甘粛省の楊学貴さん 再び不当に起訴
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 【明慧日本2024年5月19日】甘粛省蘭州市在住の法輪功学習者・楊学貴さん(60歳男性)は3月4日、法輪功を実践したとして安寧区と城関区公安局の警官らに連行され、家宅捜索を受けた。楊さんは現在、蘭州市西果園拘置所に拘禁され、起訴されている。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 楊さんはかつて、法輪功への信仰を守ったとして過去に2回、合計13年の懲役刑を服役していた。

 事件の経緯

 楊さんは3月4日午後4時頃に家を出たところ、安寧区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らに取り押さえられた。警官らは午後9時まで楊さんの自宅を捜索し、多くの私物を押収した。そして楊さんを蘭州市西果園拘置所に連行したが、押収品のリストは楊さんや母親に渡さなかった。

 警官らは楊さんに、「邪教を利用して法律の実施を破壊した」(訳注:中国の法律が規定する邪教に法輪功は含まれていない。これは故・江沢民が始めた誹謗中傷である)」という罪で刑事拘留されていると通告した。そして楊さんの家族は3月27日、その罪により安寧区検察庁が逮捕状を発行したという3月15日付の通知を受け取った。

 なお、楊さんの弁護士が拘置所を訪れたところ、楊さんは一度も供述していないと判明した。

 過去の迫害

 楊さんは蘭州第二人民医院総務部の幹部で退役軍人で、通信兵として戦場で活動し銃弾にさらされた。1995年、楊さんは奇妙な病気にかかり、ひどい風邪をひいたように全身が衰弱した。夏には綿のズボンを履かなければならず、寝たきり状態になった。しかし楊さんは、1996年から法輪功を始めた。そして健康状態が大幅に改善し、喫煙と飲酒をやめられるようになった。

 2002年8月下旬、楊さんは七里河裁判所に懲役8年の不当判決を言い渡された。刑務所に拘禁されていた間、楊さんは頻繁な殴打、言葉の暴力、体を凍えさせる、強制給餌、独房監禁などの残酷な被害を受けたが、2009年9月11 日に釈放された。

 楊さんは2016年9月14日、高架近くで法輪功に関する情報を記した横断幕を掲げていたところ、再び連行された。楊さんは2018年2月2日に城関裁判所で懲役5年の不当判決を受け、2021年9月14日に蘭州刑務所から釈放された。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/4/5/474911.html)
 
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