貴陽中級裁判所は張菊紅さんに不当な7年6カ月の判決を維持
【明慧日本2024年4月30日】貴州省貴陽市(きようし)在住の法輪功学習者・張菊紅さん(54歳女性)は、法輪功への信仰を理由に、2024年2月、南明裁判所で懲役7年6カ月の不当判決を言い渡された。張さんは控訴したが、貴陽市中級裁判所は最近、原判決を維持する判決を下した。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
張さんは2022年4月25日午前9時ごろ、三江派出所と小河区派出所の警官によって自宅から連行された。警察官は張さんの家を立ち去る際に、すべてのドアに封印シールを貼った。午後11時、警察は張さんを尋問のため小河区派出所に連行した。
張さんは2日後の4月27日に隔離場所に連行され、2022年5月17日、貴陽第四拘置所に移送された。
警察が張さんの告訴状を南明区検察庁に提出した後、証拠不十分を理由に訴訟は3度却下されたが、検察は最終的に張さんを起訴し、案件を南明区裁判所に移送した。張さんの家族は、裁判所からの不明瞭なメッセージしか受け取らなかったため、第1回審理に出席できなかった。裁判官は2023年11月下旬、張さんの案件について再度審理を行ったが、張さんの弁護士は再び張さんの無罪を要求した。
張さんの家族は2024年2月に弁護士から、張さんは南明裁判所に懲役7年6カ月の不当判決と3万元の罰金を言い渡されたことを知った。
張さんと弁護士は公開審理を要求し、不当な判決の取り消しを要求したが、貴陽市中級裁判所は2024年3月か4月に審理を行わずに当初の判決を維持する判決を下した。