英国貴族院議員「中国共産党は法輪功学習者から生体臓器収奪を行っている」
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 【明慧日本2023年7月24日】(明慧記者・王英)英国貴族院議員のデービッド・アルトン卿は、7月17日、英国議会貴族院で「生体臓器収奪と法輪功」と題して講演を行い、法輪功学習者(以下、学習者)の臓器を生きたまま摘出するという中国共産党(以下、中共)の残虐行為を非難した。 同氏は、中国共産党による民主主義への妨害行為や脅威を認識する上で、法輪功が受けてきた脅威と残虐行為を認識することは不可欠であると述べた。 

'图1:英国上议院议员奥尔顿勋爵'

英国貴族院議員のデービッド・アルトン卿

 以下は、英国貴族院議員のアルトン卿の講演の全文である。

 私は長い間、法輪功が置かれている苦境、残虐な迫害、特に生体臓器収奪について認識しており、何度も国会で発言してきました。

 臓器収奪の疑惑は、陰謀論の観点から見られる傾向があります。さらに、臓器収奪は隠蔽された犯罪であるため、最前線で擁護することが大変困難です。

 被害者は生存していないため、証拠を得ることは通常困難です。

 そのためか、2000年代初頭、臓器売買と人身売買を犯罪とする『パレルモ議定書』の下で、有罪判決を受けた者は一人もいません。

 このような状況下で、私たちが手にした証拠は、政府を目覚めさせるものです。新疆ウイグル自治区に次ぐ中国の大規模な人権スキャンダルです。

 『世界人権宣言』と『ジェノサイド条約』の採択から75周年を迎えるにあたり、「宗教・信仰の自由に関する超党派議員連盟」の議会副議長として、私は『世界人権宣言』第18条を強調したいと思います。信じるか信じないかの自由、宗教・信念を変更する自由は基本的人権です。

 中国人にはそのような権利はありません。そして私は、バチカンと中国共産党の間で交わされた、信教の自由という大義に多大な損失をもたらす秘密協定に、特に注目しています。それは、恥ずべきことにバチカンがナチスドイツと協定を結んだ過去の歴史を彷彿とさせます。

 ジェノサイド罪であるかどうかは別として、「中国(臓器収奪)法廷」は、生体臓器収奪を 「20世紀の抗争で最悪の残虐行為に匹敵する」としています。

  1948年にパリで国連によって採択されたジェノサイド条約は、集団殺害とは、「国民的、人種的、民族的または宗教的集団を全部または一部破壊する意図をもって行われた次の行為のいずれをも意味する」と定義しています。

 ・集団構成員を殺すこと

 ・集団構成員に対して重大な肉体的または精神的な危害を加えること

 ・全部または一部に肉体の破壊をもたらすために意図された生活条件を集団に対して故意に課すること

 多くの法律家や学識者によると、中国では全国規模で法輪功の根絶運動が行われており、現代のジェノサイドにあたります。 法輪功は心身修養法で、学習者は7000万人から1億人と推定されると言います。

 ハドソン研究所のシニアフェローで、米国国際宗教自由委員会の元委員であるニーナ・シア氏は、「ブリンケン米国務長官は、中国をジェノサイド国家と定めるための犠牲者集団として法輪功を加えるために速やかに行動すべき」と述べています。

 1999年7月20日、故江沢民元中共総書記が法輪功への迫害を開始したとき、彼の意図は明確でした江沢民は法輪功の「根絶」を「610弁公室」に任命しました。当時610弁公室の主任だった李蘭青が発表した法輪功に対する政府の新しい方針は、「名誉を汚し、経済を破綻させ、肉体を消滅させる」というものでした。

 江沢民はなぜ法輪功を根絶しようとしたのでしょうか? 江沢民は法輪功の人気に脅威を感じたのだと多くの人は考えています。法輪功はまったく平和的で非政治的なものですが、当時の中国の法輪功学習者の数は中国共産党員の数を上回っていたのです。

 中共は無神論者であり、程度の差こそあれ、すべての宗教を弾圧しています。 キリスト教徒は検閲された聖書しか読むことができず、宗教指導者は日常的に投獄され、認可された宗教団体は厳しく監視され、管理されています。 しかし、江沢民を管理することができないことを認識しました。共産党内部の役員も法輪功の修煉を始めていたからです。中共のマルクス主義が「大恥をかく」ことを、江沢民は恐れたのです。。

 先週、英国議会の情報・安全保障委員会は、中国に関する重大な報告書を発表しました。 報告書によると、中国は英国経済の「あらゆる分野」に浸透しており、法輪功は中共にとって政権への最大の脅威の一つと見なされていると以下のように陳述されています。

 「スパイ活動や干渉に関しては、英国が中国の最優先事項である可能性は低い。米国や、中共の支配に脅威を与えるとみなされている国内の脅威(五毒:台湾独立、チベット独立、新疆分離主義、中国の民主化運動、法輪功)が中国諜報機関のターゲットとなる可能性が高い」

 英国の学術界に対する中国共産党の干渉について、同報告書は次のように述べています。

 

 「中国共産党(CCP)が提示する肯定的な物語を害する話題への関与を阻止するために、主に教育機関、学者、学生に圧力がかけられている。いわゆる 『五毒』が絡むと、特に深刻である」

 最後に、「米国医師外科医協会」の最近の声明を紹介して締めくくりといたします。 同声明は、宗教活動や異見、民族的背景を理由とした投獄、あらゆる形態の強制臓器収奪を非難しています。

 米国政府と米国の医師は、臓器収奪の容認、機会の提供、助長、参与を拒否すべきである。 これには、強制臓器収奪に使用される可能性のある技術を用いて、共産主義中国のような全体主義国家やその他の国の医療従事者を教育・養成すること、強制臓器収奪が用いられるプログラムに患者を紹介すること、彼らの手による介護に参与することが挙げられる」

 なぜこのような立場表明が必要なのでしょうか? 7月4日に発表された「米国医師外科医協会」の声明は以下のように始まります。

 「中国で絶対的な権力を握る中国共産党の下で、中国共産党の党員が法輪功学習者、ウイグル人、キリスト教徒などを中国で逮捕・監禁し、臓器移植のレシピエントと適合する臓器を見つける目的で同意なく医療検査を行い、拘束された者の臓器を移植のために摘出し、その過程で殺害し、金儲けのために『移植ツーリズム』を行ってきたという圧倒的な証拠がある」

 中国共産党による民主主義への妨害行為や脅威を認識する上で、法輪功が受けてきた脅威と残虐行為を認識することは不可欠です。

 これはまさに、新疆ウイグル自治区に次ぐ中国の重大な人権危機です。我々は声高にそして明確に事実を語るべきです。

 沈黙している時ではありません。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/7/18/463128.html)
 
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