山東省の李存国さん懲役5年6カ月 妻は懲役7年の実刑判決
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 【明慧日本2023年8月16日】山東省泰安市の64歳の法輪功学習者(以下、学習者)・李存国さんは、今年3月23日に泰山区裁判所で不当に裁判を受け、冤罪で5年6カ月の刑を宣告され、1万5000元(約30万円)の罰金を科せられた。6月初旬、李さんは山東省刑務所に収監された。

 李さんの妻・謝清玲さんは、2020年11月に不当に連行され、冤罪で7年の刑を宣告され、2万元(約40万円)の罰金を科された。2021年12月に刑務所に収監された。

 李さんは泰安市の定年退職者であり、妻の謝さんは泰安市の化学肥料工場の定年退職者である。夫婦は法輪功を修煉した後、真善忍の原則に従って生活している。自分たちの住む地区の道路がでこぼこの状態で、雨が降ると水たまりができ、歩行者にとって不便だったため、李さんと謝さんは自費でセメント、砂、石を購入し、兄弟数人に手伝ってもらい、道路を修復した。工事が終わると、謝さんは新しく塗られたセメントの前にいて、路面が完全に乾くまで見守っていた。

 2020年11月24日の午前、謝さん、高方強さんなどの学習者は、真・善・忍の理念が書かれたカレンダーを世間の人に贈るために良庄鎮に行き、帰り道で警察車両1台と黒い車3台(警察官が運転)に囲まれ、泰安岱廟などの警察署に連行されて尋問された。

 その日の午後5時ごろ、泰山区公安分局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)と岱廟派出所の警官らがドアを壊し、謝さんの自宅に押し入り、夫・李存国さんを拘束し、すべての法輪功の関連書籍、パソコン、プリンター、迫害の実態が書かれた資料などを押収した。

 謝さんと高方強さんは、その後、それぞれ新泰市留置場と泰安市留置場に、李さんは新泰市留置場に不当に拘束された。

 2カ月後、李さんは深刻な健康状態に陥ったとして、娘が保釈金を提供して保釈待審(一時釈放して裁判待ちの状態)という手続きをした。手術後、李さんは娘の家に住んでいた。娘は警察に脅迫されたので、働いている間、李さんを家に閉じ込め、学法や他の同修との接触も許さなかった。

 2021年6月、娘が家にいない間、李さんは窓から逃げ出し、娘の家を離れ、放浪を余儀なくされた。李さんはオンラインで不当に指名手配された。

 2021年7月15日、謝さんは泰山区裁判所で不当にオンライン開廷を経て、その後冤罪で7年の刑を宣告され、2万元(約40万円)の罰金を科された。

 2022年9月13日の午後、李さんは泰山区公安分局の610弁公室と国保の警察に追跡され連行され、泰安市留置場に不当に拘束された。年末には、李さんは泰山区検察庁に起訴された。

 今年(2023年)3月23日、親友が一人も立ち会わない状況で、李さんは泰山区裁判所によって不当に開廷され、冤罪で5年6カ月の刑を宣告され、1万5000元(約30万円)の罰金を科された。6月初旬、李さんは山東省刑務所に収監された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/8/7/463890.html)
 
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