【5.13応募原稿】師父は私に健康な足を授けてくださった
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文/遼寧省の大法弟子・環宇

 【明慧日本2023年9月22日】私は1人の女性大法弟子で、今年76歳です。私の人生の中で、私の体は健康→障害→健康回復という三つの段階を経験しました。

 人生は落ち込み、両足に障害を負う

 幼少期から青年期にかけて、私は健康で、スポーツが好きで、バスケットボールやバレーボールをプレイし、スポーツ大会の一部で賞を受賞することもできました。中年に差し掛かると、私の体に不調が現れ、運動や仕事の後に疲れや足の痛み、坐骨神経痛が現れました。省級病院(訳注:高い医療水準を持つ病院)での検査の結果、私は先天性の両側股関節半脱臼と診断されました。原因は私の骨盤が浅いことで、年齢と共に靭帯が緩み、大腿骨の頭部が上に移動し、正常な位置に戻らなくなったことでした。他に方法がなく、人工股関節置換手術(人工関節に取り換える)しかできませんでした。

 当時の医療技術では、この手術が成功すれば20年間は持つと言われました。40代の私にとって、これは青天の霹靂でした。私はシングルマザーで、小学校に上がったばかりの息子と一緒に生活していました。私は手術の時期を遅らせるしかありませんでした。そして、より良い治療方法ができるのを待つしかありませんでした。しかし、診断後、病状が非常に速く進行し、私の活動が制限され、関節が変形してしまいました。関節摩擦によって生じた外傷性の骨関節炎は、私に継続的な痛みをもたらし、両脚が体重を支え切れず、動きが遅く、痛みを我慢できない状態でした。時間が経つにつれ、股関節の頭部から突き出た扇形の骨刺が成長し、本当に言葉では言い表せないほどの苦痛が毎日続きました。毎日が拷問のようでした。

 私の体は重度に変形し、脊椎はS字状に曲がっていました。立っている時は胸を張り、体をそらしました。関節が硬直し、しゃがむことや両足を交差させることができず、横に寝ることもできませんでした。座っている時は、膝を90度以上曲げることができませんでした。靴下を履くこともできず、足の指が退化しました(薬指は豆粒のような大きさにしか残っていなかった)。筋肉が萎縮し、前へ歩を進める時に足を持ち上げることができませんでした。夏は厚いズボンを穿かなければならず、さらに毛布をしっかりかける必要があり、風を通してはいけませんでした。自分の感覚では、全身が下から上に向かって死んでいくように感じ、それがすでに腰に到達しました。下半身は基本的に障害があり、両足はまるで2本の枯れた木のようでした。

 選択肢がない状況で、1992年5月、私は瀋陽軍区202病院で左側の人工股関節置換手術を受けました。医師は、左側の手術の効果が20年間持続すると言い、そして、1年後に右側の手術を受けることを勧めました。左側の人工股関節置換手術後、状態は理想的ではなく、足の負荷能力と動きの範囲は以前よりも大幅には向上していませんでした。また、足の甲が青紫になり、座ったり寝ている時に踵が痛く、両足の協調(訳注:両方の足が連携して動作すること)も悪くなっていました。医師は、左の足がもしかしたらもう一方の足よりも少し長いかもしれないと言い、座ったり立ったり時に調整することで歩行することができると説明しました。手術の結果が良くなかったため、右側の股関節手術は行いませんでした。

 生活に希望がないことと生活上の困難が私を意気消沈させましたが、私は倒れるわけにはいきませんでした。未成年の子供のために、他人に依存せずに自分で生計を立てなければなりませんでした。私はいくつかの気功を試みてみましたし、寺院にも行ってみましたが、効果はあまり感じられませんでした。その時、私は本当に仙人になりたいと、あてもなく空想していました。

 幸運にも法輪大法に出会い運命が変わる

 1999年2月、叔母の紹介で、私は『轉法輪』を手に入れました。私は2日間かけて『轉法輪』を読み終えました。本当に素晴らしい本で、これこそ私が探していたものでした。本当に神仙は存在していたのです! 私は多くの法則を理解し、なぜ人が苦難を経験するのか、苦を嘗めることで業を滅するということを知りました。また、失わなければ得られずという理と、善悪には報いがあることを理解し、人は返本帰真する必要があることを理解しました。私は法輪大法の法理で良い人にするように自分自身を導きました。

