何が彼をそれほど怖がらせたのか
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 【明慧日本2024年1月5日】私は『再び神になる』という映画を3回観ました。明慧ネットに毎日掲載される法輪功学習者の厳正声明を見て、映画に登場する無迷智者のことを思い出しました。無迷智者は、彼の世界の中の光明王が人間界で肉体的に苦しめられて、情に煩わされていた時、法輪功を二度と学ばないという保証書にサインしようとした時、無迷智者は非常に驚き恐れ、全身が震えました。なぜでしょうか。

 無迷智者は、光明世界が致命的な大災難に遭うと分かっていたからです。彼はこう言いました。「それだけではない。光明王及び我が光明天界の代表もだ。もし彼が成功しなければ、宇宙が万王の王の引率のもとで、更新に向かうとき、我々の光明天界が……光明王よ、この難は必ず突破しなければならない。さもなければ……

 これはどんな恐ろしい結果が待っているのでしょうか。

 宋光明は光明世界の代表です。彼が宝の書『轉法輪』を得ると、彼の天国の衆生はみな喜びました。彼の正念が弱まり、人心が強くなった時、光明世界の全ての生命は光を失い、生彩を欠き、解体しそうになりました。正邪の戦いは非常に緊迫し、大きな赤い龍は虎視眈々としています。大法弟子の正念を失わせることが目的です。大法弟子の修煉はいかに厳粛なのでしょう。

 光明王が世に下りる時、「私は壊滅において必ず道徳を打ち立て、衆生を危険から救うことを誓い、心を一つにして世に下り、一緒に天国に帰ります」と言いました。彼の真体もまた、彼とともに世に下りました。これこそ大法弟子の修行の道です。創世主との誓いが先にあり、創世主に付き従って世に下りて神体を再び造り、再び神になるのです。

 『再び神になる』という映画を3度目に観たとき、私はすすり泣きしながら、全身の細胞が震えていました。15年前、私はまた路頭に迷いながら、保証書にサインをしたことを思い出しました。その後、厳正声明を書いてサインを無効にしましたが、当時は事の重大さに気づいていませんでした。 慈悲なる師父は私に悔い改め、再び精進する機会を与えてくださったのです。この映画を見て、師父の計り知れない慈悲、修煉の厳粛さ、正念の大切さ、学法の大切さを真に感じました。

 修行が今に至るまで、どの大法弟子も、程度の差こそあれ、中国共産党(以下、中共)から迫害を受けてきました。これは、すべての大法弟子が歩まなければならない修煉の道だと思いますが、私は一度も師父に不平をこぼしたことはありません。路頭に迷おうが、不当に拘束され、家宅捜索されようが、師父や大法に対する信念は揺るぎませんでした。当時、警察には、「私が法輪功をやらないことにサインしたのは、法輪功がよくないからではなく、迫害に耐えきれないからだ」と言いました。当時、私はあまり学法をせず、法輪功をほとんど勉強していなかったので、忍耐力はなおさら限界がありました。

 映画の中で、宋光明が嫉妬などの悪念が出てきたとき、彼はそれを排除し続け、師父の法を念じ続けました。「悪者は嫉妬心によって、私のため、怒りのために、自分が不公平だと言います。善人は慈悲心が常にあり、憎むことなく、恨むことなく、苦をもって楽とするのです。覚者は執着心がまったくなく、幻のために迷っている世人を静かに観ています」(『精進要旨』)。最後に彼は「私は良い者になる。決して悪者にならない」と言ったのです。大法は彼の神なる念を人の念に打ち勝たせたのです。これは普段から修煉が良くできている大法弟子の行動だと思います。

 趙海峰は友人の宋光明を恨み嫉妬し、裏切りました。紅魔に操られ、中共という邪教に入りました。そして名、利、情に囚われ、大法の反対側に立ち、万古の機縁を失い、永遠に取り戻すことはできなくなりました。

 私自身、生活の中の多くの物事に対して、修煉者の善なる念で処理せず、人の念、人心、人の情で対処してきたため、多くのことが非常に悪くなりました。修煉して自分を向上させるチャンスを何度も逃し、師父の慈悲なる段取りを無駄にしてきました。実際、私たち大法弟子は一つの全体であり、一緒に天国に帰るのです。

 夜中の11時、人々が寝ている時、宋光明は煉功を終え、法輪功迫害に関する資料が入ったリュックを背負い、暗闇の中で配っていました。その時、小区(団地に相当)の警備員に捕まってしまいましたが、彼は大法から与えられた智慧で、正々堂々と真相を伝えました。最終的に二人は救われ、彼らが対応している天の心の鎖が解かれました。私たち大法弟子が真相を伝えるのは、まさに人々の心の鎖を解き、赤龍の支配から解放させ、大法に救われるようにするためです。一方で、私はよく夜中の12時の発正念をしておらず、本当に恥ずかしい限りです。

 宋光明が生体から臓器摘出されそうになった時、情によって彼は妻と子供のことを思い出しました。しかし、大法弟子の真念によって彼は再び当初の誓約を思い起こし、「私は死んではいけない。私はまだやるべきことをやり終えていない」という一念を発しました。無迷智者が神のおぼしめしを受け取り、天国の衆生を引率して発正念し、彼らの王を加持しました。この神の正念が出た途端、事態は一転しました。

 弟子に正念さえあればいいのです。実際は全て師父が弟子を成就させているのです。ここで私は師父の法を思い出しました。「正念の中で大法が皆さんとともにあり、これは絶大な保障です」(『各地での説法十』 「マンハッタン説法」)。この映画は私に多くの啓発を与えました。自分自身を改めて調整し、真剣に自分を正し、真の修煉者になり、自分を修め、師父と一緒に家に帰ります。

 今後、大法弟子一人一人が真剣に自分を修め、三つのことをよく行い、誓約を果たし、邪悪に隙に乗じられないようにしてほしいです。明慧ネットにこれ以上、大法弟子の厳正声明が載らず、自分たちの天国世界の衆生を脅かさず、師父を安堵させ、師父の慈悲なる済度を無駄にしないよう願っています。皆再び神になりましょう。師父も弟子の厳正声明を見たくはないと思います。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/12/15/469312.html)
 
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