文/中国の大法弟子
【明慧日本2025年4月13日】私には11歳の孫娘と6歳の孫息子・龍ちゃん(仮名)がいます。孫はとてもやんちゃで、起きている間はいつも非常に活発で、じっとしているのは寝ている時だけでした。姉より5歳年下ですが、姉と喧嘩をしても決して弱みを見せません。龍ちゃんの姉はいつも龍ちゃんのやりたいようにやらせていましたが、我慢できなくなると殴ったり蹴ったりしていました。龍ちゃんの姉はよく泣きながら、「もうこの弟はいらない! もういらない!」と叫んでいました。
ある先生が、龍ちゃんが幼稚園でいたずらをして騒いでいたことについて、龍ちゃんの父親と話しました。その結果、龍ちゃんはクラスで強くて横暴な性格であることが分かりました。クラスには40人以上の子供がいましたが、龍ちゃんが手を出さない子供は一人だけでした。その子は背が高くて強そうに見えるからです。龍ちゃんはその子にちょっかいを出すのを恐れ、よく他の子供を泣かせていました。龍ちゃんが言うことを聞かないので、先生も腹を立てていました。龍ちゃんが他の子供を泣かせると、先生は親が学校に来て苦情を言うのではないかと恐れ、子供たちを喜ばせようと最善を尽くしました。時には、先生は龍ちゃんにおもちゃをあげて、他の子供たちに謝るように頼むこともありました。泣かされた子供たちが喜ぶと、先生もホッとしました。
孫の龍ちゃんは生まれつき怖いもの知らずです。昨年、地元の学習者が迫害を受けました。一日で十数人が不当に家宅捜索を受け、警察に拘束されました。その夜、私服警官6人が私の家に押し入りました。彼らが家に入る前に、リーダーは「公安局の者です。あなたにも用事があります。一緒に行ってください」と言いました。もちろん、私は彼らに協力しませんでした。心の中で師父に助けを求めました。彼らは家に入り、微動だにせずそこに立っていました。
孫はその時ソファに立っていましたが、全く怖がっていませんでした。警官たちが入ってくるのを見て、嬉しそうに「わあ、こんなにたくさんいるんだ」と叫びました。そう言うと、ソファから飛び降り、警官一人一人のところへ駆け寄り、両腕を広げて「抱きしめてくれる?」と言いました。警官たちは嬉しそうに身をかがめて孫を抱きしめました。孫の行動で、張り詰めた空気はたちまち和らぎました。私は師父が私を助けてくださっているのだと分かりました。
先任の警官は私にしばらく一緒に行くように頼み、すぐに戻ってきてもいいと言いました。私は「どこにも行きません。今夜は連れて行かないでください」と言いました。それを聞いた先任の警官は電話をかけに行きました。電話が終わると、彼は私に一緒に行くようにと強く迫ることもなく、ただ部屋を見回し、部下たちを連れて立ち去りました。事件は師父の助けにより、わずか10分で解決しました。
ある晩、孫たちに『帰真』(英題:Once We Were Divine)という映画を買って、パソコンで再生しました。孫たちはベッドに横になり、頭をくっつけて、熱心に映画を見ていました。映画の間、誰も一言も発しませんでした。私たちは3分の2ほど見たところで、もう午後10時近くになっていました。翌日は孫たちは学校に行かなければならなかったので、一時停止して寝るように言い、続きは翌日に見ようと伝えました。私が何度か説得したところ、孫たちはしぶしぶ同意しました。
映画を見た後、孫たち、特に龍ちゃんの神性が目覚めました。その興奮ぶりは言葉では言い表せません。部屋の中を走り回り、私のところに来て「おばあちゃん、師父はいつ迎えに来るの?」と尋ねました。私は「師父の法を正すのが終わるまで待たなければなりません」と答えました。すると孫は再び私のところに来て、興奮した様子で「おばあちゃん、師父の法を正すのはいつ終わるの?」と尋ねました。私は「大法弟子はまだ十分な人を救っていないので、おばあちゃんは毎日真相を伝えに出かけています。しかも、大法弟子の修煉がまだ十分ではないので、師父はずっと待っておられるのです」と答えました。彼は私の言葉を覚えていたのです。
翌日、幼稚園で龍ちゃんは真相を伝え始めました。学校からの帰り道、孫は私にこう言いました。「今日、先生は『共産党がなければ、新しい中国はない』という歌を歌うように言ったけど、ぼくは口を閉ざして歌わなかったよ。放課後、みんなに『共産党は大きな邪悪な龍だよ。たくさんの人を殺してきた。最悪だよ』と言ったのに、みんな信じてくれなかったんだ。おばあちゃん、友達はどうして信じてくれないの?」。私は孫に、それはみんなが真実を理解していないからだと言いました。
当時、幼稚園で誰かが邪悪な党の歌を歌うと、孫はいつも「共産党は大きな邪悪な龍だ」と言い聞かせていました。私は孫に、幼稚園でそんなことを言わないほうがいいと言いましたが、孫は「友達に共産党は悪いと言ったけど、法輪功のことは言わなかったよ」と言いました。師父がこの子に知恵を与えてくださったのだと感じました。
家で孫娘の首にかけるお守りを見つけたのですが、龍ちゃんはそれを見て欲しがりました。私は一つしかないと言いましたが、どうしても欲しがりました。地元の学習者がもう一つ見つけて、龍ちゃんの首にかけました。龍ちゃんは喜んでいました。「お守りを着ける時は、他の子供をいじめたりせず、善良な人になりなさい」と伝えました。龍ちゃんは分かったと言いました。
翌日、龍ちゃんを迎えに行くと、彼はお守りを服の外に下げていました。「どうして服の外に下げているの?」と尋ねると、彼は「今日、みんなに見せたよ。みんなお守りに触って、キスしてくれた子もいたよ。みんな気に入ってくれて、今日はとても嬉しかったんだ」と答えました。「先生たちは見たの?」と尋ねると、孫は「うん、3人の先生はみんな見ていたよ。お守りに書いてある文字も読んだけど、僕には何も言わなかったよ」と答えました。
幼稚園では、首や手首に何かを着けてはいけないという規則があります。先生たちはこのお守りを気に留めず、孫は毎日身につけていました。私は孫に、お守りは特別なものだと伝えました。師父がいつも見守ってくださっているからこそ、孫はより一層光栄に思い、誇らしく感じたのです。
孫の行動は変わりました。以前は、規則を守らないため先生に叱られたり、立たせられたりしていました。しかし、孫は他の子を泣かせることもなくなり、以前の不適切な行動も正されたので、先生も孫の変化に気づいたようです。ある日、先生が「よく見ると、龍ちゃんはとってもイケメンですね!」と言いました。孫は頭が良く、クラスで一番ダンスが上手です。新年会では、先生が孫を一番目立つ位置に立たせ、その動きのリズムは抜群でした。
孫はこの映画『帰真』を少なくとも4回観ました。共産党の残忍な本質を完全に理解しています。