に落ちていた風船に「明慧週報」と書かれていたという。当時、その地域では多くの風船があり、風船が空中で割れて資料が落ちてきた。庭には『明慧週報』や『共産党についての九つの論評』などがあった。
『明慧週報』を読んだ後、彼女はネット封鎖を突破して明慧ネットの内容を見るようになり、より多くの真相を知るようになった。後に、彼女が所属する教会の共産党員の牧師が説教中に法輪功を中傷し、「焼身自殺」などと言った際、彼女はその牧師に真実を話した。これに対し、牧師は全く聞く耳を持たず、依然として中傷の言論を広め続けた。陳氏はその牧師の行動に非常に怒りを感じたという。少し前に、その牧師の息子が交通事故により20歳で亡くなった。このことを知っている人々は皆、「ああ、(その牧師は)法輪功を中傷した後に報いを受けたに違いない」と嘆いた。陳氏は他の信者にも嘘を信じないようにと、自分が知っている法輪功の真実の状況を伝えた。
精神科医である陳氏は、仕事で心理的に乗り越えられない患者に出会うことがよくあり、時には自分もどう説得すれば良いか悩むことがあるという。後に、彼女は明慧ネットの記事に「人を救う」と書かれているのを見た。明慧の内容が人々を救うものであるならば、患者に明慧の内容を伝えることにしよう、と思うようになった。
ちょうど一組の母子が相談に訪れた。息子が癌にかかり、母親との関係がギクシャクしており、生活するのがほぼ不可能な状態にまで追い詰められていた。陳氏はこの母子に、明慧の書籍『九死に一生』、『心からの九文字の物語』、さらに『明慧週刊』などの明慧の資料を郵送した。彼女は次のように言った。「私も法輪功学習者のように、人々に真実の情報を送っています。これらの真実の中には病気を治す健康法の例も含まれています。これがこの母子に感銘を与えました。間もなく、その家の息子は食事ができるようになり、母親との関係も和らぎました」
陳医師は学習者に、「明慧ネットの記事に本当に感謝しています。本当に人を救っているんですね」と話した。
明慧ラジオのページ |
明慧の窓 |
明慧出版社 |
「世界法輪大法デー」特設サイト |
明慧祝賀特設サイト |
迫害加担者についてのページ |
天梯書店 |