 私は近くの煉功を見つけ、全ての大法書籍を持ち帰り、むさぼるように全ての大法書籍を一通り読みました。全ての大法書籍を読んでから、私の世界観が変わりました。私は心から喜びました。私には師父がいらっしゃり、もはや孤独ではありませんでした。私は五式の功法を学んだ後、第四式の功法を煉功する時にしゃがむことができなくなりました。第五式の功法は更に達成困難で、私の足は交差させることが難しく、座禅を崩して、両脚がお尻の下に来るようにすることだけしかできませんでした。しかし、私は自信を持っていました。第五式の功法を煉功する前に、私はいつも足を事前に動かし、身体を柔らかくした後に足を組みました。私は最初に片足で座禅を組み、2ヶ月後に両足で座禅を組みました。当時、私は少し心配していました。手術を受けた足が損傷するのではないかと思いました。

 師父は「もし病気があるというならば、私は従来から病気という概念を認めていません。それは業力によるものです。しかも、一部の病気は外来の霊体によるものです。もし怪我をしたことがあっても、自分を本当の修煉者と見做すことさえできれば、思いもよらない奇跡が現れてきます。体内に金属製のネジやプレートがある人でさえも結跏趺坐ができたのです。ネジやプレートは最大の粒子で構成されている身体につけられているのです。もちろん、これらのことは修煉において問題にはなりません」[1]と説かれました。

 師父の説法を学び、私の自信が倍増し、不安を取り除きました。初めて両足で座禅を組んだ時、1分間も持ちませんでした。本当に心を裂くような痛みでした。時々、痛みで全身が震え、呼吸が困難になることがありましたが、私は毎回時間を少しずつ延ばし続けていきました。本当に毎日が異なる状況でした。私が自分に設定した目標は、10分から始めて1時間まで、痛みを感じずに足を下ろさないことでした。私は心の中で「忍び難きは忍びうる。行ない難きも行ないうる」[2]という師父の法を暗唱しました。師父のご加持を受けて、私は非常に速くこの関を乗り越えました。数ヶ月後、私は煉功音楽に合わせて、五つの功法を完璧に煉功することができました。

 私の体は大きな変化を遂げました。関節炎による痛みがなくなり、両足の筋肉が発達し、しっかり立つことができるようになりました。尾椎骨(訳注:背骨の末端の骨)の凹みも平らになり、腰椎がまっすぐになり、足の動きの範囲が広がりました。

 師を信じ法を信じて病業が消え、障害が改善され健康な状態に戻る

 私の業力が大きく、業を滅する時間が長かったため、消業を病気のように考えていました。特に右側の股関節が元に戻らず、外側に突き出ていました。時折、私は意図的に股関節を内側に圧迫し、寝るときも圧迫しましたが、思うようにはいかず、股関節に問題が頻繁に発生しました。私が股関節を圧迫することに執着していたため、これがなぜ股関節が回復しないのかの原因でした。

 実際、私は大法を修煉した後、右側の股関節が内側に収まりました。しかし、私はそれでも悟らなかったため、睡眠もよくとれず、時々一晩中眠れないことがありました。昼間に法を学んでいると眠くなり、正念を発しながら掌が倒れ、足で歩くことも難しくなりました。悟れない状況が長い間続き、自分の病業が重く、高齢のため、回復できないかもしれないと私は思いました。私は煉功の時間を増やし、朝晩2回煉功し、1年以上続けましたが、効果はあまり明らかではありませんでした。同修の交流文章は根本的な執着について語っており、その交流文章が私を啓発しました。その交流文章を読んでから、自分の中にどのような執着があるのかを探し始めました。私のさまざまな行いが私の心が放下できないことを説明していました。それでは、何を放下できなかったのでしょうか? 病気を放下できず、病気に執着していました。

 私が病気だと思っているものは病気ではなく、業を滅することであり、私は師と法を信じていませんでした。私が執着すればするほど、師と法を信じていない私の心は取り除く必要がありました。ですから私はすべての執着を捨て、自分を師父にお任せし、ただ自分自身をしっかり修煉し、修煉の道を進むだけです。私は毎日真剣に法を学び、法を暗唱し、行うべきことをしっかり行い、しっかりと修煉し、食事や仕事中には明慧の交流文章を聞きました。

