河北滄州の法輪功学習者4人 上訴するも不当に原判決維持
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 【明慧日本2024年7月14日】河北省滄州市の法輪功学習者・劉在雲さん、侯樹元さん、蘇春風さん、胡秀梅さんの4人は4月17日、運河区裁判所によって不当な判決を受けた。雲さんと侯樹元さんは懲役3年、罰金1万元(約20万円)、蘇春風さんと胡秀梅さんは懲役2年6カ月、罰金5千元(約10万円)の不当判決を受けた。これに対し、学習者本人や代理弁護士は滄州市中級裁判所に上訴した。しかし6月27日、滄州市中級裁判所は何の法的根拠もないままに、上述の原判決維持となった。

 以下は、4人の善良な人が連行され、不当に起訴された過程である。

 2022年1月11日の夜、4人は新華区鄧家屯村西口で、現地の国内安全保衛部門(国保)の警官らに尾行され、連行された。1月16日の午後、侯さんは滄州市留置場に拘束され、迫害を受けた。1月18日の午後には、劉さんと胡さんも滄州市留置場に拘束された。蘇さんは身体的な理由で、1月14日に「裁判待ち」として一時解放されて帰宅した。

 同年4月上旬、国保の警官は証拠を捏造して4人を新華区検察院に起訴し、5月14日に運河区検察院に移送した。

 同年6月20日、学習者が雇った弁護士が検察官に電話をかけて状況を尋ねた。検察官は、案件の書類が「補充捜査」のために新華区分局国保大隊に返送されたと述べた。

 案件の書類が公安局に返送された後、新華区支局と南大街派出所の警官らは、引き続きいわゆる「証拠」をでっち上げ、密かに学習者2人の電動自転車に位置情報および盗聴装置を取り付け、侯さんと劉さんの家族、蘇さんや侯さんの同僚、そして市場の商人たちに嫌がらせをした。

 2022年7月13日、学習者が雇った2名の人権擁護弁護士は、学習者が連行され迫害された事実に基づいて法律意見書を作成し、新華支局、新華検察院、運河区検察院、陳情処申訴控告部に提出した。意見書では、当局が冤罪事件を作り出していることを指摘し、法に基づいて是正し、当事者の無罪釈放を求めた。

 2022年10月26日、運河区検察院の検察官は、劉さんたち4人の法輪功学習者を起訴するための資料を運河区裁判所に提出した。

 2023年7月12日の朝、裁判待ちだった蘇さんは自宅で再び連行された。7月13日、3回の身体検査を経て不合格だったが、警官らに無理やり留置場に送られ、収容された。

 2023年12月21日の朝9時、4名の学習者は不当に裁判を受けた。開廷中、運河区検察院の検察官は公安局が提供した証拠に欠点があることを自ら認めた。主審裁判官も密かに弁護士に、法輪功学習者を裁く法的根拠がないと語ったという。弁護士と当事者も、その場で理にかなった弁護と自己弁護を行った。

 しかし、今年4月17日、4人は運河区裁判所によって不当な判決を受けた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/7/8/479459.html)
 
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