【明慧日本2023年8月9日】(明慧記者・李静菲)2023年7月20日は、法輪功学習者(以下、学習者)が平和的かつ理性的に迫害に反対して24周年を迎える。1999年7月20日、中国共産党(以下、中共)の江沢民グループは法輪功への残酷な迫害を開始し、その迫害は現在も続いている。米国、カナダ、英国、ドイツ、スイス、イタリア、ベルギー、フィンランド、オランダ、アイルランド、オーストリア、オーストラリア、ニュージーランド、日本、イスラエルなどの各国の政治家は、法輪功への声援を表明し、中共の迫害を非難し、法輪功への迫害の停止を求めた。
これと同時に、44カ国の学習者は、自国政府に法輪功への迫害参与者リストを提出し、迫害の責任者とその家族を、法に基づき入国禁止や資産凍結するよう求めた。
今回、迫害参与者リストを提出された44カ国には、ファイブ・アイズ同盟のアメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、EUの全27カ国(ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、オランダ、ポーランド、スウェーデン、ベルギー、アイルランド、オーストリア、デンマーク、ルーマニア、チェコ共和国、フィンランド、ポルトガル、ギリシャ、ハンガリー、スロバキア、ブルガリア、ルクセンブルク、クロアチア、リトアニア、スロベニア、ラトビア、エストニア、イスラエル、キプロス、マルタ)が含まれる、 日本、韓国、インドネシア、スイス、ノルウェー、リヒテンシュタイン、イスラエル、メキシコ、アルゼンチン、コロンビア、チリ、ドミニカ。 リトアニアは初めてこの行動に参加した。
米国の各レベルの政治家が中共の迫害を非難
学習者が7月20日にワシントンD.C.で開催した迫害反対24周年集会に対して、米国務省および米両院議員は声明文、ビデオメッセージ、書簡、褒賞の公布などで、法輪功を声援することを表明した。
学習者の迫害反対を声援し、中共の迫害を非難し、法輪功への迫害の停止を求める議員。上段左から右・下段の順:マルコ・ルビオ連邦上院議員、ジョン・ブーズマン連邦上院議員、テッド・クルーズ連邦上院議員、トッド・ヤング連邦上院議員、ジェフ・バークレー連邦上院議員、前下院議長のナンシー・ペロシ連邦下院議員、米国議会・行政中国委員会(CECC)委員長の クリス・スミス連邦下院議員、サム・グレイブス連邦下院議員、スティーブン・F・リンチ連邦下院議員、ジェラルド・コノリー連邦下院議員、ビル・パスクレル連邦下院議員、ドナルド・ノークロス連邦下院議員、フレンチ・ヒル連邦下院議員、ヨン・キム連邦下院議員、デビッド・トローン連邦下院議員、グレン・グロスマン連邦下院議員、トーマス・ティファニー連邦下院議員、ナンシー・メイス連邦下院議員、ロリ・チャベス=デレマー連邦下院議員、エレノア・ホームズ・ノートン連邦下院議員、ケビン・カイリー連邦下院議員(明慧合成写真) |
ミラー報道官はツイートで、「今日、我々は、中国(中共)が国内外で、法輪功および数百万人の学習者、提唱者、人権擁護者に対して弾圧キャンペーンを開始してから、24年を迎えた事を認識している。われわれはこの法輪功学習者たちと団結します」と述べた。
中国問題に関する連邦議会・行政府委員会(CECC)も7月20日朝、ツイッターで公式声明を発表し、中共の法輪功迫害を「聞く人を驚愕させる人権侵害」と非難するとともに、中共当局に対し、拘束されているすべての学習者を無条件で釈放するよう求めた。
CECC委員長のクリス・スミス連邦下院議員と、共同委員長のジェフ・マークリー連邦上院議員は共同声明で、「過去24年間、法輪功学習者は想像を絶するほどの、人を驚愕させる人権侵害を受けてきました。この残虐行為は今も続いています。拘束された法輪功学習者は釈放されなければならず、中国(中共)の幹部は、国連人権理事会を含め、その罪の責任を追及されなければならない」と述べた。
テッド・クルーズ米上院議員はビデオメッセージで、「法輪功学習者が迫害と死の恐怖に直面しながらも信仰を実践し続けている中国では、中共は共産国家と共謀して信教の自由を敵視している。このような(残忍な)迫害と不寛容を前にして、私たちはもう一度立ち上がらなければならず、何もしないということは受け入れられない。私たちは中国で迫害されている人々のために立ち上がる責任があり、そして私たちの声が多くの人々に届くようにしなければいけません」と述べた。
元米下院議長のナンシー・ペロシ下院議員は、学習者に宛てた書簡の中で、「あなた方がワシントンD.C.に集まった時、傑出した団体の皆さんにご挨拶できることを大変光栄に思います。信教の自由を守り、法輪功学習者への迫害に注目を集めるための、あなた方のたゆまぬ努力を称賛します」と述べた。
ジョン・ブーズマン連邦上院議員は、中共による迫害に抵抗した学習者の経験は、 「完璧なモデル」と称した。
7月20日夜、1500人以上の学習者が国会議事堂とワシントン記念塔の間の国立芝生広場に集まり、中共の迫害で死亡した学習者を追悼して開催されたキャンドルナイト |
7月20日、ワシントンD.C.にある10の非政府組織(NGO)の代表がナショナル広場に集まり、迫害に反対する学習者の集会で、中共による24年間にわたる残虐な法輪功迫害の停止を訴えた。
米国国際信教自由委員会(USCIRF)のエイブラハム・クーパー委員長は集会で、USCIRFは、中共政府の信教自由の侵害、およびその代理人に対する責任を追及するため、より強力な行動を取るよう米国政府に引き続き求めていくという。 「米国政府は、志を同じくする国際的パートナーと協力して、中共の人権迫害の行為を暴露し、そして、信教の自由に対する深刻な侵害を犯した、中共の役人と実質的な実施者を絞った、制裁を科すことを含め、あらゆる手段を用いて打撃を与えなければならない」と述べた。
7月20日、米国各地から集まった一部の学習者が、迫害24周年を記念する集会をワシントンD.C. のナショナル広場で開催した。学習者を声援するため、国会議員の顧問や10団体のNGO代表が集会に出席した。上段左から右・下段の順:クリス・スミス連邦下院議員のシニアアドバイザーのピエロ・トッツィ氏、エイブラハム・クーパー米国国際宗教自由委員会(USCIRF)委員長、米国のシンクタンク、「ハドソン研究所」の信教自由センター所長のニーナ・シア氏、「自由擁護国際連盟」の法律顧問ショーン・ネルソン氏、フリーダムハウス上級顧問サラ・クック氏、「共産主義犠牲者追悼財団」会長兼最高経営責任者アンドリュー・ブレンバーグ大使、「人権と正義のためのラントス財団」会長カトリーナ・ラントス・スウェット氏、「家族研究評議会信教の自由センター」副所長アリエル・デル・トゥルコ氏、「クリスチャン・リバティ・インターナショナル」会長ウェンディ・ライト氏、「ヘンリー・ジャクソン協会 」副研究員ダレン・スピンク氏、「グローバル・キリスト教会キャティ・モス」アドボカシー・ディレクターのフェイス・マクドネル氏(明慧合成写真) |
7月20日、アメリカ全土から集まった学習者が反迫害24周年を記念して、ワシントンのナショナル広場で集会を開催。写真は集会の現場 |