 この時、私は右側の股関節が後方に移動し、上方にも移動しているように感じました。しかし、私は股関節の移動を気にせず、執着せず、股関節の移動を無視しました。すると、股関節はどんどん良くなり、全体の関節が正常に戻ってきました。以前、私の体の前後に大きく腫れた部分があり、服を着るのが難しかったのでした。今年5月、徐々になくなってきました。そして、骨が元の位置に戻り、平らになりました。足の付け根部分の骨のくぼみも見えるようになり、以前の両側股関節半脱臼による歩行時の摩擦の痛みがなくなりました。

 右側の股関節が正常な位置に戻って回復するにつれて、左側の股関節(手術を受けた側)も内側に戻りました。両側のお尻に筋肉が発達しました。両足が内側に向いて、協調性(訳注:両方の足が連携して動作すること)が向上しました。座った状態でお尻が地面に触れることを感じることができ、腰もまっすぐに戻りました。両膝の腫れが消え、健康になりました。法輪大法が生み出した奇跡は、本当に私の身に起こりました。師父は私に健康な足を授けてくださいました。

 今年3月21日に病院でレントゲン写真を撮り、DX画像診断(訳注:患者の体内の状態を診断するためにX線などの画像技術を使用する診断方法)の報告書を以下に抜粋します。

検査項目:骨盤IR:骨盤(正常位置)

 画像について:右股関節において、寛骨臼(訳注:股関節を形成するくぼみの部分)が浅くなり、密度が増加し、大腿骨頭が上方に移動し、擬似関節が形成され、大腿骨頭が平らで広く、密度が増加しています。左股関節人工関節置換術後、他の各骨組織の質は良好で、骨小梁(訳注:骨の中で骨髄が存在する場所)がはっきりしており、関節間隙が正常で、関節面も平滑で整っています。

 写真から見ると、右側の股関節は擬似関節が形成されているように見えました。したがって、私の右側の股関節脱臼の問題は解決されました。また、動きの範囲が広がり、重量を支える能力が向上し、両足全体が正常な位置に戻り、体全体がまっすぐになりました。以前、私の全身は右側に曲がっていたため、左側の股関節も外側に突き出ていました。今年5月、右足が回復した後、体がまっすぐに戻り、左側の関節も内側に収まりました。さらに、膝関節の腫れも徐々に収まり、足がまっすぐに伸び、左足全体が正常で健康になりました。

 法輪大法が私に対して二つの奇跡を生み出してくださいました。一つ目は、1999年に手術を受けた左側の股関節です。今年5月、手術から31年が経過しており、医師が言う20年間の保持能力をはるかに超えています。さらに、股関節は以前よりも改善しています。二つ目の奇跡は、手術を受けていない右側の股関節で、本来は脱臼して変形し、骨刺が成長していましたが、法輪大法の修煉によって回復しました。右側の股関節の回復はさらに超常的なことでした。

 私は病気と障害を抱えた身体で法輪大法の修煉を始めました。法輪大法は人々を修煉させるものであり、人々を治療するためのものではないことを私は理解しました。私は修煉を望んでおり、返本帰真したいと思っています。師父は私の多くの業力を消し去ってくださいましたが、業力の中でわずかなものが各次元に残っており、その業力は私の修煉を向上させるためのものでした。私の修煉の過程全体で、業を滅することは修煉の一部分でしたが、病気に対する執着心をなかなか放下することができませんでした。長くて困難な道のりでしたが、最終的には病気があるという考えを完全に放下し、自分のすべてを師父にお任せしてはじめて、それから後の変化が現れるのだと悟りました。修煉は厳粛であり、自分がどのように行動したいかということはすべて有為であり、すべて執着であり、無為であり、すべてを放下し、師と法を信じることだけではじめて、本当に得ることができます。

 この文章は私の自らの体験であり、書くことによって法輪大法の素晴らしさを実証します。弟子が師父への感謝の気持ちを表現するためには、世界中の言葉をもってしても不十分です。弟子は精進し、師父が要求される三つのことをしっかり行い、師父について行き本当の家に帰ります。

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『ヨーロッパ法会での説法』
 [2] 李洪志師父の著作:『轉法輪』

 (明慧ネット第24回世界法輪大法デー入選文章)

 (責任編集者:伊文)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/5/29/460963.html)
 
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