文/インドネシアの法輪功学習者
【明慧日本2024年5月29日】2024年5月11日、インドネシア法輪大法修煉体験交流会が西ジャワ州バンドンで開催された。15人の学習者は、修煉によって心身共に受けた恩恵、執着を取り除き、「真・善・忍」に同化した体得、および家庭内、職場、さまざまなプロジェクトの中で真相を伝え、大法を実証した感動的な体験を分かち合った。
修煉体験交流会会場の様子 |
職場で大法の素晴らしさを実証
エンジニアのアリーフさんは、職場での心性向上の体験をこう語った。「同僚の1人がよく人前で私を批判していました。ある日、上司から私の仕事の一部がその同僚に振り分けられることになったと告げられました」。それ以来、アリーフさんは同僚たちから疎まれるようになったと感じた。
最初、アリーフさんは自分が確かに内に向けて探したと思ったが、状況は改善しなかった。そこで、彼は自分の行いが修煉者の基準に符合しているかどうかを見始めた。ある日、彼は自分の内に向けて探す行為があくまでも問題を早く解決するためのものであって、無条件に行ったのではなかったことに気づいた。
同時に、彼は同僚に対する憎しみが実に根深いものであることにも気づいた。それ以外にも、自分を評価してくれない上司に対する怨恨、同僚から貶されたときの怒り、他の同僚が上司からより多くの評価を得たことに対する嫉妬などがあったという。これらの常人の執着が絡み合っていたため、取り除くのが容易ではなく、修煉を通じて自分を向上させるしかないと彼は思った。
そこで、アリーフさんは学法を強化すべきだと認識し、発正念の際はこうした執着を取り除くという一念を加えた。同時に、彼は仕事の質を高めることに最善を尽くし、もっとまじめに仕事を取り組むことにした。徐々に、彼は心が軽くなり、何の負担もなくなったと感じたという。
数カ月後のある日、その同僚が仕事のことで相談しに来たとき、アリーフは彼の態度が変わったことに気づき、さらに驚いたことに、その同僚からどうすれば冷静さを保ち、忍耐強くなれるかと尋ねられた。アリーフさんは彼に法輪大法のことを教えた。同僚は熱心に耳を傾け、感動した様子で、自らアリーフさんに自分の過ちを認めた。
上司の態度も変わった。年末の人事考課で、上司はアリーフさんを高く評価し、昇給させた。
新聞配達の中で修煉する
修煉前のサンティさんは急性の偏頭痛、めまい、潰瘍に悩まされていた。2003年に大法を修煉し始めてから、わずか数カ月ですべての病気が奇跡的に消えた。2006年、彼女は『大紀元時報』の配達チームに加わり、今日に至っている。
当初、サンティさんはインドネシアの中国系商店に新聞を配布し、その後政府機関にも配った。その過程で、彼女は多くの困難を乗り越え、姉から「お金を払って他人に配ってもらえればいいのに」と揶揄されたこともある。サンティさんはその言葉に動じず、「この新聞は真実を報道し、善良さと美徳を発揚するものだ」と思い、配達し続けた。
徐々に、新聞を通じて大法が迫害されている実態を知った一般市民も、市場や寺院、中華料理店などへの新聞配達に協力する意向を示すようになった。
インドネシアで影響力を持つある僧侶が、ある居士にこう話したことがあるそうだ。「この新聞は真実を語っている。これを配れば福報を得るのだ」。この僧侶は10年以上、大紀元新聞を寺院や地元の仏教界に配布しており、他の僧侶にもこの新聞を読むよう勧めてきた。
ある中華料理店のオーナーは大紀元新聞を読むのが好きで、店にも置いているという。配布しきれなかったとき、彼女は最新号と古いものを合わせて、配布し終えるようにしているそうだ。
師父の最近の経文『険悪を遠ざけよう』を読んでから、サンティさんは新聞を配る過程が「真・善・忍」に同化する、慈悲なる師父が与えて下さった心性を向上させる機会であることに気づいたという。
真相を伝える中で心性を向上させる
インドネシア出身の玉麗さんは2023年からメキシコで働くようになった。昨年、彼女は地元の中国領事館前で行われた「7.20」追悼イベントに参加した。
協調人は彼女に、ビラを配りながら通行人に真相を伝えるよう指示した。最初、彼女はビラを配るだけで、中国での迫害についてまったく話さなかった。それを見た年配の同修も、彼女に真相を伝えるよう求めた。玉麗さんは自分のスペイン語が流暢ではないと説明したが、それでも同修は彼女に口をあけて話すよう求めた。少し苛立った玉麗さんはビラを配り続けて、やはり真相を伝えなかった。同修もずっとそばで口を開けて話すよう催促した。
玉麗さんはついに通行人に話しかけた。思いもよらず、その通行人は英語が話せる人で、玉麗さんから真相を聞いた後、中共による学習者への迫害を非常に憂慮し、中共政権によるネット封鎖のため、自分の息子の友人(中国人)が一部のSNSアプリの利用を制限されていると話した。また、彼は学習者の平和的な反迫害の努力に支持し、賞賛を表明した。
玉麗さんは、この出来事は偶然ではなく、師父が同修の口を借りて、彼女に恐れる心を取り除き、真相を伝えるよう励まされたと認識した。
独りでの修煉から煉功点の設置へ
ビジネスウーマンのエニさんは、2020年のコロナ禍の中で法輪大法と出会った。所在都市では彼女は唯一の学習者であったため、近隣都市の煉功点に参加しようとしたところ、中共ウイルス(武漢肺炎)の流行で行けず、オンライン学習クラスを通じてさまざまな都市にいる学習者と知り合った。同修の修煉体験を聞き、彼女は法を学び、内に向けて探すことの重要性を理解し、発正念の方法も学んだ。
絶えず学法する中、エニさんの心性も徐々に向上した。彼女は自分の助手2人が頻繁に商品を盗んでいることに気づき、2人を解雇したが、警察には通報しなかった。エニさんは、物的損失が因果応報の一種の現れであると理解したからだ。
以前、エニさんは政治情勢やゴシップについて他のビジネスマンとおしゃべりするのが好きだった。口を修める重要性について認識してから、彼女は空いた時間に学法することにした。
また、修煉者には人々に真相を伝える責任があると分かった彼女は、自分の住む町で煉功点を設けたが、あまり効果がないと感じ、一旦閉鎖にした。昨年、初めてインドネシアの修煉経験交流会に参加した時、彼女は他の同修から刺激を受け、再び煉功点を開くことを決意し、現在に至っている。
法会は当日午後4時ごろに終了した。学習者一同は会場で師父の誕生日を祝った。