安徽省の翟亜男さんに、再度懲役4年の不当判決
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 【明慧日本2024年4月28日】安徽省合肥市在住の法輪功学習者・翟亜男さん(68歳女性)は、2021年4月8日に懲役2年6カ月の不当拘禁を終えたが、同年7月22日、翟さんは合肥市中級裁判所に申し立てを行い、訴訟の再検討と無罪を求める申し立てを行った。そのため、2023年、翟さんは中共当局にさらに懲役4年を言い渡された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 事件の経緯

 2018年10月、翟さんは、法輪功迫害の事実に関する情報資料を配布したとして、警察に連行された。

 2020年5月26日、翟さんは合肥市蜀山区裁判所でオンライン裁判が開廷された。

 8月24日、翟さんは蜀山区裁判所に懲役2年6カ月と罰金3000元(約6万5000円)を言い渡された。

 2021年4月8日、翟さんは釈放された後、同年7月22日に合肥市中級裁判所に申し立てを行い、訴訟の再検討と無罪を求める申し立てを行った。翟さんはまた、翟さんへの迫害に加担した蜀山派出所、裁判所、検察庁に控訴状を送った。

 2021年9月初旬、翟さんは合肥市長、中国共産党書記、政法委員会書記、合肥市公安局の局長に控訴状を郵送することに努力を続けた。そのため、2021年9月10日、益民街派出所の警官4人とコミュニティの10数人の職員が翟さんの自宅を訪れ、彼らは翟さんをホテルに連れて行き、そこで19日間拘禁した。翟さんは恣意的な連行と拘禁に抗議するために5日間のハンガーストライキを行った。

 2021年9月28日、警官は翟さんを釈放し、10日後に翟さんの自宅を家宅捜索した。警官は毎日翟さんを尾行・監視した。

 2022年5月10日午前9時ごろ、翟さんは雨宿りの際に、となりにいた男性と雑談を始めた。約10分後、益民街派出所の警官7人は召喚状を発し、翟さんを合肥市第一人民病院に連れて行き、身体検査を受けた後、派出所に連行した。警官らは午後3時過ぎに自宅軟禁状態にしていた翟さんを釈放した。自宅軟禁通知には廬陽区(ろようく)公安局の印が押されていた。

 2022年5月18日、益民街派出所の3人の警官とコミュニティ職員2人が翟さんに起訴状を届けた。蜀山検察庁の検察官・李衞華が起訴状に署名した。

 蜀山地方裁判所は2022年11月11日にオンライン裁判を行い、検察官は「監視カメラの記録により、あの日、雨宿りの際に翟さんの口の動きから見ると、翟さんが『法輪大法は素晴らしい』ということを隣の男性に伝えた」と述べた。

 翟さんの弁護士は「『法輪大法は素晴らしい』と言うのは何ら違法ではなかったが、警察は男性との会話について翟さんに一切尋問しなかったし、裁判官は当該ビデオを見せたり、その男性を反対尋問のために証言台に呼んだりしなかった」と主張した。

 弁護士は翟さんの無罪を求めたが、裁判所は2023年(正確な時期は不明)に翟さんに懲役4年を言い渡した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/3/30/474712.html)
 
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