【明慧日本2023年8月2日】ケビン・カイリー米下院議員(共和党)は7月13日、アントニー・ブリンケン国務長官に書簡を送り、中国共産党(以下、中共)に不法に拘束されている法輪功学習者の孟昭紅さんと袁秀華さんの救出を求めた。同議員は米国務長官と駐中国米国大使に対し、孟昭紅さんの拘束事件について中共に提起し、中共が孟昭紅さんを即時無条件で釈放するよう要求した。
ケビン・カイリー下院議員の救援書簡原文 |
カイリー議員は書簡の中で、「孟昭紅さんへの懸念を表明するために書いた。事実を知る有権者によると、孟昭紅氏は法輪功学習者で、平和的に信仰を実践していたために不法に拘束されたという。私の有権者は、中共当局に拘束されている孟さんの安全を心配している。従って、私はニコラス・バーンズ駐中国大使に対し、この件を中国側と協議し、孟昭紅さんの即時無条件の釈放を要求することを指示するよう強く求める」と述べた。
また、孟昭紅さんの状況をよく知る関係者によると、彼女は労働教養所に2度送られ、懲役刑を1度言い渡され、合計8年以上も不法に拘留された。投獄中、彼女は電気ショック、殴打、強制灌食を受け、これらの非人道的な虐待の結果、彼女は左手の薬指を骨折し後遺症が残り、左腕を上げることができなくなったという。
カイリー議員は、「私の有権者によると、今年5月9日、孟さんと彼女の仲間の学習者・袁秀華さんが、秦皇島市青龍県の催し物で、法輪功迫害についての真相を伝えたとして逮捕された。孟さんは現在、深刻な肺病を患い、健康状態が急速に悪化しており、秦皇島公安病院に収容されているが、有権者が私の事務所スタッフに詳しく説明したように、孟さんは危篤状態にもかかわらず、中国(中共)当局は彼女の釈放を拒否し、家族との面会を一切拒否している。有権者も私も、孟さんの安否を深く憂慮している」と語った。
また同氏は、法輪功学習者が恣意的に逮捕され、人権侵害を受けていることを示す十分な証拠があると強調し、国際社会はこれらの行為について、中国(中共)を広く非難しており、人々がこれらのことを認識し、人権侵害に対して立ち上がることが肝要であると述べた。
カイリー議員は、「私の有権者の懸念を考慮し、中国(中共)当局と秦皇島市の司法機関に連絡をとり、孟昭紅さんとその友人である袁秀華さんを直ちに釈放するよう、改めて強く求める」と、即時釈放を訴えた。