【明慧日本2024年4月30日】1999年4月25日に、数千の法輪功学習者(以下、学習者)が北京の国家信訪事務所に平和陳情し、天津の警察に不当に拘束された学習者の釈放を要求した。
25年にわたり、学習者は勇気、道徳、希望をもって、「邪悪から遠ざかり、善を選ぶ」ことを民衆に呼びかけてきた。
1999年の「4.25」平和的陳情から25年を記念して、2024年4月21日、カナダのバンクーバーで学習者は美術館の前で煉功した。静かで穏やかな雰囲気を、多くの人々が立ち止まって鑑賞し、学習者の平和な雰囲気を称賛し、法輪功に対する支持を示した。
美術館の前で「4.25」を記念する学習者達 |
法輪功迫害の実態を伝える学習者 |
4月24日の夜、バンクーバーの中国総領事館前で、学習者は「世界は真・善・忍を必要とする」、「学習者の強制臓器摘出を停止せよ」、「法輪功への迫害を止めよ」という中国語と英語の横断幕を掲げ、中国共産党(以下、中共)のジェノサイドに抗議し、即時の迫害停止を訴えた。その後、学習者はろうそくを灯し、中共によって残酷に迫害され、死亡した学習者を黙とうした。
学習者たちの訴えは多くの人々から支持され、通行車両からは鳴り響くクラクション、運転手が親指を立てた。また、バンクーバーの市民の1人が現場に駆けつけ、学習者一人ひとりに敬意を表した。
中国人留学生「真・善・忍は人心を浄化する」
ある中国の留学生が学習者に立ち寄り、「自分はレッドファミリーに生まれたが、カナダに来て多くの真実を知り、それで中共を脱退しました。『4.25』について聞いたことがありますが、学習者はとても素晴らしいと思います。ただ静かに座って自分たちの要求を出し、社会秩序を乱さないのです。煙草の吸い殻まで拾ったのに、なぜそんな功法が受け入れられないのですか?」と述べた。
彼は中共による法輪功への迫害は「宗教への信仰を尊重しない」ことだと考えている。中共は法輪功が影響力を持ち、自らの支配に影響を与えることを心配していると述べた。
法輪功の真・善・忍の基準について、留学生は、「真・善・忍の基準は、人の心を浄化することができます」、「もし皆が真・善・忍を実践できれば、社会がずっと穏やかになります。少なくとも心を落ち着かせて、じっくり話し合えます。話が合えば友達になれるし、合わなければ仲良く別れるでしょう」と言った。
一方で、彼は中共が中国人に災厄をもたらしていると知り、「大疫病が起きた時、中共は疫病の情報を公表せず、隠蔽しました。中共は党性だけを提唱し、党の言うことを聞かせ、党に従わせ、何をさせても良いと考えています。私は中共を自分の母親だとは思いません」と述べた。
バンクーバーの住民「法輪功は尊敬に値する」
24日の夜、中国総領事館前に香港出身のジョンさんがカナダ国旗を持ち、現場に到着し、学習者一人ひとりに合掌して敬意を表した。
学習者一人ひとりに合掌して敬意を表すジョンさん |
彼は「法輪功には良い点があります。彼らは非常に正しく、真実を追求しています。善は人と人の尊重であり、重要なことであり、人々が互いに善意を持ち、悪意を持たず、すべての人に和やかな雰囲気があります。また、もう一つの利点は忍耐です」と述べた。
ジョンさんは一般人として、その最低限を越えると忍耐できなくなるが、学習者達は本当に多くの年月を忍耐してきたし、彼らの考えと精神は今でも続いています。それは非常に貴重なことです」と述べた。
彼は「法輪功は本当に暴力を伴わない」、「尊敬に値する」、「人が善くなれば人に騙されることはあっても、天は騙さない」と言った。
香港からの移民「学習者に感動します」
香港からバンクーバーに移住してきた慧琳さん」は、反送中運動(香港民主化デモ)の後に移住してきた。以前は法輪功について理解がなく、「彼らは多くの国で繁華な通りで坐禅を組んでいます。香港では(中共が)強制臓器摘出をしていると聞いたことがあります。法輪功に関する憶測や噂をたくさん聞きました」という。
しかし、学習者と本当に接触した後、以前の法輪功に対する印象の多くは中共による汚名中傷だと分かった。
彼女は「カナダで学習者に接触した時、彼らは非常に寛大であり、私たちの遭遇や気持ちを理解してくれると感じました。後で気付いたのは、彼らは私たちの感情を理解してくれるのではなく、反送中運動を経験した後、彼らが抑圧と中傷の年月を理解し始めたのです」と述べた。
学習者との交流が進むにつれて、慧琳さんは彼らの善良さに触れ、「彼らは真・善・忍の価値観を堅持するだけでなく、自己に厳格な要求を持ち、健康に専念し、家族と調和を保っています。彼らが持つ善の価値観は、私たちとの交流で心を打たれるのです」と感じた。
彼女は、「彼らの生命への情熱と真摯さは、私が彼らと交流した後、常にさらなる社会活動を行う動機を与えてくれます。私は彼らと同じように、強い心を持ち、私たち自身の文化を守り続けるために努力することができればと願っています」と続けて言った。
また、法輪功についての深い理解から、慧琳さんは中共の邪悪さをさらに認識し、「かつては非常に純粋で善良な人々が書簡で忠告し、万人が平和陳情しました。しかし、彼らがどれほど善良であっても、中共は彼らを認めず、学習者が受ける拷問や抑圧と中傷は私たちの想像を絶するものです」と言った。
「香港人として、以前は中共に対して微かな期待を抱いていたかもしれませんが、『4.25』事件を理解した後、彼女は中共の変わらぬ邪悪さを完全に認識しました」と述べた。
アメリカの若者「法輪功は積極的な価値観を広めるべき」
リリー・クランシーさんはアメリカ人で、週末にカナダへ行く途中、美術館の前で学習者の集団煉功を見かけた。これが彼女にとって初めての法輪功との出会いであり、中国で学習者が迫害されていることに、彼女は非常に驚きいた。
「これは素晴らしい功法です、体を鍛えるだけでなく、真実や慈悲などの価値観も持つことができると、私は非常に重要だと思います」と言った。
その日、クランシーさんは学習者たちの側に立ち、彼らのリラックスした功法の動きや美しい音楽が平和な雰囲気を漂わせているのを感じた。「法輪大法の修煉は非常に積極的な価値観や他人を愛する精神を広めています。これは今日初めて知ったことですが、私が感じたのはそうです」と強調した。
「しかし、中国政府がこのような団体に反対し、非暴力的な坐禅や学習を行う人々を傷つけるのは非常に恐ろしいです。私は中国政府がこれらの人々を迫害することは間違っていると思います。政府は人々や彼らの体を制御しようとしていますが、私は世界中の人々が自分の体をコントロールし、自分のトレーニングや坐禅の方法を選択する権利を持つべきだと考えています」
「これには大きな心の力と勇気が必要です。1999年に迫害が始まった時、彼らが政府に陳情するためには非常に大きな力が必要だったこと知っており、そして人々は政府が彼らを傷つける力を持っていることを信じています」
最後に、クランシーさんは、「修煉の自由、宗教や信念の自由は非常に重要だと思います」と述べた。
功を学びたいと希望し、その希望が叶えられた
ヤグムフさんはずっと功を学びたいと思っており、母親と美術館の前を通りかかった時、学習者が集団煉功を見て、すぐに彼らに習い始めた。なぜ即座に学習を始めたのか、ヤグムフさんは「実際に私は(法輪大法を)見たことがあるし、ずっと学習したいと思っていたからです」と言った。
ヤグムフさん(左1)と母が第5式功法の坐禅を習う |
初めての試みは彼女に異なる感覚を与えた。「学習する時、とても平和な気持ちになります」と言った。